23歳〜これぞDestiny(運命)!?〜
はじめさんの地元へのおでかけが決まった。
親戚に会いに行くためだった。
父親の計らいで、私1人なのに和洋室の広い部屋のホテルを用意してくれた。
でも正直、親戚に会うのは口実だった。
はじめさんに会いに行くのが本命だった。
まず、初日、はじめさんはきょうだいで飲みに行く予定あるから来ないか❓って誘ってくれたので行ってみた。
すると、はじめさんの超明るい妹夫妻と寡黙な弟さんがいた。
私の同僚ひろりんは1番下なので、どうやら4人きょうだいのようだ。
初対面ながらも暖かく妹さん夫妻も弟さんも迎えてくれた。
それはそうと4ヶ月ぶりに会うはじめさん。
4ヶ月前は顔も忘れてしまったのに、何だかすごくカッコよく見えた。
今思えばこれが恋は盲目状態だったんだろうな。
はじめさんも私を見て
「サチ、痩せた?」と目を見開いて言っていた。
それもそのはず。
私ははじめさんに出逢ってから9kgも減量できていた。
ビックリしてくれて嬉しかった。
そして楽しく乾杯をした。
ここまでは良かった。
妹さんが
「お兄ちゃん、めっちゃ酒癖悪いから気をつけてね」
と忠告してくれたのも虚しく、
はじめさんお酒激弱。
実は私は同年代の中では酒豪認定されるほどだったので、あっという間に酔ってしまったはじめさんにビックリした。
そればかりか、酔うにつれ、隣に座っていた私にやたらと密着するようになった。
最終的には腰を抱き寄せられ、抱きしめられている状態。
この時気付いたが、はじめさんは当時流行っていたキャラクターの『のまねこ』にそっくりだった(笑)
そして私はそんな状況下をスルーしながら妹さん夫妻と普通にしゃべるってゆーね。
「俺のサチちゃあん🩷」
とか猫撫で声をあげながら抱きしめられてヤバいなぁと思っていたら、寡黙な弟さんがお開きの提案をしてくれた。
でも私を離そうとしないから、妹さんが
「もし良かったら一緒にうちの実家まで送ってってもらえないかな?」
と提案された。
仕方なく一緒にタクシーに乗って、お家まで連れて行くことに。
おうちの近くに来ると、
「ん?」
父親の実家と同じ地域にあった。
まさかうちの父親の事、親御さん知ってたりして…
ふと思った。
おうちの扉が開くと、はじめさんのお父さんが出てきてくれて、妹さんが
「おにぃが酔っ払ってしまったから送ってきたよ〜」と伝えてくれた。
私もペコリと挨拶する。
彼のお父さんはめちゃくちゃ優しそうな人で、
「良かったら上がってって〜」
とお家に上げて下さった。
普段から人が寄るのが好きなお父さんのようで、はじめは置いといてちょっと飲んでいきなと言って下さった。
私が遠慮しようとすると、
はじめ
「皆さんに紹介します‼️僕の嫁さん候補です‼️」
と突然紹介された。
私はビックリして、
そしてその声でお母さんも慌てて出てきてこっちを見た。
とても綺麗なお母さんだった。
私がタジタジになってると、まあまあと妹さんが私を引っ張り家に上げてくれた。
その間はじめさん、私から離れない…
カオスな状況の中、お父さんにどこから来たのとか色々尋ねられたので、まず自己紹介で名前を伝えてから質問に答えていった。
「今日はちょっとこの近くの親戚に会う予定があったのでこちらの県に来たんです。」
と言ったら、
お父さん
「え…?〇〇って名字の親戚?」
実はサチの名字は珍しい名字だった。
そしたらなんと、お父さんは私の伯父の教え子だった‼️
「えーーー⁉️こんな事ある⁉️」
ビックリしてしまった。
お父さん
「〇〇先生にはすごくお世話になったんだよ。まさか姪っ子さんとは…嬉しいね‼️はじめをよろしくね」
なんて言われてしまった。
その間お母さんは無言であった。(恐怖)
お母さんの無言の圧が怖かったので、ひっつき虫状態のはじめさんを引き剥がして、ホテルに帰宅した私。
ホテルに着いても興奮冷め止まず。
これって本当に運命の出逢いなのかもしれない‼️
そう思って、待受画面を何故か『のまねこ』に変更して、追いビールを飲んで眠りについた。
つづく。
