「好きこそ物の上手なれ」の本当の意味を6歳の息子に教わる
好きこそ物の上手なれという言葉がある。
僕自身、長らくこの言葉から離れていた。
そんな中で、息子を見ていてまさに言葉の通りだと学ばされる出来事があった。
小さなクワガタから始まった物語
息子が5歳になった時、LaQを買ってあげた。クワガタが作れるような小さなやつだ。
最初は当然だが、自分では作り切ることが出来ず、僕が代わりに作っていた。
「パパ、これどうやるの?」
「ここはこうやって、こうするんだよ」
そんなやり取りを繰り返しながら、一緒にクワガタを完成させる。息子は完成したクワガタを手に取って、嬉しそうに眺めていた。
しばらくすると、クワガタは1人で作れるようになった。
次のステップへ
そこで危険生物セット(息子は当時危険生物にハマっていた)のLaQを買ってあげた。
これもまた、1人では作りきれない。
最初は代わりに作っていた。でも、それもしばらくすると1人で完成させ始める。
息子の集中している姿を見ていると、何かが違うことに気づいた。
僕が教えている時とは明らかに違う集中力。時間を忘れるような没頭ぶり。
「あ、これは本当に好きなんだな」
そう思った。
加速していく成長
お誕生日やクリスマスなどでLaQを買ってあげていった。
説明書があれば1人でササっと完成させてしまう。
そして、徐々に自分でゼロから作り始める。恐竜と動物、虫が好きな息子は作り方が無いものも想像して作り出していった。
「パパ、見て!これ僕が考えたオウギワシ!」
説明書にはない、息子オリジナルの作品。
僕は驚いた。
いつの間にか、息子は創造する側になっていた。
完全に追い越された瞬間
そして6歳になるころ…
YouTubeや、店頭のチラシで出来上がったものを見るだけで、ササっと再現してしまうほどになった。
「んぉぉぉぉ!!」
僕は声が出なかった。
画像を見ただけで、構造を理解し、再現してしまう。
この一年、コツコツとLaQが好きで触り続けてきた息子。
今では僕を完全に凌駕している。
尊敬するほどに。
僕が学んだこと
息子を見ていて、改めて気づいたことがある。
「好き」の力は、僕が思っていた以上に強力だということ。
息子は一度も「LaQをやりなさい」と言われたことがない。
むしろ、「もうそろそろやめて、ご飯食べよう」と止められることの方が多い。
でも、それでも続ける。
楽しいから。
好きだから。
好奇心に対して純粋に従ったその結果が、この圧倒的な成長だった。
大人になって忘れていたもの
僕自身を振り返ってみる。
最近、何かに夢中になっただろうか。
時間を忘れるほど没頭しただろうか。
仕事は一生懸命やっている。
でも、それは「やらなければならない」からだ。
息子のように「やりたい」からやっていることは、どれくらいあるだろう。
内発的動機の力
息子のLaQ体験を見ていて、内発的動機の力を改めて実感した。
外から与えられる目標や報酬ではなく、内側から湧き上がる「やりたい」という気持ち。
これが人を成長させる最も強力な原動力なんだと思う。
息子は誰に褒められるためでもなく、何かをもらうためでもなく、ただ楽しいからLaQを続けた。
その結果、僕に尊敬の念をもたせるほどになった。
さいごに
ここは僕も見習おう。
そう思った。
大人になると、つい効率や結果を求めがちになる。
でも、本当に大切なのは「好き」という気持ちなのかもしれない。
息子が教えてくれた「好きこそ物の上手なれ」の本当の意味。
それは、好きなことを続けることで、想像を超える成長が生まれるということだった。
僕も何か、時間を忘れるほど夢中になれることを見つけてみよう。
息子のように。
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