見出し画像

隕石の伯父さん (ショートショート)


死にゆく母は告白した。

実は私には兄が何人もいる

母さんは一人娘だろ? おじいちゃんがおばあちゃんに内緒で外で子供をつくっていたってこと?

若いころに精子を無償で提供したらしい…私が死んだら相続で揉めないようにね

そんな

…でしょ、私もあの世で父に会ったら文句を言ってやるわ


母は天に召された。僕は天涯孤独になったが幸い成人している。大丈夫だ。

ところが葬式の夜、自宅の窓から訪問者があった。コツコツと音がするのでカーテンを開けるとUFOがあり、窓ガラスを透過してぼくの部屋に次々と侵入してくる。肌は銀で目は紫色で四つずつあるも全員、亡祖父に似ていた。ざっと二十人ほどいた。

もしかして…

ソウデス、地球人唯一の妹を偲び地球の習慣に従いオソナエを持参しました。地球では貴重品と伺いましたのでドゾ

どう見ても石ころだったが、どこかの研究所の持ち込むと貴重な隕石だといって政府に買い上げられ大金になった。彼らはマタキマスと言っていたが怖い。

いいなと思ったら応援しよう!

ふじたごうらこ ありがとうございます。