封印したい黒歴史の蓋を開けて学ぶ
向き合いたくない過去
いわゆる黒歴史。
誰にでもあると思う。
思い出すだけで胸が苦しくなるような、できることなら忘れてしまいたい記憶。
でも、そんな記憶も僕の一部。
そんな楽しいことではないが、逃げずに向き合ってみた。
学びは多く、今につながっていると信じたいから。
中学1年の春、僕は最低な選択をした
中学1年の時の話。
今まで一緒に遊んだり、スポーツをしていたグループの仲間の一人を、数人のメンバーが突然こう言った。
「今日からあいつ無視な!」
「口聞いたらそいつも無視だからな」
そんなしょうもない話だ。
残念なことに、僕はその場の空気に流されて、無視行為に加担してしまった。
なぜか?
正直、なんとなくだ。
無視されている人が嫌いなわけでもない。
無視し始めたメンバーが特別大事だったわけでもない。
確かに、無視される側になるのは嫌だった。
誰だって嫌なはずだ。
でも、それだけじゃない。
一番タチが悪いが、自分の保身と、その場の空気に負けただけ。
自分の意思を持って、無視する強い想いがあったわけでもない。
無視したら駄目だという強い信念があったわけでもない。
当時、自分が属していた小さなコミュニティーの中の空気に、ただ流されただけ。
その瞬間、僕は何かを失った
無視している側からしたら、ゲームみたいなものだったのかもしれない。
ノリだったのかもしれない。
自分たちが持っている力を試したかっただけかもしれない。
真相はわからないが、たぶん、大した理由なんてない。
そんなものに僕は加担した。
無視されている人から話しかけられた時、完全に無視はできなかったけど、冷たい反応というか、受け答えに困ったような対応をした。
その時のその人の目は今も忘れない。
怒りではない。
残念だ!とか、悲しみとか、ウソだろみたいな感情の目。
あの目を見た瞬間、僕は気づいてしまった。
「あ、僕は今、最低なことをしている」
でも、やめられなかった。
一人だけ違った友達がいた
そんな中、一人だけ無視に加担しないやつがいた。
そいつも結果的に孤立した。
僕は自分の小ささに気付かされた。
でも、無視をやめるという勇気が沸かなかった。
本当にどうしようもないガキだった。
その友達の姿を見ながら、僕は思った。
「あいつの方が、僕よりもずっと強い」
力で解決するのが強さじゃない。
みんなと同じことをするのが強さじゃない。
本当の強さって、逃げずに向かっていくことなんだ。
その友達は、孤立することを恐れずに、自分の信念を貫いた。
僕は、その勇気を持てなかった。
謝罪という名の自己満足
中3の頃、自分の罪の意識に押しつぶされそうで、無視されていた人に謝った。
「今更もういいよ!」
そんなことを言われた。
そこでまた自己嫌悪に陥った。
自分が楽になりたいから謝ったんだ、僕は。
それに気が付いてしまった。
相手のためじゃない。自分のため。
最初から最後まで、本当にどうしようもない。
無視に加担した瞬間。謝罪という名の自己満足。
その罪はもう消えない。
「今の僕はすごくダサい」
自分自身が嫌いになった。
でも、そこから学んだこと
それでもどうにかして、その罪をどうしたら償えるのか考えた。
この先の人生、もう無視に加担しないこと。
自分の生き方に後悔が無いように、人を思いやり、わかり合えるように努力すること。
何より、空気に負けないこと。
過去には戻れない。
だからこそ、今の瞬間瞬間に真剣に向き合うようになったと思う。
正しい方はどちらか?ではなく、今の正解はどうか?でもなく、自分の価値観で「ダサい方」を選択をしないこと。
他者への思いやり: 相手の立場に立って考える。相手がどんな気持ちになるかを想像する。
空気に負けない強さ: みんながやっているからといって、自分もやっていいわけじゃない。
本当の強さの定義: 勝つという結果ではなく、逃げずに向かっていくというプロセスを持つこと。
現状を受け入れる姿勢: 過去は変えられない。でも、今この瞬間から変えることはできる。
これらの価値観は、あの時の後悔から生まれた気がする。
最後に
過去の罪は消えることはないと思っている。
でも、もし後悔したことがあるなら、それにはきっと意味がある。
僕は完璧じゃない。
間違いを犯す。
失敗もする。
判断も誤る。
でも、それらから学び、成長することができる。
空気に負けない。ダサい選択をしない。相手の立場に立って考える。
そんな当たり前のことを、当たり前にできる人になりたい。
あの時の僕は最低だった。
でも、その最低な体験に時間がかかっても向き合ったからこそ、今の僕につながっている。
心の中にある罪の意識を背負いながら、今日という日で後悔しないように生きている。
これはきっと、じいちゃんになるまで、息絶えるまで続く。
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