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ブラインドドールに出会ってしまった自制心のないぬるオタの末路

かつて、お人形趣味に手を出したばかりのころ。
私は『少数の子を厳選してお迎えし、大切に一緒に過ごしていく』つもりでいました。

しかし……。
初めてチピィちゃんの手を取ってから2年も経たない今。
我が家の1/12級ドールの総数は20名を超えています!
同サイズの女の子型プラモデルも含めればもっともっと増える。

一体なぜこんなことになってしまったのか?
もちろん、私の自制心並びに財布のヒモがゆるいことが最大の要因ではあるのですが……。
その辺が一層ゆるまったきっかけとして『ブラインドドール』との出会いがあります。


ブラインドドールは仲間を呼ぶ

そもそも、私が当初(わずか数ヶ月)なぜ少数精鋭を念頭に置いていたのか。
個々のドールへの愛とか誠意とか濃厚な思い出とか……そういうものを少しずつ織り上げていくライフスタイルを尊いものと感じた(※自分にできるとは言っていない)という側面もありますが……。
単純に『ドールが高額商品だから』という事実も大きな要因となってしまっていました。
1/12ドールでも、私が調べた限りでは一万円前後が最低ライン(ねんどろいどどーるあたりにはもう少しだけ安い子も居る)。
そんな子を、際限なく、可愛いと思った子を片っ端からお迎えなんて……富豪でもない一般人にはできるでしょうか?

私は扶養するべき家族がおらず、全ての金を自分のために使っています。
そういう前提もあり、私に限っては『所持金がないから現世ルール的に買えない』という状況では正直なかったのですが……それでも、お支払いという決断に至るにあたり慎重にならざるを得ない、怖気付く値段です。

……と思っていたのですが。
Twitterの川を流れていく情報の一葉を辿るうちに、気付いてしまったのです。
ブラインドドールに!

ブラインドドールはその名の通り『何が当たるかお楽しみ』形式のドールなのですが、お値段が大体3000円台~5000円台。購入ルートによってはさらに安くお迎えすることも可能なようです。
ブラインドでない子一名あたりの予算で2~3人お迎え可能。なんとオリジナルの衣装フルセットつき!
大多数のブラインドドールは中国発の企画であるようですが、国産メーカーさんやディーラーさんの製品ならば衣装一式のお代にも満たないであろう金額でオリジナリティあるお人形さんをお迎えできる。

い、いいの……これ? 資本主義の何かが崩壊してない??

元々気になってはいたけど大都会新潟では実物に巡り合えず。
そんな中、観光に赴いた岡山で思いがけずファーストコンタクトを果たしました。

この広告にホイホイされて……(※旅の目的自体は倉敷とかお城とか神社とか)

ふらりと入った岡山イオンには『ホビーゾーン』という初遭遇のテナントが入っていました。
そこにででーんと山積みになっているブラインドドール!
デフォルメ具合がツボな『NAGI獣仔(アニマルキッズ)』シリーズの子を二人、お土産として連れ帰りました。
これが今年4月のこと。

ホテルでの初写真(左のチピィ先輩はブラインドではない)

で、今年6月。
新潟市民・周辺民の約束の地である亀ジャ(亀田のジャスコ)(イオンモール新潟亀田インター)にもそのホビーゾーンがオープンしたのでさぁ大変。
自力運転で巡回できる範囲にブラインドドールの湧きドコロができてしまった……ってコト!?
これにより無事に歯止めが効かなくなり、ドールの『仲間を呼ぶ』コマンドがフィーバータイムに突入しました。
加えて、この夏は2回首都圏に寄る用事があったのですが、ブラインドドールが狩れそうな店を巡って地元には置かれていないシリーズもゲット。

うさ耳はいくらいても足りない
お花とのシナジーも良き
童話の世界からいらっしゃいました?

余談ですが、この時購入したシリーズはその後1~2か月ほど経ったころから例の新潟ホビーゾーンでも見かけるようになりました。
秋葉原の専門店と地方ホビーゾーンにはそれくらい流通のタイムラグがあるようです。

新潟駅前のヨドバシカメラや新潟市西区のホビーロード(プラモデルに力を入れているホビーショップ)でもブラインドドールを見掛けたことがありますが、店頭にあったのは1~2種類でした。やはり新潟の実店舗でブラインドドールをキメるなら亀田イオンのホビーゾーンが強そうです。

ブラインドドールには財力でもってランダム性を排除する手段があります。そう! 箱買い、大人買いですね。
箱買いすれば通常ラインナップはほぼコンプリート可能。
さらに、恐らく初回予約限定ですが『ALLIN』というセットもありまして、こちらは通常種に加えごく低確率で紛れているシークレットの子を確定入手できます。

このALLINセットがヤバいのは『初回予約特典』バフがつく製品があることです。
ブラインドドールはクラウドファンディング方式で企画が打ち出されることがあります。この形式を摂る製品は、大抵支援額が増えるにつれて購入者特典も増えていきます。
顔パーツ、素体、衣装……。中にはドール丸ごと一体(通常ラインナップの色違いだったりする)無料でついてくるモノもあります。
そうなると、7名分のお値段で9名お迎えできるというような異常事態が起こり得るのです。

いや、本当に経済の何かは大丈夫なの??

