中二病だけど黒歴史じゃない!あややの創作シリーズ・概要まとめ。
私はこのnoteにおいても再三「一次創作サイトを持っていた」「こういう創作話を考えていた」と言及してきました。
今回は「具体的にどんな設定を考えていたのか」について、概要のみですがまとめていきます。
正直、noteに集う層の関心を得にくい話題だろうな……とは思います。実際、この記事で語っていく作品のnoteにおける再掲載&新作掲載は今のところ考えていません(例外あり。作品の空気感次第)。
でも、私の人生の大切な一部です。もしかしたらnoteだからこそ届く同趣味の方がいらっしゃるかもしれないので、ここで開示しておきます。
何より、自創作情報の集積場だった携帯サイトが消滅してしまったので……。
一次創作のみならず、オリジナルキャラクターを主役に据えた二次創作にも言及しますのでご留意ください。
それではファンタジー……というか中二病、混沌を望むお方、他人の創作設定を覗くのが好きなお方、何でも許せるお方などなどはこの先へどうぞ。
①現代ファンタジー『フェアリーテイル・クロニクル/フェアリーテイル・ダイアリー』
その世界の名は地球。
誰もが魔法を使え、エルフやドワーフ、人魚など多様な人類が街で働き、ドラゴンやユニコーンが保護され、アトランティスやムーが国際社会に名を連ねる世界。
この『地球』は世界を構成する形而上的要素が奇跡的に噛み合ったことにより成立、存続していたが、いつからかその均衡は歪み始めていた。
その歪みを察知した四大元素の精霊たちは、世界存続のために己が拠り所とするに相応しい素質を持つ人類に働きかけることを決めた。
四大精霊が各々『使徒』を選出し、形而下の領域に現れた歪みの影響を使徒に排除させる計画であった。
そしてある日、四大精霊が仕掛けた偶然による選定の場に、使徒たるべき資質を持った四名が足を踏み入れた。
21世紀初頭のアトランティス王都にてその刹那のみ出会った、一人の現地民と三人の旅行者。
彼ら四名が精霊と共に過ごす、世界の秘密を辿る日記帳。
自創作のマザーシップ的タイトルその1。以前存在した一次創作携帯サイトのメイン作品として据えていたシリーズです。
……とはいえ、本編に当たるものは序章一話しか書き切ることがありませんでした。
あらすじで触れている四人(全員がいわゆる亜人とされる種族で、住む国からして別々)が別個に日常生活を送る中でそれぞれ出会った不思議事件! を書いていきたいと意気込んでいたのですが、その『不思議事件』の内容が思い浮かばず。ただふわふわした周辺設定を積み上げていくだけのコンテンツとなっていました。
タイトルは当初から『フェアリーテイル・クロニクル』としていました。
しかし、その後に同名の小説が商業書籍に登場。とはいえ、私の創作小説はリア友さんの他ほんのわずかしか認知されていないわけですし、特に改題の必要なし、と考えていました。
でも……タイトルに偽りありになっちゃってるな、とは気付いたんですよね。現代舞台で、全くクロニクル(年代記)ではない。
一応、当初はこの世界の歴史にあたる部分(主にアトランティス王国やムー王国のこれまでの歴史とか)も書きたいなぁと思っていたし、実際断片的・不完全ですが書いてもいます。
だけれど……メインとなるのは現代社会、現代文明での日常話です。だったらむしろ日記じゃない? と感じて考案したのが『フェアリーテイル・ダイアリー』という改題案。現代本編を『ダイアリー』、この世界観における過去の時代の話を『クロニクル』と称するといいかな、と思いまして。
②現代×異世界往来ファンタジー『CROSS OVER』
幼馴染と共に冒険者業を営む、文学を愛する若き剣士。
冒険の旅を続けていた彼はある時唐突に異世界に召喚される。
異様な街並み、突き刺さる冷たい視線。
異界の名は『東京』。
彼は東京を彷徨う中、道端で歌う娘――ストリートミュージシャンに出会う。
彼女こそ、彼が憧れた『お伽噺の中の歌姫』その人であった。
更に彼は、自分と仲間たちの冒険の旅が『少年漫画』『アニメ』として中継されていることを知る――。
