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おとぎ話診療所 (バレエショートショート)
藍は「眠りの森の美女」のオーロラ姫役になっていた。眠り込んで百年目だが王子がこない。藍はそっと目をあけると、藍と不仲の井伊野が目の前で菓子パンをかじっていた。
藍は失敗はしたくなかった。王女らしい気品を保ちながらゆっくりと自力で起き上がり一人で踊った。
それで正解だったようで、拍手がきた。しかし誰かの声がした。
ダメだ。それだとおとぎ話が成立しない。この舞台は失敗だ
藍は反論した。
「おとぎ話でも変な男が出てくるなら王女が自立して踊りたいです」
すると医師の格好をした人が出てきてパンをかじる井伊野を叱った。
「お前は降板だ。姫には別の人間を処方する」
藍はその医師から処方箋を渡された。そこにはプリンセスオーロラ。115歳。
処方 頓服一回分。
王女に一目ぼれする白馬の王子1名とあった。
そこで再度目が覚めた。それも夢でプロダンサーの王子からキスをされ、パドドゥを踊った。また夢だと思いながら正夢であるようにと願いつつ。
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たらはかにさまの企画に参加中です。
今週のお題は「おとぎ話診療所」 です。
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