【でん子の冒険 3810話SP エジプト旅行記 No. 11 ピラミッドパワー】2026年5月26日 火曜
【でん子の冒険 3810話SP エジプト旅行記 No. 11 ピラミッドパワー】2026年5月26日 火曜
いよいよピラミッドの内部へと潜入しました。
最初は、すれ違うのもやっとのほど狭く、天井の低い急勾配の階段が続きます。ようやく視界が開け、天井が高くそびえる「大回廊」へと辿り着きました。振り返ると、暗がりのなか数珠つなぎになって一歩ずつ上がっていく見学者たちの姿は、まるで聖地を目指す巡礼者の列のようでした。
やがて、茶室の「躙り口(にじりぐち)」を思わせる極めて狭い入口を這うようにしてくぐり抜けると、ついに玄室(王の間)へ。幅約5メートル×奥行約10メートル、高さ約6メートル。一つの空間としては確かに大きいのですが、ピラミッド全体の巨大な山のような容積からすれば、それは一般家庭のマンションの一室ほどのサイズに過ぎません。
このわずかな空間を永遠に守り抜くために、230万個もの巨石が積み上げられたのか――。
そう思うと、4500年前の人々がここに注ぎ込んだ情熱と技術の凄まじさに圧倒されます。ピラミッドの「中心点」に身を置いて受け取ったもの。それは神秘的な謎というよりも、人間の意志が持つ計り知れない「パワー」そのものでした。
