思春期ツンデレ娘
夕方、学校の疲れもあってであろう、強烈に機嫌悪い娘。脱いだ服はそのまま。食べたものはそのまま。思春期の典型を再現ドラマにしたらこんな感じ。
感情入れずに連絡を伝達することで己の心を守る私。
「Wi-Fiなんでもっと時間くれないのよ!」
と言われても、
「先程30分と申されましたから。」
脱ぎっぱなし置きっ放し問題に対しては
「ゲームの区切りが良いところで、放置した腕時計とブレスレットなど片付けてくださいね。」
淡々と伝える。
市役所の職員さんになった気持ちで。
背後でごちゃごちゃぶーたれる言葉が聞こえてもハミングでかき消す。
ふんふんふふーん
なんだかんだ言って、寝る前に
「今日はスミスキーやるから」とぶすっとした口調でおっしゃる。
スミスキーとは彼女がニューヨークで買ってきた、日本のスミスキーというキャラのフィギュアみたいなものである。暗いところでかなりしっかり黄緑色に光る。
まず娘が寝る準備完了。
電灯のかさの下にスミスキーを数分置き、蓄光した後に部屋を暗くした状態で、これで遊ぶのだ。
煌々と光るスミスキーを振り回し、簡単な図形やひらがなを描いて何と書いたか当てるとか、投げて遊ぶとか、スミスキーショー、スミスキーごっこなどもする。
ええ、暗闇の中。10分ほど。
あほですか?
そろそろ15歳になる娘に、闇でスミスキー振り回しながら、「スミスキーでぇーす」とか言ってると、「私何やってんだろ?」とふと思う。
まぁいっか
おそらく(ちょっとあほらしくて)リラックス効果があるのだろう。
「おやすみ〜 じゃあねぇ」と私が部屋を出ると、その後眠りに落ちているようである。
寝付けない夜に、スミスキーいかがです?
