人との縁がつながって、僕に訪れた初めての体験
きっかけ
とあるワークショップで、一人の方と知り合った。
普段はヒプノセラピーのセラピストをされているとのころ。
正直に言うと、ヒプノセラピーがどういうものか、僕はまったく知らなかった。
でも、その方と話していく中で、「ハイヤーセルフ」という言葉が出てきた。
魂の記憶をすべて知っている、自分の中にある存在、とでも言うのだろうか。
目には見えない世界の話。
不思議なことに、話を聞いていると「あ、それなんだかわかる気がする」と感じる話も多かった。
ほぼ無意識だけど、僕自身もそういうものを感じることがある。
ちなみに、その方は普段、女性専門で活動されており、男性はリアルで会った一部の方しか見たことがないとのこと。
僕と話して「あなたのことは見てみたい」と言ってくれたことで、僕は無事予約することが出来、体験するチャンスを得ることができた。
セッションのはじまり
セッションは、まず雑談から始まった。
僕という人間の話をひと通りして、それから、目に見えない世界へ向かっていく。
意識があるような、ないような。
何とも言えない、ふわっとした状態になったとき、ある景色が流れてきた。
物理的に見えているのは天井だ。
でも頭の中というか、意識を向けるとすぐ消えてしまいそうな、か細いつながりの中で、イメージが動いていた。
ゴツゴツした岩肌と、一人の男性
ゴツゴツした岩と砂利が広がる、険しい場所。
そこに一人の男性がいた。
かっこいい、一匹狼のような雰囲気。
でも、どこか悲しそうだった。
攻撃的な印象はない。
むしろ、静かな覚悟のようなものを感じた。
闘いは望まないが、大切な人たちを守るためには仕方ない。
どこからとも無く、そんな言葉が脳に響いた。
僕は自分の手足を見る。
曇っているのか暗くて、手足は黒く見えた。
近未来の街と、森と白樺
しばらく歩くと、遠くに街が見えてきた。
すごく近未来的な、発展した街。
APEXというゲームに出てくるような街並みだ、と思った。
反対を見ると、大きな森がある。
深い緑が地平線の先まで覆っていた。
近代的な街と、自然の森。
その境界線のような場所に、僕は立っていた。
僕は森のほうへ向かった。
歩くというより、浮いて移動している感じ。
しばらく進むと、白樺の木があった。
白樺に向かって行く途中で、木の周りを輝く何かがクルクル飛び回っているのが見えた。
気づいたら、その木の中に吸い込まれていた。
通り抜けるような感覚。
でも、抜けた先は宇宙空間だった。
上も下も右も左もない。
遠くに星が輝いている。
不思議なことに、戻ろうと思うと白樺の木の前に戻れる。
また木を通れば宇宙に行ける。
自由に行き来できた。
宇宙空間に放り出されているのに、恐怖はなかった。
岩肌に戻って
そしてまた、最初の岩肌に戻ってきた。
さっきまでの男性が、ぱっと見、若返って見える。
同時に、僕の身体も引き締まっていて、その男性と同じような容姿になっていた。
さっきまでの男性の表情が最初より柔らかくなっているようだ。
遠くでセラピストさんの声が聞こえる。
僕はゆっくりと現実に戻っていった。
はじめてのあと
これが、僕のはじめてのヒプノセラピーの体験だ。
これが何を意味するのか、正直まだわからない。
でも、あの景色は確かに「見えた」し、あの感覚は確かに「あった」。
そして、この結果は僕にとってなんだかホッとするような気持ちにもなった。
何気ない毎日の中で、思わず神社の大きな木に手を合わせ、そっと手のひらを木の幹に当てる。
力強く地面に根が伸びていることを想像し、同じくらい天に向かって伸びる姿を見る。
同時に、自分の小ささを思い出し、出来ることに集中しようと決意する。
この体験から、見た目ではわからないけど、僕の中で何かが整理された気がする。
想像していたより、素敵な体験をすることが出来た。
またしばらくしたら受けてみようと思う。
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