推測……というか思い付きですが、このお値段を大丈夫にしている理由は『ブラインド製品である』ことにあるのでしょうね。
複数買い、並びに箱買いを促す力学が働くから。

ドールガチャを楽しめる精神とは?

ブラインド商法は版権キャラクターグッズ界隈において常に物議の火種です。
ブラインドドールも『衣装込みフルセットドール』としては異常な安さですが、ガチャとして考えるととてつもなく高額。

ブラインドドールをブラインド製品、一種のガチャとして少数購入する場合、そのガチャっぷりを愉しむためには『ラインナップされたキャラクターの『欲しさ』の落差が大きくないこと』が必要なのかなと感じます。
つまり、どの子が来ても当たり! と思えること。

人にはそれぞれ好み、『癖』があるので「この子が一番好み」「この子が来てくれると嬉しい」と感じること……欲しさに強弱が生まれるのは普通です。
そうであっても、本命ではない子が入っていた時に『ハズレ』ではなく「これはこれで……」と思えるなら、その製品のブラインド性を楽しめる余地があると思います。
許容範囲……というかキュンとできる範囲が大きい、熱量の照準ががっちり絞られた精神状態ではない、とでも言うのか。
加えて、購入するあなたにとって大きな痛手となる出費ではない、という大前提も必要となるでしょうが……。

私は元々推しができにくい体質です。ブラインドドール界隈であっても、絶対にこの子! この子以外はいらない!! という気持ちにはなりません。
この子が一番好みだな、とはいえこの子も可愛いな、なら他の子が嫌かというとそんなことは決してなく……という心の動きになりがちです。
どの子を引いても、そこで巡り合った事実そのものが愛着の種になっていってくれます。
購入自体がご縁を測るおみくじのようなものに思えて、その不確かさが私にとってはエンタメの一部になり得ます。

あなたはALLINしたくな~る……

さて、ブラインドドールにはALLIN(全ラインナップ確定入手)という購入方法があると述べました。
かくいう私も、実は二製品のALLINを予約済みです……。
造物の心』『異象重構』というシリーズです。

ここで自分に問いかけてみました。
なぜ私はこの子らのALLINをキメようと思ったのか?

私はいくつかのブラインドドールシリーズに手を出しました。
『NAGI獣仔』『MINTY』『月飛び時間』『LULUYA交響詩』『ボニーバニー気象星語』『シチリアの追憶』……。
大抵が一箱購入、ごく一部が二箱購入、あとは中古ショップにてブラインドでなくなっていた子を狙い撃って追加お迎えなど。
未発売だと『キノコちゃん』も一箱予約済み。

まず、私がお迎えを敢行するほど惹かれるブラインドドールは大部分が『ケモミミ』です。
ケモミミではない子でも羽とかの人外要素がついている。
これは私が、ドールが『幻想存在であること』に加点を見出す嗜好をしているためです。
単なるケモ耳ナーでは? と思われるかもしれませんが、ケモミミであること、がフェチポイントではないんですよ。
『現世のヒトではない(でも萌え的に理想化されたヒトでもある)』ことが要なんです。

極論、ドールなんてみんな可愛いんですよ。
しかし、少しでも可愛いと感じた子を片っ端からお迎えしていたら財布も部屋のスペースも耐えきれません。
可愛いだらけの中から、実際にお迎えに踏み切る子を見繕うとき……。
『現実の街でも出会えそうなお洒落服を纏う人間』と『非現実的、幻想的、装飾過多な衣装を纏うケモミミっ子』なら後者に惹かれるという性質なわけです。

で、『幻想の方向性がシリーズ内でばらけていて』『モチーフが珍しいものが多めで』『逃したくない! と思うほど惹かれる子が複数居る』
に当てはまるとALLINの誘惑に屈します。

その上で、シークレットの子が欲しい! という状態になってしまうともう我慢できません。

ネットを観測していると、ブラインドドールの特性として、安価なこともあり『カスタマイズに踏み出すハードルが低い』というのもあるのかなと感じています。
しかし私はお迎えした子たちに一切手を加えていません。
最初から愛らしい彼らに手を加えることで、取り返しがつかなくなる、約束された美しさを棄損するのが怖いので。
初回限定特典ののっぺらパーツが手に入ったら、気力の余裕次第では何かするかもしれませんが……。

ブラインドドール、というかガチャにかこつけてもう少し語りたいことがあるのですが、そこまで書くと記事の色合いがぶれるので別記事を立てようと思います。
ALLIN×2の子たちの居場所……どうしようかなぁ……。

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