【TRPG】同じシナリオを何度もまわす意義
■はじめに
「ゾンビシティN◎VA」という自作シナリオを、メンバーを変えて何度も遊んでいます。
タイトルからお察しのとおり、アニメ「ゾンビランドサガ」をもとにしたシナリオで、ゾンビとなったアイドルを芸能界へ復帰させるために頑張るシナリオです。
同じシナリオを何度もまわして楽しいのかと言われそうですが、楽しいんです。なぜなら、遊ぶたびにシナリオがよくなっていくからです。
今回は同じシナリオを何度もまわす意義について、お話しします。
■面白いシナリオはすぐにはできない
シナリオ作りとは、たとえるなら、木登りに似ています。
木があって、それに張りついて、上を目指して手足を動かす。
シナリオ作りでいうなら、木に張りつくのが「シナリオが完成した状態」で、上を目指して手足を動かすのが「シナリオを手直ししてよいものにする行為」となります。
「面白いシナリオが作れない」という方の中には、木に張りつく=ひとまずシナリオを完成させることはできても、そこからさらに上を目指す=シナリオを手直しするという行為をしていない方が多いように思います。
小説の推敲と同じで、一度そのシナリオを遊んだら、シナリオを見直し、手直しをします。それをくり返すことでよりよいシナリオになっていきます。
■遊べなくなるが手直しする意義はある
しかし、遊ぶ相手が少ないと、同じシナリオを何度もまわすことができず、手直しも不十分になることがあります。
この場合、最低でも2回、手直しする機会があればいいと思ってもらえれば大丈夫です。
経験則になりますが、3回以上手直ししても、あまり変わらないことが多いからです(もちろん、シナリオに大きな穴が見つかって、4回、5回と手直しすることはありますが)。
では、遊び相手全員がそのシナリオをプレイしてしまい、これ以上遊べない状況になったら、これまでの手直し作業はまったくの無駄になるかというと、そんなことはありません。
新しいシナリオを作るとき、手直ししたときの経験が生きてきます。「前はここで失敗したな」「これはこうした方がいいな」「ちょっとNPCが多すぎるな」などの気づきにつながるからです。シナリオの手直しや同じシナリオを何度もまわすことに無駄なことはひとつもないのです。
■終わりに
もし、シナリオが上手く作れないと思ったら、シナリオを手直しして何度もまわしてみましょう。
そのうちに、上手くやれたセッションが出てくるはずです。そのときは、シナリオの手直しが上手くいったと考えて問題ないでしょう(参加者のプレイングや、自分のマスタリングが上手かったから、ということもありますが)。
文章を推敲するように、手直し、手直し、とにかく手直しをするんだ、と思って、シナリオを作り、まわしてみましょう。きっと、GMとしての技術の上達を感じることができるはずです。
■YouTube「期待値なんてない! -TRPGについて語るチャンネル-」
■TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)
大阪で活動するオフラインのTRPGサークルです。
新規参加者は常に募集中。初回のみ参加費無料。初心者歓迎。
