10年間無関心だった僕が、自治会役員に手を挙げた理由
今の所に住んで10年。
正直、自治会費は払っていたけど、どんな活動をしているのかわからないし、集まりにも参加したことがなかった。
それはもう 無関心の極み だった。
そんな僕が、来期の自治会役員に立候補した。
きっかけは「解散の危機」という話を聞いたこと。
「解散?自治会って解散するものなの?」
僕の中の意識では、自治会ってなんか知らないけど必ずあって、ほっといても無くなったりはしないものだと思っていたらしい。
そもそも自治会ってどんな存在で、何を目的に誕生したんだろう。
この疑問をきっかけに、僕の中で何かが膨らんでいって、気づいたら手を挙げていた。
集まりに参加してみて感じた現実
参加者は10人程度。
全盛期は、50人くらい参加していたらしいから、かなり少ない。
そこで見えてきたのは、想像以上に厳しい現実だった。
まず、今の自治会の活動がほとんどない。
80歳になったお祝い金、子どもが生まれたお祝い金を出すくらいで、本来あるはずの防犯・防災などの働きはほとんどない。
それに対して、毎年の自治会費が見合っていないという声も上がっていた。
役員は当番制で、みんなやりたがらない。
新しく引っ越してきた人に押し付けられるようなケースもあるらしく、自治会に対してネガティブな印象からスタートしている人も少なくない。
ちなみに、僕もやりたくなかったし、下手に集まりに参加すると、役員になる可能性が上がるきもするから参加しないというサイクルにいた。
そして何より、自治会の良さを知っている世代が高齢化していて、動けない。
80歳や80歳目前の方も多くて、実際、話を聞いてみるとすごくためになる情報や、良いことを教えてくれる。
でも、持病もあり、1年の任期を責任を持って務められるのか?という不安から手を上げにくいそうだ。
自治会などの活動をやるのは嫌いじゃない。
やぶさかではない。
そんなことを話してくれたのは80歳のおじいちゃんだった。
子どもも少ない。
僕は正直、自治会で新年の餅つき大会とか、盆踊りとかをやりたいと思っていた。
息子たちがやったら楽しいだろうなーっというイベントをやるなら自治会にもっと参加しよう!そんな気持ちはあった。
でも、その前段階の
「安心・安全に暮らせる地域を自治すること」
自体活動自体が危うい状況だった。
みんなで話し合って進めたいが、そもそも集まらない。
告知をしても、参加率はひどく低い。
紙をつかって回覧板と一緒にまわしても、本当にちゃんと読んでくれたのかわからない。
出し手側は、受け手側の温度や気持ちを受け取る術を完全に失っていた。
僕自身も、自治会費は払っていたけど、集まりに参加したことはなかったかし、回覧板も流し見で次に回していたのであまり人のことは言えない。
調べてみたら、これは僕の地域だけの問題じゃなかった
この状況、実は日本全国で起きていることらしい。
とある地域では、町内会の加入率が1989年と2024年では20%くらい下がっているみたい。
他の調査では、役員の半数以上が70代で、60代以上を含めると8割。
ほとんどの自治会で「担い手不足」が課題のようだ。
役員の後継者が見つからず、町内会が実際に解散するケースもある。
つまり、僕が感じていることは個人的な印象ではなく、日本の構造的な問題だった。
一方で、皮肉なことに自治会の重要性は逆に高まっているという。
台風や豪雨、地震などの自然災害が頻発していて、行政だけでは対応しきれない。
高齢者の一人暮らしが増えて、見守りの需要も高まっている。
「公助」だけでは限界があり、「共助」の力が必要とされている。
本来必要とされている機能が、形骸化している。
僕の地域の今の自治会長が、行政に相談したところ、
「あーあなた達もですか」
っと、諦めムード全開の回答しかもらえなかったらしい。
これが今の自治会の現実なんだと感じた。
それでも手を挙げた理由
正直、解散希望者も全体の3割くらいになっていて、来期は厳しい1年になりそうだ。
息子たちが安心して、安全に育てる地域。
そんなものを自ら考えて作れるなら、やってみたいと思ったし、やってみるべきなんじゃないか?っと感じたんだ。
めんどくさくないか?と聞かれれば、まぁやっぱりめんどくさい。
頑張っても報酬があるわけでもない話。
でも、こうやって僕のところに流れてきた話だから、何かを学ぶチャンスかもしれない。
息子たちの未来、もちろん僕自身が高齢者になった未来につながるかもしれない。
これはもう、腹決めてがっつり神経通しにいって、今の時代の自治会を創造してみよう!
そんな風に考えたら、単純なことにワクワクし始めた。
80歳や70歳の先輩方から学び、自治会という仕事を、文化を、背景を学ぶ。
今の時代に合った運用の形があるはずだし、自治会の本来もたらす地域への効果は今も必要だと感じている。
紙を中心にギリギリメールがあるレベルから、さっそくLINEグループに進化させることに成功しつつある。
自治会の活動をしていく中で学んだこと、感じたことを、これからも僕なりにここで共有していこうと思う。
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