“全ての空想は、どこかにおける現実”
その身に抱く虚無の力により、少年漫画の題材に、そしてある計画の要として選ばれた冒険者。
いずれ歌姫に至る、今はまだ何物でもない夢追い人のミュージシャン。
そして彼らを導き、異界への道を繋ぐ、太陽神の依り代として悠久の時を生きる娘。
彼らは日常を紡ぎ続ける。しかしその狭間で、誰にも言えない、どこの物語にもならない、世界を修正する旅路をも同時に歩むことになったのであった。
自創作のマザーシップ的タイトルその2。かつて同人誌即売会で本編の冒頭のみ頒布し、その後pixivにも掲載しました。
現代世界と、よくあるファンタジー世界、その他多数の異世界を行きつ戻りつする話です。
ここで言う異世界とは『何らかの作品の世界』でもあります。少年漫画、SFロボバトルアニメ、BL小説、刑事物推理小説、学園青春ギャルゲー……。
しかし、この作品において『物語の世界は元々、人間の創作活動とは無関係に実在している』ものなのです。人間の想像力が支えるものではなく。
異世界の出来事を空想という形で『受信』し、創作物として出力されたものが世に流通する作品。絶対的な上位世界は存在せず、現代地球(に表面上は近い世界)も創作と被創作の相互関係の中に組み込まれている。メイン二人もお互いがそれぞれ『好きな物語の主人公』なわけです。
この①と②は発案当初同じ作品でした。とにかく色んな世界、色んな境遇の人物が一つの世界に集まってなし崩しにシェアハウス生活を……というノリだったんです。
しかし、エピソードや物語の流れが全然浮かばず、ただキャラを配置するだけの場になっていました。そこで一旦元の設定を破棄し、二つの系統に分裂させたんですね。この『分裂前』の時点で作ったキャラの一部が②の作品に吸収されたのですが、分裂前から居たキャラは②の一部になっても結構独立性のあるエピソードを保っています。
妖精郷に連れ去られた宇宙人を救うべく、その相棒の宇宙人が地球の魔術を学ぶ話とか……『作品世界の住人』ではなく、基準世界(地球)に紐づいた霊界所属だったりとか……。
その中でも独立度が高くなり、②との関連性を破却したわけではないものの独立したシリーズ群と見做せそうな状態になっているのが次に述べる③の作品です。
③あるいは②´アンドロイドと妖怪の未来の日常『リビングドール・セミナー』
24世紀初頭。アンドロイドが人類社会の秩序に組み込まれてから更に世代を経た今、アンドロイドは家庭で、職場で、社会で人類を支えていた。
ある日、奇妙な通信を受け取った三体のアンドロイドが古い社に赴く。
アナログ絵画制作に傾倒する建築用機体。
替えの効かない愛を求める風俗店従事機体。
そして何事もなく日々を過ごす、愛された家庭用機体。
三体を呼び出したのは永い時を経て妖気を纏った市松人形。彼女はアンドロイドたちに「人形の後輩に妖術を伝える」と言い渡す。
時を経てヒトの想いを受けた人形には魂が、妖力が宿る。
地域で活動するアンドロイドの中でも『付喪神化』が進んでおり、なおかつ妖力を得る兆しを見せた三体を『呪いの人形』が見出したのだ。
これまで認知していた物質世界の領域に加え、霊なるものの世界を認識できるようになってしまった三体。変わりなく定められた仕事をこなす傍ら、異なる彩りの日常を送ることになる。
しかし徐々に非物質領域のうねりは増し、やがて時空すら超える事件に巻き込まれていく。
その波は『家庭用』が幼少期から見守ってきた主人たる女性をさらおうとしていた。
他二体と異なり『外れ値』の予兆がない、家庭用の彼が選ばれた意味。
君を守るためだけに――。
未来の世界、心を持ったロボットものです。でも作品設定の核になるのはAIとかシンギュラリティとかのロボットSF的ニュアンスではなく『付喪神』。アンドロイドを人形の一種と見立てたオカルト仕立ての作品です。
付喪神に限らず色々な妖怪とか幽霊とかも現れますが『アンドロイドという物品であるからこそできる交流、解る心境』にフォーカスしていくのが目標です。メインキャラ以外のアンドロイドもちょくちょく関わります。
