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インフルエンサー詐欺の手口

人の不幸に付け込んだ 女医療詐欺師の凄腕

この事件は「2009年18歳のことだった」、だから12年前の事件動機ということになる。

脳のがんで余命4か月だと自身のフェイスブックやインスタグラムに書き込んだギブソンは「ヘルシーな食生活やセラピーでがんを克服した」と更なる嘘を重ね、「The Whole Pantry」という著書を出版、同名のアプリまで作成したことでSNSで認知度を上げた。

その過去の記事を読んでいて、なんか似たようなオンナがアメリカにいたなと、想い検索すると「セラノス社創業」という美人社長ホームズがヒットした。

それで思い出したが、その事件も医療を語った悪質な詐欺事件だった。その両者の事件発祥動機を比較してみると、年代は僅かに違うものの、印で押したような類似性があった。

(女だから)といってしまうとハラスメントになるので控えるが、ネットをやっている者の共通項で、その「若い女」に騙されるおじさん族がいるのも、また真実だ。ましてや画像添付で「美人カリスマ」と、ネットで話題になると、コロリとするのは世の常か。ホームズの場合、大統領経験者の知名度も利用するなど、そのしたたかさが際立っていた。 

エリザベス・ホームズ 2003年、19歳でスタンフォード大学中退、セラノス社を創業
ベル・ギブソン 思い立ったのは2009年、18歳 

では、日本には女詐欺師はいないのかといったら、とんでもない話で、伝説の女詐欺師がいた。その名を「尾上 縫」という。

日本中の金融経済人全部が騙された笑ってしまうほどのテクニック

尾上 縫(おのうえ ぬい1930年2月22日 - 2014年頃 死去)は、大阪府大阪市千日前にあった料亭「恵川」の元経営者である。バブル絶頂期の1980年代末、「北浜の天才相場師」と呼ばれ一料亭の女将でありながら数千億円を投機的に運用していた。しかしながら景気の後退とともに資金繰りが悪化、金融機関を巻き込む巨額詐欺事件を引き起こした。※以下ウィキペディア検索による。
奈良県磯城郡多村新口(現・橿原市)の農家の5人兄弟の次女として生まれる。弟の1人は栄養失調で幼児期の内に死去するという極貧家庭だった。母は空海を熱心に崇め、尾上は毎朝般若経を唱えるのを聞いて育った。弟が栄養失調で死去したあたりから母は「狐が降りる」と祝詞や経のような言葉を発していた。母はさらに家事が苦手で、父は尾上が10歳の時に病死。以後、母は株の仲買人をしていた豪農の男の庇護を受けて生活していた。

1944年に高等小学校を卒業後働きはじめ、国鉄の駅員や工場勤務を経験した。やがて給料が不満なことから大阪に出て、デパートや水商売で5年ほど働いたのちに19歳で結婚して一女をもうけたが、25歳で離婚。離婚後にスタンドバーを経営するも上手く行かなかった。

娘を元夫に預け、大阪ミナミのすき焼き店「いろは」で仲居として働くうち、店の客である経済界の有力者の支援で、旅館「三楽」を購入。改装して30代半ばで料亭「恵川」の女将となる。金のある客だけを嗅ぎ分ける選別眼で年配の実業家の座敷に率先して出て支援を募る尾上の努力の賜物であった。バーや1971年に開業した麻雀店、1983年に「恵川」の隣で開業した大衆料理店「大黒や」なども経営し、不動産もいくつか所有した。しかし尾上には経営の才能がなく、経営する店舗はいずれも赤字続きであった。担当した会計事務所の証言によると、一度しか食事に来ない客にも案内状を出したり8000円の料理を食べた客に3000円のライターを贈ったりという、広告宣伝費の浪費などの経費の無駄遣いが目立っていたという。他にも、料亭の建設改装費10億円を業者の言い値で支払った、神社の賽銭に数十万円も使った、水晶玉に8000万円を出したなどと囁かれた。放漫経営によりいつ店が潰れてもおかしくなかったが、店舗の経営資金は強力な「スポンサー」(まったく不明)などによりどこからか調達されていたという。

