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最狂で最幸な処刑台と化した東京ガーデンシアター 共に更なる高見を目指す覚悟を再確認した夜 lynch. 20TH ANNIVERSARY XX FINAL ACT「ALL THIS WE'LL GIVE YOU」【備忘録的LIVEレポ】

lynch. 20周年イヤーの締めくくりにして、21年目のスタートなる記念すべき場で、とてもとても幸せなひと時を過ごすことができました。ずっと聴き続けて、応援し続けてきて良かったし、これからも共に成長していきたいなと思わされるのです。処刑台となった東京ガーデンシアターを振り返ります。


開演前

有明ガーデン

2025年はこの会場へ3度訪れる機会をいただきました。2月の黒夢、4月の聖飢魔Ⅱ、そして個人的に年内最後の一大イベントとなる12月のlynch.。遠いのが難点だけど、観客側からしても演者側からしても良い会場であるのには違いねいんだろうな。

フォトスポットには私と同じソロ参戦組も多数
お馴染みの大スクリーンにはもちろんlynch.
外のサイネージにも当然、lynch.

開場を待つ間は有明ガーデンで時間を潰すのがここでのルーティンだけど、館内に入るとlync.の楽曲が流れておった。当日公演のある人の曲を流しているのは知らなった。麻里さんもLUNA SEAもそうだったのかな?

コジマさんも応援してくれておった
島村楽器さんでは玲央さんと悠介さんのピックをチェック

入場

贈られた花がズラっと並ぶ。企業関係もそうだけど、先輩・後輩を問わずバンド仲間からも多数。いろんな人に愛され、慕われているバンドだというのがよく分かる光景。なんだかこちらまで嬉しくなる。

新宿ロフトで初めて観た思い出は宝物
The Nobembers、DEXCORE、キズ、DEZERT
アルルカン、BugLug、Sadie
摩天楼オペラ、ゴールデンボンバー、LM.C、メリー
Psycho le Cému、Waive、cali≠gari
長谷川正を屋形船に乗せる会(仮)、Plastic Tree、D'ERLANGER
物販コーナー付近、2階ホワイエもlynch.
いつもの4Fホワイエのサイネージも当然lunch.

と写真を撮ってから後ろを振り返ると、5階に上がるエスカレーターが封鎖されておった。そうか、今日は最上段は開放されなかったのか…。と思いつつ、自分の持ち場へ。上を見上げると、やはりバルコニー3には誰もいない、バルコニー2にしたって、中央部分にしか人がいない。こんなにカッコいいバンドなのに、フルハウスにはならないのが自分のことのように寂しいし、悔しい。でも、こういう経験を繰り返して登ってきたバンドだから、絶対に次へ繋がるよ。今日来られなかった人が心から悔しくなるようなLIVEにしよう、そう決意して開演を待つ。

正直、今日のセットリストは全く予想ができなかった。LIVEのタイトルに関連するALL THIS I'LL GIVE YOUはやるだろ、ぐらいしか。20年の歴史で聴きたい曲はたくさんあるし、直前にYouTube 8夜連続配信もあったせいで、余計に読めなくなった。出たとこ勝負で楽しむしかない。

客入れBGMは何の曲!というのが断言できない。何かのリミックスのような気がしないでもないけど、とにかく怪しい雰囲気のインスト曲。民族音楽っぽい感じのもあった気が?

ステージには白い幕が張られていて、これは序盤にスクリーンとして使われるもんだと思う。

16時45分頃に影アナ、そこからサウンドチェック。緊張してきた。定刻を過ぎると最後の影アナが。いよいよか…。

公演

本編

暗転し、オープニングムービーが流れる。断片的に覚えているものは…
・大量の数字
・これまでの経験MVやLIVEの映像を組み合わせ
・砂漠、山、森、自然のカットイン
・0019→0020とアップするカウンター
みたいなもの。
SEとして流れているのは、ALL THIS I'LL GIVE YOUのリミックスみたいな感じのもの。映像が一度落ち着き、スクリーンには照明に照らされたメンバーのシルエットが浮かび、観客からは歓声が巻き起こる。SEの流れから幕が落ちて、そのままALL THIS I'LL GIVE YOUで有明公演がスタート。この曲で開幕だとは思わなった。普段は考えられないよね? 頭からぶっ飛ばしまくり、LIVEタイトルと曲名通り、今日はlynch.さんから私たちへ全てをぶつけるよ、という宣言のよう。サビでようやくステージやメンバーをじっくり見る。みんな1曲目からステージを広く使ってパフォーマンス。そのステージの両サイドには「X」をかたどった鉄骨が組まれ、その前面にはLEDスクリーンが貼られている。ステージ後方にはLEDスクリーンが設けられているけど、バンドロゴを映してバックドロップのように使っている感じ。SEからそのままスタートしたから、葉月さんのいつもの挨拶がない。

