未来に向けて僕は専門学校を中退した
高校時代の停滞感
高校時代、僕はサッカー部だった。
でも、活気のないサッカー部でサッカーしていると、サッカー自体も楽しくなくなっていた。
なんというか、毎日が同じことの繰り返しで、特に目標もなく、ただ時間が過ぎていく感じ。
なんかワクワク出来ることしたいなーとぼんやり考えてた。
初バイトでの居場所発見
とりあえずバイトでもしてみるかー
バイトは禁止の学校だったが、どうせわからんだろうということで、人生初めてのバイトを探すことにした。
ガソリンスタンドでバイト人生スタート
バイト先は正直なんでもよかった。たまたま駅からの帰り道にあるガソリンスタンドでバイト募集していたので応募してみた。
無事合格。
ドキドキしながらガソリンスタンドのピカピカの制服に袖をとおして、最初は声が枯れるまで発声練習をした。
意外と売れる
当時は給油はセルフではなく、必ず店員が行っていた。
簡単な流れはこんな感じだ。 来店→油種確認→給油→灰皿清掃→窓拭き→おすすめ商品の営業→会計
なんだかんだ、おすすめ商品は売れた!
洗車、水抜き剤、エンジン添加剤、ワイパー、オイル交換などなど
なんだかわからないけど、社会の中に居場所が出来たみたいで嬉しかった。学校では感じられなかった「自分が役に立っている」という感覚。
これが僕にとって初めての成功体験だったのかもしれない。
車いじりへの没頭
車の免許を取り、マイカーも運良くGetした。そこから車いじりが始まった。
車はHondaのインスパイア。
HIPHOPが好きだったこともあり、ローライダー方面への車いじり。夜中、ガソリンスタンドで自分の手でサスペンションを入れ替えたり、ブレーキパッド変えたり、オーディオいじったり、内装剥がしたりと、プラモデルのように車を弄り始めた。
その時高校3年生。
特に大学に行きたいというモチベーションが無く、進路とか真面目に考えてなかったが、自動車整備の世界に興味を持ち始めた。手を動かして何かを作り上げる、改良していく。この感覚が僕にはすごく合っていた。
専門学校への期待
無事、自動車整備士の専門学校に入学。
高校卒業後、専門学校に通った。ガソリンスタンドでは学べないようないろんなことを学べると思ってワクワクしていた。
車いじりで感じた「もっと深く知りたい」という気持ちを、ちゃんとした場所で学べる。そんな期待に胸を膨らませていた。
現実との乖離
しかし。。。
最初の半年間はだいたい知っていることだった。テスト勉強しなくてもそれなりの点数は取れる。
学校がかったるくなっていった。
あれ?僕が求めていたのはこれじゃない。もっとワクワクするような、新しい発見があると思っていたのに。期待していた分、現実とのギャップが大きかった。
職場見学での覚醒
1年の後半、将来の就職先とも言える車の整備工場への職場見学があった。
この時、すでにかったるいモードの僕。
工場長の話では、稼げるのは体が動く若いうちだけだという。その他の選択肢は、工場長に出世するか、独立するかだそうだ。
工場を見渡しても、かっこいいと思えるオーラを発している人は見当たらなかった。みんな疲れているように見えた。
オレ、このまま流れていっていいのか?
そんな現状の先にある未来に対して疑問を持つようになった。このまま行けば、僕もあの工場で働くことになる。でも、それって本当に僕が望んでいる未来なのか?
未来に向けた決断
工場見学から数日後、僕は専門学校を中退した。
親への説得はかなり大変だった。
でももう救いようがないほどやる気がなかった。
あと1年我慢すれば国家資格の整備士2級が取れるから、それまで行きなさいとも言われた。
その1年を過ごせる自信がまったくなかった。
むしろ、早くもっと違う世界が見たかった。
資格を取ることより、自分が本当にワクワクできることを見つけたかった。
そこから超絶不安定な僕のフリーター生活が始まった。
今思うこと
あの時の決断を振り返ると、僕は「中退」したんじゃなくて、「未来に向けて方向転換」したんだと思う。
社会的には「中退」はネガティブに捉えられがちだけど、僕にとってはポジティブな選択だった。
既定路線に疑問を持ち、自分の感覚を信じて行動した。
最後に
自分の感覚を信じていい。
社会が「正しい」と言う道が、必ずしも僕にとって正しいとは限らない。
時には方向転換することも、未来への投資になる。
僕は専門学校を中退したけど、それは失敗じゃなかった。
失敗じゃなかったと思えるまでそれなりの月日は過ぎたが、自分らしい道を歩むための、大切な第一歩だった。
あの時の決断はナイスだった!
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