決算が大変になるのは、規模よりも「型」がないとき
はじめに
今年の決算は、かなり大変でした(まだ、終わってないけど)。
単純に件数が多かった、ということもあります。
ただ、それだけではなかったように思います。
振り返ってみると、大変だった案件には共通点がありました。
新しい顧客。
新しい論点。
新しい資料の出方。
新しい確認ルート。
つまり、こちら側にもまだ「型」ができていないことです。
今年の決算が大変だった理由
決算業務は、毎年同じように見えて、実際にはかなり多くの判断が積み重なっています。
どの資料を先にもらうか。
どこから確認するか。
前年と何を比較するか。
未収金や未払金をどう拾うか。
誰に、どのタイミングで、何を確認するか。
最後にどの順番でチェックするか。
これらが見えていない案件は、ひとつひとつ確認しながら進める必要があります。
そのため、同じ「決算」という名前でも、負荷はまったく違います。
規模よりも、「型」があるかどうか
一方で、大きな団体でも、何年も関わっているところは意外と早く進みます。
それは、仕事が簡単だからではありません。
資料の出方がわかっている。
確認すべき論点が見えている。
前年との違いを見ればよい場所がわかっている。
誰に何を聞けばよいかも見えている。
つまり、こちら側に「型」があるのです。
決算の大変さは、団体の規模だけで決まるわけではありません。
初年度対応かどうか。
新しい論点があるかどうか。
相手側の経理体制が整っているかどうか。
こちらに前年知識があるかどうか。
その差が、負荷の差になります。
過去の自分が作った型に助けられていた
今年しんどかったことで、逆に気づいたことがあります。
これまで大変ではなかったのは、楽な仕事だったからではありません。
過去の自分が、少しずつ型を作っていたからです。
資料依頼の型。
確認手順の型。
前年比較の型。
相手への聞き方の型。
最後のチェックの型。
それがあったから、毎年の決算を何とか回せていたのだと思います。
そう考えると、過去の自分を少し褒めてもよいのかもしれません。
今年の大変さを、来年の型にする
今年の大変さは、単なる疲労ではなく、新しい型を作るための負荷だったとも言えます。
もちろん、もっと早く準備できたこともあります。
もっと前倒しできた確認もあったと思います。
でも、今年見えたことは来年に活かせます。
新しい顧客ほど、決算期に入る前に資料依頼リストを作る。
新しい論点ほど、早めに確認先を決める。
初年度対応ほど、来年の自分が迷わないように記録を残す。
そうしておけば、今年の大変さは、来年の自分を助ける型になります。
決算は、型を育てる仕事
決算の仕事は、毎年の繰り返しのようでいて、実は少しずつ型を育てていく仕事なのだと思います。
今年の自分は、かなり大変でした。
でも同時に、過去の自分が作った型に助けられていたことにも気づきました。
そこは、少し褒めてもよいのだと思います。
そして来年の自分のために、今年の大変さを、ただの疲れで終わらせず、次の型にしておきたいと思います。
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