自身が女将を務める料亭の客らに対して、「占いと神のお告げ」によって株式相場の上昇や競馬の勝ち馬などを見事に言い当てるとして評判となる。そのために料亭は繁盛した。(占いは「大黒や」占いにはガマガエルの石像を使い、ガマのお告げと称していた)。バブル景気前夜の頃までには、それらの予想も神懸かり的なものとなった(特定の銘柄を挙げて株価の見通しを尋ねると、神がかり状態の尾上が「上がるぞよー」とか「まだ早いぞよー」とか答えたという)。多くの証券マンや銀行マンらが尾上に群がるようになり、彼らは「縫の会」と呼ばれた。

金融界のアイドル的存在であった一方で情報交換を極端に嫌い、情報交換を求められるとその会社との取引は即座に停止した。奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)出と経歴詐称していた。占いで得た布施は赤字続きの事業の損失を補填するために使われた。自らも銀行から多額の融資を受けて株式の売買を行うようになった尾上は、バブル絶頂期の1988年には、2270億円を金融機関から借り入れ、400億円近い定期預金を持っていた。また、株取引では48億円の利益を得、1987年から日本興業銀行の割引金融債ワリコーを288億円購入し、55億円の金利を受け取っていた。同時期に興銀はワリコーや同行への預金を担保に尾上に融資を始めるが、これは銀行にとっては焦げ付きのリスクが全くない旨味のある取引で、行内では「マル担融資」と呼ばれ1989年には融資残高は586億円にのぼった。

金融の自由化により銀行間の競争が激しくなり、融資先の開拓に苦慮していた興銀は、個人顧客の資産管理を総合的に手伝う「プライベートバンキング」といった中小企業や個人との取引に力を入れており、尾上に対して不動産投資も勧め、1990年8月には尾上の資産管理を行なう「株式会社オー・エヌ・インターナショナル」を設立した。同年、テレビ番組『なんてったって好奇心』に北浜の女相場師兼料亭女将として出演し、カバン一杯の株券や預金通帳を見せたり神の告げを披露したりした。

しかし、バブル景気に陰りが見えるとたちまち運用が悪化して負債が増加するようになった。1989年の延べ累計額では借入が1兆1975億円、返済が6821億円で、270億円の利息を支払った。1990年末には、2650億円の金融資産を保有していたが、負債も7271億円に膨み、借入金の金利負担は1日あたり1億7173万円にも上っていた。以前から手を染めていた詐欺行為を本格的に始めた尾上は、かねて親交のあった東洋信用金庫支店長らに架空の預金証書を作成させ、それを別の金融機関に持ち込み、担保として差し入れていた株券や金融債と入れ替え、それらを取り戻すなどの手口で犯行を重ねた。

1991年8月初旬に尾上は東洋信金の架空証書の件を興銀の担当者にだけ打ち明けた。興銀は自行の債権33億円を売りぬけて回収している。その直後、同年8月13日に尾上は詐欺罪で逮捕された。7億円の保釈金を用意し、1992年3月に保釈。同年6月、大阪地裁で破産宣告

逮捕の時点までに尾上らは、「ナショナルリース」などノンバンクを含む12の金融機関から3420億円を詐取していた。金融機関からの借入金総額は、のべ2兆7736億円、支払額はのべ2兆3060億円に達しており、拘置所で破産手続きを行った際の負債総額は4300億円で、個人としては日本で史上最高額。

法廷で1987年にワリコーを担保に25億円の借り入れを行ったことについての供述を求められると「特に必要なかったと思うのですが頻繁に客として来てもらったので」と語った。尾上は頼まれると断れない性格であった。また、金融の知識は無きに等しく、当時投資を行う者なら誰でも知っていた公定歩合という単語すら知らなかった。(※今の若輩者2021年だと、それは通用しない 筆者)

裁判で尾上の弁護人は、「尾上に株式の知識が全くなく、周囲に踊らされていただけであり責任能力はない」と主張したが認められず1998年3月、懲役12年の実刑判決を受け、2003年4月、最高裁が尾上の上告を棄却、実刑が確定した。

