息子と見つけた、「選択する力」の育て方
習い事だらけだった僕の子供時代
僕が子供の頃、1週間の隙間時間は、すべて習い事が入っていた。
ピアノ、そろばん、書道、水泳、体操、学習塾、家庭教師。
中学に入るまで、平日も休日も何かしらの習い事で埋まっていた。
お受験戦争真っ只中の時代で、そういうものだと思っていた。
でも、振り返ってみると、自分から本当にやりたくて始めた習い事は一つもなかった。
基本、親が提案してきて、よくわからないけどやってみるという流れ。
結局全部、親が決めたことだった。
もちろん親は僕のためを思ってくれていたんだと思う。
でも、「選択する」という経験を、僕はほとんどしてこなかった。
だからこそ、息子には違う道を歩ませたいと思っている。
息子との自然な時間
今年6歳になる息子は、実は3歳の頃からロボット教室の看板を指さしては「やってみたい」と言っていた。
でも僕は、すぐには通わせなかった。
かっこいい恐竜のロボットを見て、あれで遊びたいというニュアンス。
自分の子供時代の経験があったから、親の考えで習い事を始めることに慎重になっていたということもある。
その代わり、僕が好きなことを軸に一緒に遊ぶことにした。
僕はレゴブロックが好きだった。
ブロック全般が好きかもしれない。
大人になって息子とブロックで遊ぶのは、普通に楽しかった。
親が楽しそうにしているのはいいものだ。
息子もブロックがどんどん好きになり、めちゃくちゃ上達していった。
6歳の今はLaQにハマっている。
押し付けるのではなく、一緒に楽しむ。
これが僕なりの関わり方だった。
その時の息子の目の輝き
そんなある日、ショッピングモールを歩いていたらロボット教室があった。
完成した恐竜のロボットが置いてあり、少し触らせてもらった。
その時の息子の目の輝きは忘れない。
無料体験もあったので、その場で予約した。
無料体験では、息子が無双していた。
90分くらい用意されていたが、サラッと組み立ててしまったのだ。
先生も驚いていた。
「息子さん、本当にすごいですね!」
そんなことを先生から言われると悪い気はしない。
僕自身も息子が組み立てている姿を見ていて、すごいと思った。
その日から、息子がロボット教室に通いたいと強く主張するようになった。しかも、どこで覚えてきたのか
「お願いします」
と丁寧にお願いしてきた。
僕は通わせることにした。
いや、むしろ通わせたいと心から思った。
ワクワクをコンパスにした僕の人生
なぜその決断ができたのか。
それは、僕自身がワクワクをコンパスにして人生の選択をしてきたからだと思う。
僕は今まで、「これ面白そう」「やってみたい」という気持ちを大切にしてきた。
転職も、新しいプロジェクトも、人との出会いも、ワクワクするかどうかが判断基準だった。
そのコンパスは、僕の心をいつも豊かにしてくれた。
もちろん、すべてがうまくいったわけじゃない。
失敗もたくさんした。
でも、自分で選んだ道だから、後悔することはなかった。
むしろ、その経験すべてが今の僕を作ってくれている。
息子にも、同じコンパスを持ってほしいと常に願っている。
何より感動したこと
息子がロボット教室に通いたいと言った時、僕が一番感動したのは、自分からやりたいことに出会ってくれたことだった。
それこそワクワクが止まらない状態であることが表情から溢れ出ていた。
親が押し付ける習い事ではなく、自分の興味のあることを見つけ、自分の意志で選択したこと。
これが何より嬉しかった。
どこまで本気かはわからないが、ロボット大会で優勝する気らしい。
ちょっと完璧主義な一面もあるから、この先挫折も経験するだろう。
でも、それでいいと思っている。
オヤジとして、一番近くで見守り、時には支え、話をたくさん聞いていこうと思う。
目をキラキラさせながら、楽しそうに何かを組み立てているその姿を見ると、本当に嬉しい気持ちになる。
僕の役割は、息子が自分で選択できる環境を整えることなんだ。
期待をかけすぎず、でも興味を持ったことには全力でサポートする。
そんな距離感を大切にしたい。
選択する力を育てるということ
現代は情報も選択肢も溢れている。だからこそ、自分で選ぶ力がより重要になってくると思う。
親が全部決めてしまうのは簡単だ。でも、それでは子供は選択する力を身につけられない。
大切なのは、子供が自分の「ワクワク」に気づけるような環境を作ること。そして、その「ワクワク」を尊重すること。
「選択する力」の育て方を、息子と一緒に見つけた。
子供の選択を信じる。
尊重する。
息子の、心豊かな人生に向かって今まさに、もう1段ギアを上げて進み始めた。
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