最初は『時間系SF』として考えており、早々にマスターが別時代に失踪する流れを想定していました。時空を超えて主人を探す物語にしようかと。でもダイナミックで整合性のある歴史イベントが思いつかないのと、アンドロイドと人間の友情や日常を書きたい気持ち、ロボットのいる未来社会だからこそのオカルトを書きたい気持ち……などなどが合わさって、時空漂流イベントを先延ばし、あるいは阻止対象とする方向性にしようかと。他の作品も全部そうですが、発案から二十年近く経ってもプロットがふわふわし続けています。
このnoteにて例外的に公開している小説『黒煙のあだしよ』はこの作品から派生しました。先にこのアンドロイドと付喪神の構想があり、根底の世界観をそのままに時代を近現代にスライドして構築したのが『黒煙のあだしよ』です。なので実はこの作品に出てくる霊や付喪神も(三百年以上経てもなお)このアンドロイド話の舞台に居ます。あくまで『実は街に色々いる人外の住民』の一員、というサブキャラとしての立ち位置ですが。
さて、ここまでの話は一次創作。ポセイドン、天照大神などの既存の神格の概念を一部お借りしてはいるのですが、直接的な、現代エンタメ作品としての原作はありません。
次に語るのは二次創作の領分です。それも、原作で物語を紡ぐキャラクターたちは核心には関わってこない、いわゆる『二次創作オリキャラ』『二次オリ主』の話。
それだけでも人を選ぶでしょうに、更に無数の原作がクロスオーバーしている状態です。
そういうのは得意ではない、という方はここで読むのを終えるかこの部分を飛ばすかしていただければと思います。ここまでお読みくださりありがとうございました。
④多重クロスオーバー・オリキャラ二次創作『夢現郷の扉と万界の鍵の抱き手』
時は21世紀初頭。とある田舎町からポケモンリーグ優勝を目指して旅に出た少女がいた。
彼女は旅立って早々『動いて喋る人形』『異星人を称するカエル状生命体』に立て続けに遭遇する。
彼らの魔法の力、並びに超技術を目にして『物語のような冒険の予感』に少女は目を輝かせる。秘密裏に彼らと連れ立って彼女は旅を続けた。
少女自身も、そしてこの世の他の誰も知る由もなかったが、少女には『ランダムに異世界の住人を引き寄せ、また周囲の生命を異世界に飛ばす』特質が備わっていたのだ。
かつて何者かが多重世界に通底する理の中に編み込んだヨグ・ソトースの権能の一端。それを生命に宿して生まれる、全ての次元を見渡しても同時期にただ一人しか生まれ得ない存在――当代の『万界の鍵の抱き手』が彼女であった。
彼女はこれまで無自覚にこの世界に招き入れてきた『異世界からの来訪者』に旅先で幾度も遭遇する。そして、彼女の『鍵』を狙う非現実世界からの侵略者とも。
一方、少女と同時期に旅立った幼馴染兼ライバルの少年は『悪魔』と出会い、その魂の出自が引き寄せる争いに巻き込まれていく。
やがて真の意味で『世界の鍵』を手にすることになる少女と、数多の世界にまつわる顛末記。
ポケモン世界をベースに『ローゼンメイデン』『ケロロ軍曹』その他たっくさんの原作が濃淡あれどわちゃわちゃと関わってくる話です。この話が成立したのは2006~2007年頃なので、その頃に連載・放映していたり、私が個人的にその時期に知った作品の関与が多めです。実は先述した②の世界ともある点で繋がりがある。クトゥルフ神話的存在のみならずソロモン72柱や大天使とかも一部関わってくる。
このシリーズはどんどん増設されていっており、
・ポケモン世界編と同時進行して後に合流する『サモンナイト世界編』
・前日譚にあたる『おジャ魔女どれみ』『ジョジョの奇妙な冒険』をベースに更に複数作が関与する『18世紀編』
・未来において万界の鍵の抱き手として生まれた魔女が主人公の『22世紀ハリポタ世界編』、ホグワーツに様々な世界からの迷子とかエージェントとかが集まってくる話。
・更に未来、『十二国記』における蓬莱・崑崙にあたる次元が『ARIA』世界――をベースに多数の世界観(REBORNとか戯言シリーズとか黒執事とかヘタリアとか東方Projectとか並行世界としてのガンダム00とか)がとにかく薄くカオスに混ざり合った『最大公約数』の世界にすり替わっていた『24世紀編』、万界の鍵は直接的には関与しないものの過去編の出来事が影響したり長命種キャラが続投したりする。オリジナルボーカロイドとか。
