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この世で最も美しいマウントとは何か

マウントといっても富士山とかそういうことではなく「俺すげーんだぞ」っていうマウントのことであります。事の発端は友人が「飲み会で親会社の偉い人が無駄にマウントしてきてめんどい。しかも我々の仕事がクレーム処理であり、自慢話の処理の仕方が上手すぎるためそれが仇となり、かえって頻繁に自慢話をされてしまう」という難題から始まったのであります。

クレーム処理は偉大なのです。 
例えばクレーム「マウント富士山って、山とマウントが被ってるやんけ!淀川リバーって川とリバーかぶってるやんけ」をいただいたと致しましょう。

この対応として「淀リバーって言われるよりも、ほとんどの人はヨドガワリバーと連語単位で言われた方が聞き取りやすいので妥当」みたいなのは悪手です。こんなすっごい妥当なことを言うと、クレーマーは自分の思慮の至らなさを晒されて逆に怒ってしまうのです。本当に必要なのは

「いやいや、皮とレバーは別物ですよ」

と、クレーマーを異次元に連れて行って成仏させると同時に自分も消滅するという魔法みたいなテクニック・・・それがクレーム処理であります。高度に発達したクレーム処理は魔法と見分けがつかない。だいたいクレーマーは、暇な爺ちゃんが若い姉ちゃんと無料で喋りたいが9割なのです。そんな暇あったらまじで野菜でも育ててろ。うまいぞプチトマト。水耕栽培とかまじ科学。菜園でサイエンス!!

ここからが本題。
じゃあどうやって親会社のマウントに立ち向かうかを、酔っ払ったいつものメンツで慎重に検討を重ねた結果、

・1.マウントに薄く反応する
・2.実は圧倒的にこっちがもっとすごいことをやってて、逆マウントする

の2つが有効であるとの結論に至りました。
1は評価が下がるリスクが高いのに対し、特に2が有効であると考えられ、さまざまバリエーションが存在します。一例をあげると、

「私の父もライオンズクラブに入っててー、街の掃除やこども園の運営を手伝ったり、所沢球場のファン感謝デーに行ったりします」みたいな異星人トークで、彼らを無次元化するもありですし

「この前、副業でやってる焼き鳥屋にNVIDIAのCEOがきたので、新メニューとして「モツビディア」「ハツビディア」というメニューを追加したの」みたいな、胃次元トークもありかと思います。

しかし我々が最も推したいのは、リアル聖人系トークです。例えば


「この前400万ほど寄付して、ラオスに学校を建てたの」

とかいかがでしょうか。
うおっ、それはすげえ。マザーテレサかよ!

それを言われてしまっては私のような子羊も「クーラーから出る水を、砂漠に運んで緑化する仕事」とかして女の子にモテるしかないと思うのです。目指せ千手観音!!

つまり「砂漠で無駄な水を捌く」ということであります。

お後がよろしいようで。

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