迎賓館赤坂離宮+和風別館
一度なら行ったことがある、という人が多そうな場所。私は二度めか。
細かくも大きくも、いろいろと変わったと思う。とても心地良かった。

見出し画像の本館の中へ行くなら、プラス400円でプレミアム参観ルートへ。
プラス400円どころではない価値がある。
歩く距離が少し増える疲れはあるかもしれないが、素敵な空間にテンション上がって、疲れはきっと帳消し。
優美な曲線と白に包まれる回廊だけでも、私は満たされた。
前庭に面した2階のカーブ。

プレミアムって、いくら追加したんだっけ…?
そんなに払ってないと思うけど…?
そんなことを思いながら楽しんだ。
展覧会カタログのような装丁のガイドブックも、選べばいただける。本館内部は撮影不可。たくさん歩いているうちに、どこがどうだったか記憶ごちゃごちゃになる、国宝の建築内部の写真いっぱい。
他に増える場所は、「東の間」と、「東玄関」「西玄関」とそこにある藤田嗣治さん絵画4点。床の細かくカラフルなモザイクの上を歩いたりもした。

右の袋にセットされていたのをいただけた
@帰宅後の自室
展覧会に行くように、アートな建築を楽しむ。
藤田嗣治さんの大きな絵画たちなど、いろいろ追加される以前とは違うルートを楽しむ。
大人の社会科見学か修学旅行のような面白さもある。
お散歩を楽しむとか、前庭でのカフェタイム、アフタヌーンティーを楽しむプランにしても楽しそうだ。
見どころ、楽しみ方は、人によってきっといろいろ。
藤田嗣治さん絵画は、来月には6点全部が見られるルートに変わるらしい。
刻々と会期が変わるのは展覧会のよう。
アート、建築、緑、花壇、噴水。
噴水も国宝と教わった。

ここまで書いたのは、見出し画像の本館と周囲のお庭の話だが、和風別館とそのお庭のガイドツアーだけでも、歩き疲れる人がいそうな広大な場所。
本館でも和風別館でもないところに、資料展示室もあったり、一度では見終わらないくらいの面白さ。
元気な人でも、きっと座る時間やカフェタイムが欲しくなる。
チケットの種類はいろいろ。気分や興味に合わせて選べる形がスマートだなと思った。今回の私の事前申込は、和風別館のガイドツアーだけだった。
私としては、和風別館はかなりテンション上がる満足度だった。
が、本館を推す人の方が多そうなので、本館を先に。
プレミアムで追加された中では、先にも書いた2階の回廊。
幸せ感いっぱいだった。
優美な曲線の白い空間に、静かに包まれる気分だった。
この日は空いていたので独り占め♪
ほぼ誰も通らなかった。
大きな館内なので人はたくさん見かけた。ガイドブック入りの赤い袋を持ち歩く人もそこそこ見た。が、きっとタイミングが良かったのだろう。
庶民的サイズの家にリサイズするなら。お庭に面しているとはいえ、フツーに廊下でしょう? と言われそうな機能の空間だが、この満足度は高かった。
館内、どこを歩いているのかわからない感じだったが、回廊は2回。東西に分けて楽しめたということだろう。

藤田嗣治さんの大きな絵画たち。大きな空間で見るのでわかりにくいが、それでも大きい。柔らかな色合いと優しい光景が広がっていた。
絵画たちがあったのは、2枚ずつ東玄関と西玄関。その玄関の空間の明るさは、きっと外からも取り込まれていて、心地良い場所だった。
丁寧な床のモザイクの上を歩いたりもした。資料展示室では、床モザイクは大理石と書かれていた。その説明と同じ場所かわからないが。

お金がかかったのも間違いないだろうし、それに応じて細部まで丁寧に作られた結果でもあるだろう本館。
建築を楽しんでいるんだか、アートを観ているんだかわからない場所。
しかも現役で使われている、生きている外交の場。
観る人がどこを興味深く感じるかわからない。いろいろな楽しみ方がある場所。

曇っていた日だが、ときどき晴れ間と明るさ。
和風別館では日が差した。
池に面した庇の下に、水面がきれいに映っていた。

季節が変わると、
また違うきれいさなのだろう
@前庭
和風別館「游心亭」もガイドブックに。見開きページ分だけでも、ガイドツアー中に聴けた解説、写っていない範囲、いろいろな記憶が戻ってくる。
谷口吉郎さん設計の和風別館へのアプローチ、館内見学、その後の、梅たくさんの庭園のガイドツアーを楽しんだ。
飾りがない訳でもないが、豪華に見せるためとか、そんな印象の飾りを感じない。それでも静けさと華やかさが同居したような、明るさと開放感ある和の大空間。おしゃれ過ぎでテンション高く楽しんだ。
ここも外交のための施設。本館とは雰囲気がまるで違っても、和室というには動きやすい機能的な建築でも、丁寧に作られているのは同じ。
使われているうちに、設計当初から変わった光景のお話も出てきたり。当時としてはシンプル過ぎたのか、今ならそんな変更は起きないような?と思ったりしながら、いろんなお話を興味深く聴いた。
建築は、設計を依頼した人と設計した人の意図や予算だけではなく、使われながら変化するアート。
機能的に丁寧に作られていたから、後からの変更も馴染みやすかったのかもしれないな、と思ったりした。
昔の職人技なら、不可能そうなことでもフツーに可能にして、何事もなかったように仕上げられるイメージもあるが。
麻の葉の模様だったか、吉祥柄と思う和柄の照明たちもきれいだった。
機能的で楽に過ごせる気遣いの設計が、和のデザインに溶け込んだおもてなし空間を楽しんだ。
外観や内装だけではなく、風炉先屏風のようなお道具まで、とても丁寧でおしゃれだった。
和風別館は写真を載せて良いのかわからないので載せない。館内は撮影自体が不可だが、外では撮っている。それもまた、私の記憶を支える貴重な記録。

いろんな楽しみ方ができる広大な場所。
新たな扉が開いている。
始まったばかりのプレミアム参観ルートをきっかけに楽しんだ。
ガイドブックの最後には、夜間ライトアップの本館の写真。
「またのお越しをお待ちしております。」と書かれている。
いろんな楽しみ方ができるし、一度しか行ってはいけないなんて決まりはない。
また行っても、別な楽しみがあるだろうなと思う場所。
