木魚感想文 (バレエショートショート)
ブローノバゥナがレッスン場のすみにいて、小さな折り畳みイスの上になにか丸いものをのせていた。どう見ても仏壇用の木魚だ。木魚の下には分厚い座布団がひかれている。
設置が終わると、彼は藍たちに向き直り、クラスレッスンの指導を始めた。
どうするのかしら……まさか……
そのまさかだった。ブローノバゥナはCD音楽の代わりに木魚を叩き始めた。
うそ~っ!!!
藍たちは笑いそうになったが、ブローノバゥナは真面目な顔をしている。
マジだ……いや、仮にも彼はプロで振り付けもする人だし、この場合は黙って踊るべきだろう。となりの舞たちは、まだ笑いをこらえて足を動かしている。でも藍は、彼が難度にあわせて速度を微妙に変えているのに気づくと、木魚のテンポを先読みして踊るようにした。単調な音に見えても、逆に踊りやすい。
ブローノバゥナはレッスン終了後に「ドウデシタカ~」 と聞いた。
藍も舞も皆で「おもしろかったです!」 と感想を述べた。
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たらはかにさまの企画に参加中です。
今週のお題は「木魚感想文」 です。
現実にバレエレッスンに木魚を使用する先生がいらっしゃいます。実際のシーンをどうぞご覧ください。意外性はありますが、音をあわせやすい感じです。
↓ ↓ ↓

カノンバレエアカデミーさまのfacebookに飛べば音も聞けます。
東京都世田谷区にスタジオがあります。いろいろな指導法があるなあと感嘆して拝見しました。
https://www.facebook.com/reel/1504729657318983
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