2曲目は初めて生で聴く。ハンドクラップが発生。悠介さんの「サ・サ・サ・サイコパス!」も聴けて感激!あとは頭を振って手を挙げて踊ってただけて何も覚えてない。続けて葉月さんが何やらまくしたてて煽ったけと聞き取れず、GREEDがスタート。首がフル回転。やべい、楽しすぎる。曲が終わりへ近づくにつれ、やってくれるかな?と期待が高まる中、最後は「あきの〜り〜♪」でフィニッシュ。やったー!続けてEVOKEが投下される。うぉぉぉぉお!テンション上がる、一番好きな曲だから。で、最初のサビで感情が揺さぶられてしまい、次のBメロで涙が止まらなくなった。声を出せない武道館で合唱できなかったことがとても記憶に残っていたから。今日はこんなにたくさんの仲間たちと一緒に、泣きながら暴れて唄えて。本当に幸せな瞬間、生きてて良かった。

ここでようやく葉月さんから「lynch.です」とご挨拶いただき、最初のMCへ。「ありがとうございます。何から話そうか決めずに、みんなの顔を見てからと思ってましたが…もう最高の景色です!気持ちいい!みんなも緊張してたんじゃない?俺はバリ緊張してた!でももう解けてきた」そう、私も緊張していたけど、冒頭の4曲で葉月さんの絶唱とバンドの轟音を浴びて、完全になくなっていた。

どういう導入をしたか忘れたけど、葉月さんが客席を煽ってCREATUREがスタート。ここで大好物の爆破特効が炸裂、パイロも焚かれる。EVOKEで爆破がなかったから、今日はないもんだと思ってたのに、ここで来るとは…。(パイロはこのあと何曲かでもあったけど、どれだったか覚えてねい)続けて、I BELIEVE IN MEを叩き込んでくるlynch.さん、超攻勢。それにこちらも首と拳で応える。サビのメロを変えてた?幻聴?(最後にメロを変えていた曲がどこかであったはず…) さらに間髪入れず、INVINCIBLEがスタート。最高すぎる。ふと気になってアリーナを見下ろすと、そこかしこで髪が降り乱れるとんでもない光景になっておる。良きかな良きかな。このセクションで大好きなIDOLも聴けて良かった!

しばしの静寂から葉月さんが口を開く。晁直さんの同期周り「トラブル発生」とのこと。葉月さんもおっしゃっていたけど、こういうのは本当にlynch.らしいという感じ。マイクで場をつなぐ葉月さん。
「20年やってきて困難を乗り越えてきた。武道館ではPULSE_で晁直さんにマイクを向けると『気持ち良いー!』と言って曲が止まり。この間のムックのイベントでは…思い出しただけで(といって腕をさする)…『よろしくお願いします!』と言ってから曲が始まらず」
こういうエピソードもlynch.が好きな理由のひとつだったりする。そして百戦錬磨のメンバーとスタッフは、素早くリカバリー。さすがです!

気を取り直して…ディレイが聴こえてきて、次の曲・KALEIDOがスタート。これも大好きなのよ。重く綺麗なサウンドと葉月さんの唄声を全身で感じる。それは続くREMAINSも同様。比較的、最近の曲もやってくれて嬉しい!lynch.の魅力のひとつである“聴かせるゾーン”はさらに続き、A FOOLが披露される。めちゃくちゃ綺麗。曲の終わり、後ろを向いて右手を下ろす葉月さんの所作がとても美しかった。そこからピアノに合わせた悠介さんのコンテンポラリーダンスもまた良き。落ち着いた雰囲気を一気に塗り替えるように、THE WHIRLが始まる。葉月さんの咆哮に鳥肌が止まんねい。闇王降臨。この曲は音源よりLIVEの方が圧倒的に良い。音圧で生み出される世界観がある。20年前の曲なんだよ、これ。時を経て身に着けてきた表現力でようやく完成したような感じ(他の曲もだけど)。振り返ると、ステージ後ろのスクリーンを演出にも使っていたのは、このセクションだけだったかも?

葉月さんのアナウンスから晁直タイムがスタート。MIRRORSだ!ドラム台前方の左右からCO2が吹き出す。リズムに合わせて頭を振りまくる。しかしAメロでストップ。またしてもトラブル発生(笑)いやー、LIVEだね。「なかなか上手くいかない」と言いながら、“分かってきた”葉月さんによると、同期とCO2の相性が悪いらしい。「煙禁止で、じゃあもう1回、THE WHIRLから?そんな曲じゃない、雰囲気があるから」と場を和ませる。そして再び晁直さんのターンが開始。CO2の代わりに歓声を要求した葉月さんに「こっちの方が良いよ」と褒めていただき、改めてMIRRORSで会場が爆発する。センターお立ち台でギターソロをかき鳴らす玲央さん、それを悠介さんとAKが左右から支える…みたいなシーンがあったけど、この曲だったかしら?記憶が曖昧。続けてTHE FATAL HOUR HAS COME、首を酷使しっぱなし。これも武道館では声を出せなかったから、全力で「オイ!オイ!」する。

