春の香りでタイムスリップ🌸桜のおやつのひとりごと
雲間から日差しが覗くと
一瞬にして和らぐ空気に
春を感じる季節になった
四季のうちでいちばん
暖かいという言葉が似合う季節
そんな季節感を感じたくて
午後のおやつは
やっぱり和菓子になる
ここ数年
あんこを使った和菓子に目がない私
子供の頃には無関心だった
私の祖母の気持ちが
今なら手に取るように分かる
宅配の生協で、つい先日
季節の和菓子が目に入り
はじめての桜きんつばを買ってしまう
桜の季節が待ち遠しくて
春の香りを味わいたい
いつも思うのが
厚みのわりに甘すぎず
さっぱりと頂けるのが魅力的
そして、粒々の食べ応えが
粒あん好きにはたまらない
あの食感と満足感
はじめての桜きんつばの
包みを開封すると
あの桜餅の香りが漂う
あぁ…
桜餅も食べたい…
いや…
今日は桜きんつばを愉しもう
桜の香りを嗅ぐと
気持ちが落ち着く不思議な香り
鼻の奥で記憶をたどってみる
そうだ…
シナモンに似た香りが
優しく心を落ち着かせてくれたんだ

桜の香りといえば
桜の葉や花の塩漬けを思い出す
桜の葉には、シナモンと同じ
クマリンという成分が
含まれているからなのか…
葉っぱにも、春の季節に作用する
色んな効能があるに違いない
桜の葉ばかりではなく
柏餅の柏の葉や
ちまきの笹の葉も
ちまきの葉っぱなんてかなり古くて
千年以上も前から使われていたとか
食材の傷みを防ぐ力が
同じようにあるというのだから
そのパワーを初めに知った人の知恵に
私たちも助けられているんだな…
そんな昔の人が、この時代に
タイムスリップして来たとして
今も同じように、葉っぱに巻かれ
同じように愛されてる和菓子を見て
どんな思いを抱くのだろうか…
驚く?いや、もっと…
涙を流しながら
感動して喜ぶに違いない
きっと、私だったらそうなりそう
何度も試しては繰り返し
舌や身体で培われた知見は
悠久の時を経て…
今でも活かされているんだよね
そういえば
きんつばには面白い由来も…
もともとの形は
刀の鍔を模して丸く
「銀鍔」と呼ばれ大阪で生まれのだとか
いっぽう東の江戸では
小麦粉の焦げ目を金色に見立てて
銀よりも、格が高い金として
「きんつば」と呼ばれたらしい
きんつばの由来を知ってしまうと
なんだか…大口でバクバクと
食べるのが憚られるような気持になる
そんな春色の「金鍔」を愛でながら
美味しくいただく春の午後は…
私の脳内が昔の時代に
タイムスリップしては戻ってくる
桜色の時間となった
春の香りで沼りたくなった
桜のおやつのひとりごと🌿
でした
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