と、やりたい放題です。この一連の流れにはあんまり関わってこない(切り分けてはいない)二次創作オリキャラたちの話もそれはそれであったりする。
このシリーズが生まれる切っ掛けはクトゥルフ神話を知ったことにあります。ちょうどその頃オリトレ(オリジナルポケモントレーナー)とかオリケロ(オリジナルケロン人)などの二次創作オリキャラの概念を知り(pixivにも色々それ系の交流企画がありました)いいなぁ楽しそうだなぁ、と他の方の二次創作を見て楽しんでいました。TRPGを知ったのも確かこの頃か少し前。そんな時に以下の文章を目にして触発され、脳内で色々な世界観を結び付けるこじつけ設定が生まれてしまったのです。
ヨグ・ソトホートはそれ自体が異界への扉であり、ヨグ・ソトホートと接触するということは、そのまま別の宇宙へ行くことなのだ。その誘惑に惹かれる者は後を絶たないらしい。例えその先が地獄や永遠の虚無の空間であっても……。
この本をこのタイミングで読んでいなければ、上記の設定は生まれていなかったかもしれません。
他の誰が否定しても、私だけは私の空想を肯定する
今でもネタが浮かんでくる、できれば本編を練って書きたいと思っている四シリーズをピックアップしましたが、他にも抱えているシリーズ、あるいはキャラ先行で考えて物語が構築できていないシリーズがあります。
・小学生時代から考えている原初の創作、化け猫としての素質を持って生まれた一般飼い猫と近所の動物たちのオカルト動物話
・世界各地から異世界に呼び寄せられた少年少女五人が戦隊、というかプリキュアをする話
・原初の創作とはまた別世界観、だけど総括するストーリーが成立していない『ワタリガラスとハシブトガラスの烏天狗』『ホッキョクギツネの妖狐とフェネックの妖狐のつがい』『龍になりかけている錦鯉』『大悪魔(これもソロモン72柱を想定)の弟子になったギープ(山羊と羊の混血)』などの動物×オカルト存在なオリキャラシリーズ
・魔界の雑誌編集者であるサキュバスと本の精霊が色々な異世界に取材に出かける話(一次創作にも二次創作にも持っていける)
・既存の神話、伝承における神、天使、悪魔等に自分なりのキャラ付けをしたもの
とかですね。
痛々しいですか?
正直、そう思われることも妥当かなと自分では思います。
私は幼少期から嗜好がほとんど変わっていません。人生において新たに出会った物事の良さに目覚めることはあっても、一旦好きになったテイストはずーっと好きなままです。なので二十年も同じシリーズ妄想を継続しています。
成長の過程で、新たな世界を知り、価値観が変わり、結果としてかつて愛でていたものを同じ温度で接することができなくなる。
それは誰にでもあると思います。言うまでもなく、決して悪くも間違ってもいません。たまたま私はそうではないというだけで。
ただね。かつて自分が楽しんだ、愛したものを黒歴史と断じて切り捨て嘲るのは、自虐以外の意図がないとしても私は悲しいなと思うんです。他人の感情や感性にケチをつけることはできないけど、少なくとも私はしたくない。
今、それ(そういう感じのもの)が好きな人が目にしたら傷つくから。そのつもりではなくても、他人が今抱いている感性を嘲ることになってしまうから。そしてかつての自分の楽しかった時間や、楽しいと感じられた感性を否定することに繋がるから。
そもそも私の場合は黒『歴史』じゃないですけどね。現在進行形ですから!
とはいえ公開する場はわきまえていきたいので、私なりのチェックポイントをクリアした例外的存在を除いては、ここで述べた作品の具体例をnoteに掲載していくことはないと思います。
妄想と欲望の原液に近いものや作品に成り切れないネタは、検索除けするほどではないけれど、見に行こうとしなければ見えないところに置いておこうかなぁと。
ここまでの閲覧お疲れ様でした。そしてありがとうございました!
創作系の話以外も色々と書いています。