巨額の融資を行った東洋信金は経営破綻により消滅し、預金保険機構の金銭援助を得て資産(正常債権)は三和銀行に、店舗網は府下の複数の信金へ譲渡された。また、ノンバンク最大の貸し手であるナショナルリースの担当社員が特別背任罪で逮捕されている。同社は不良債権をグループのサービサーへ債権譲渡し、1998年までに親会社の松下電器が未収債権について損失負担する形となり、2001年に松下クレジットとの合併を経て2010年に住信・パナソニックフィナンシャルサービス、さらに2012年に三井住友トラスト・パナソニックファイナンスとなっている。 以下は省略 ウィキペディア


大金女ブロガー詐欺師 ベル・ギブソン 
末期がんと偽り克服本まで出版 嘘を重ね大金を得た女ブロガー(豪)
TechinsightJapan エキサイト ニュース  2017年3月23日 22:00
余命わずかと偽って多くの人の同情を得ただけでなく、その嘘を足掛かりに「ヘルシーな食生活でがんを克服」と本まで出版し更なる嘘を重ね、ソーシャルメディアで知名度を上げた25歳の女ブロガーに、豪メルボルン裁判所がこのほど有罪判決を下した。英紙『Evening Standard』など複数メディアが伝えている。

ベル・ギブソンが自分を偽り世間を騙そうと思い立ったのは2009年、18歳のことだった。脳のがんで余命4か月だと自身のフェイスブックやインスタグラムに書き込んだギブソンは「ヘルシーな食生活やセラピーでがんを克服した」と更なる嘘を重ね、「The Whole Pantry」という著書を出版、同名のアプリまで作成したことでSNSで認知度を上げた。

ギブソンはがんを克服した理由としてインドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」や酸素セラピーを試したり、グルテンやシュガーフリーの健康的で栄養のある食生活に変えたことを挙げていた。しかし、そのどれもが真っ赤な嘘であった。

メディアでも知られるところとなったギブソンが、真の素性を明かされるまでにそう時間はかからなかった。2015年に雑誌のインタビューで、ギブソンは「がんになどなったことはない」と自分の嘘を認めたのだ。

この嘘がきっかけで、昨年6月に「Consumer Affairs Victoria(ヴィクトリア消費者問題)」は、ギブソンと彼女の会社「Inkerman Road Nominees」を民事訴訟に持ち込んだ。これまでにメディアやSNSを通して、ギブソンや彼女の会社は著書の印税やアプリからなど莫大な収益を得ている。その金額は420,000オーストラリアドル(約3,560万円)にも上っており、ギブソンは複数の慈善団体に寄付する旨を公表していた。

しかしほとんどの慈善団体はギブソンからの寄付を得ておらず、わずか10,000オーストラリアドル(約85万円)のみが寄付されただけだった。

自分を病気と偽っただけでなく、慈善団体にも嘘をつき社会を欺いたギブソンは「なぜ寄付しなかったのかと聞かれても答えなんてないわ。答えなければいけないのなら、適当に答えを見つけるしかないわね」と全く反省の色を見せていないという。

今年(2017年)3月15日、メルボルンの連邦裁判所でデビー・モーティマー判事は「誤解を招いた詐欺的行為」としてギブソンに有罪判決を下した。この日出廷しなかったギブソンに対して、判事は「がんと偽り社会を欺いたのは不合理以外の何ものでもないが、被告は自分の健康状態に対して妄想癖があった可能性もある。しかしながら被告を信じていた福祉関係者や情緒不安定な子供たちへの嘘は許し難い」と述べた。

今後、裁判の日が確定されればギブソンには220,000オーストラリアドル(約1,900万円)、そして現在清算手続き中の会社には1,100,000オーストラリアドル(約9,300万円)の罰金支払い命令が下される可能性がある。

画像The Canberra Times Cancer fraud Belle Gibson's home raided | The Canberra Times | Canberra, ACT

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NHKBS世界のドキュメンタリー「バッド・インフルエンサーインスタ詐欺の顛]  2021/8月19日(木) 00:10〜00:55 放送時間 45分
末期がんを健康的な食生活で克服したという20代女性がSNSで大成功を収めるも、その過去に疑惑が浮かび上がる。ネット社会の危うさに切り込むドキュメンタリー。脳腫瘍で余命数か月と宣告されたというベル・ギブソン。化学療法をやめ健康的な食生活と代替療法で病を克服したとSNSで発信し、ウェルネス界のスーパーインフルエンサーとなった。その後アプリやレシピ本を出版し、起業家としても成功するが、ネットユーザーたちによって、彼女のウソに固められた過去が暴かれていく。


関連参考記事

ジョブズになり損ねた女:DNA検査の寵児、エリザベス・ホームズの墜落
称賛と金とを集めたバイオテック スタートアップ、セラノス。

『Vanity Fair』の記者ニック・ビルトンによる徹底的な取材から、若き創業者エリザベス・ホームズは「指先からの血液1滴ですべてがわかる」と謳った血液検査テクノロジーの信頼性について、同社チーフサイエンティストら医療専門家の意見を無視し続けてきたことが判明した。黒のタートルネックと秘密主義とをまとった彼女が築き上げた「アップル神話」の再来は、いま、そのすべてが崩壊を迎えている。

作戦指令室
2015年10月16日金曜日。昼を迎える前に、エリザベス・ホームズはほかに手立てがないことを悟った。もはや、社員への対応は避けられない──。

Theranos(セラノス)は血液検査のスタートアップだ。当時スタンフォード大を中退したばかりの、19歳のホームズが立ち上げた会社だ。その価値は、当時90億ドル(1,000億円超)ともいわれていた。遡ること2日前、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(以下WSJ)は、セラノスが事実上の詐欺を行っていたと指摘する手厳しい記事を発表した。もてはやされている同社のコアテクノロジーには欠陥があり、同社が行うほぼすべての血液検査は競合他社の機器を用いて行われているという内容だった。

一部掲載


それとは違う「殺人事件」の女「木嶋佳苗」がいる。首都圏連続不審死事件、2007年(平成19年)から2009年(平成21年)にかけて発生した連続不審死事件。さいたま地方裁判所における事件番号は「平成21年(わ)第1809号等(詐欺、詐欺未遂、窃盗、殺人)」。婚活(結婚活動)を利用した事件であることから、「婚活殺人事件」、「婚活大量殺人事件」、「婚活連続殺人事件」などとも呼ばれている。

これについては言及しない。というのは、一昨日、ヒマに任せてテレビ映画をみて、思った。いくら娯楽映画といえども、度を越えた演出に辟易したからである。いやそれを作ったときは、そうした時代背景があったのかもしれないが、世界論調の差異というのがあり、今では否定的な立場というのがある。それは今どき珍しい映画のヨーロッパ、イタリア映画のようだった。字幕スーパ―だったので、全部は理解しないが、見当はついた。言葉にするだけでも憎悪するので、それは避ける。

日本映画名作「飢餓海峡」

翻って日本映画「飢餓海峡」水上勉原作、2005年河出書房新社にて発刊。主演、三国連太郎、を観て想いをあらたにした。

監督 内田吐夢(ウチダトム) 
脚本 鈴木尚之
原作 水上勉
製作 大川博
出演者 三國連太郎
左幸子
高倉健
伴淳三郎
音楽 冨田勲

監督の「 内田吐夢」はその時代の有名監督に隠されてしまっているが、超一流の演出家として業界では知れ渡っていた。一覧を観ても豪華キャストで、中でも「伴淳三郎」が異才を放っていた。

映画内容は、昭和22年、青函連絡船・「層雲丸」が転覆して多数の死傷者が出る。翌日から現場で遺体収容に従事した函館警察は、連絡船の乗船名簿と該当しない、身元不明の2遺体を発見する。というプロロークから始まる。もち論白黒映画だが、色があってもなくても遜色ないほどスリリングなドキュメンタリータッチの映画だった。

作家「水上勉」の連載話題作であった。寺の生まれだった水上は、演出で「伴淳三郎」に経を唱えさせたが、さすがの演技だと、嵌っていた隙に、犯人「犬養」が目前眼下の津軽海峡に飛び込む、という土壇場に、観ている方まで慌ててしまうという設定は、さすが一流としての敏腕監督を証明した。

洋画もいいが、それとは捉え方、視点の違った日本映画は、観ていて気分が浄化される、そんなように感じた。

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