ジャケットを脱いで「動きやすくなった」と次の曲に備える葉月さん。続けて「みんな生きてるか?俺たちと死んでくれるか?」と煽りまくり、GALLOWSを投下。lynch.がガーデンシアターを処刑台へと変える。ずっと首と腕を使いっぱなし。曲が終わると「メンバー紹介していいですか!宇宙の(?)ベース」とジャケットを脱いだAKがセンターのお立ち台へ、INVADERがスタート。あっと言う間に駆け抜けて、体感10秒ぐらいで終わる。すると例によっておかわりも発生、2巡目のINVADER。続けてOBVIOUS、メンバーとの掛け合いが楽しすぎる。頭を振って手を挙げて忙しいけど。

「みんなにプレゼントが」と切り出す葉月さん。しかしすぐに「お願いがあります、プレゼントなんておこがましい」と言い直すと「やらしてくれ!」と絶叫。「男!女!どっちでも関係ない!SEXしようぜ!」からのPULSE_投下、ガーデンシアターで乱痴気騒ぎのパーティ会場になる。ちょっと首を振るのをサボって周囲を見渡すとすさまじい光景が広がっていた。素晴らしい。と同時に、もうすぐ終わりなのかという寂しさもこみ上げてくる。

「ここに向かってくるために作った曲」としてラストに披露されたのはBRINGER。キャノンから銀テープが発射され、アリーナがキラキラと輝く。“MAKE THIS DREAM COME TRUE”を唄いながら泣けてくる。感動と興奮を全身で味わいながら本編が終了。半ば放心状態になりながらメンバーが去っていくのを見送る。

MCリレー

みんなの声に応えるように出てきたメンバー。悠介さんはグッズのTシャツをノースリーブにアレンジ。葉月さんもグッズTシャツにパン巣というスタイルにチェンジ。ステージ両サイドの“XX LED”には「XX ANNIVERSARY」の文字が流れている。

葉月さんがマイクを手にする。「喋りたいことがたくさん。お知らせもある。あ、言ってしまった。じゃあお知らせから。今年は歴史を振り返る、やって来たことを証明する1年だった。リテイクアルバムをたくさん出して、ツアーをやって、自分たちの成長を感じられた。でもそろそろ新曲聴きたいよね? 帰る時に受け取ると思う、来年初夏、アルバム出します!それに伴うツアーやります!今日の準備をしながら作ってました」と来年も私が生きる理由を提示してくださいました。「どこまでカットされるんだろう?」とこの日の模様がBlu-rayになることも明かす。客席からの「ノーカット!」に対しては「聞かなかったことにしよう」と受け流すも、頑張って編集してくれることを約束。

「今日は喋ります」という宣言に、観客が「お!」という反応を示すと、「あの葉月が?」と自らリアクションしてくださる葉月さん。ここからメンバーが順番にMCリレー。

※記憶にある限りの要約版、抜けていたり聞き間違いなどあるかも

葉月
「ヴォーカル、葉月です、よろしくお願いします。武道館、幕張は何もない。生々しい話だけど、チケットが売れてなくてもステージをデカくすればいい。ここはできない、ごまかしが効かない。本当に素晴らしい光景です。感謝してます、ありがとう。まだ満員じゃない。武道館の声出しも、ここもまた演りたい。みんなに伝えたいことは?とインタビューとかでよく聞かれるけど…ねえよ、そんなこと。ここ笑うとこ。俺はカッコいい音楽を作って、カッコいいバンドをやって、カッコいいボーカルでいること、それが伝えたいことだった。最近になって唯一思うのが、みんながやりたいこと、仕事でもなんでもいい、大きな夢、頑張れば叶うとは言いたくない。止めずに続けてきたということ。僕たちは最初から大きな事務所に入って、お金かけてもらってというわけじゃない。玲央さんが仕切って、機材車で移動して運んで、また撤収してとやってきた。後輩に動員で抜かされる、メンバーが途中でいなくなる、コロナ禍、本当にいろんなことがあったけど止めませんでした。遅い成長だったかもしれない、武道館も幕張もガーデンシアターも立てた。止めなかったから。みんなも目標を頑張ってみてほしいな。それが唯一言えること。アルバム、ツアー、ここから先にまだ叶えてない目標、夢がある。武道館の声出しも、またガーデンシアターでも、横アリも演りたいんだよ。横アリの映像を見てヴォーカリストを目指したから、死ぬまでに演りたい。もっと動員を増やさないと。死ぬまでに止めずに続ける。これからもよろしくお願いします!」

この等身大の自分をさらけ出すところ、ステージでは圧倒的なオーラを放ちながらも、どこか身近に感じてしまう存在が葉月さんの魅力。話を聞きながら新宿ロフトで初めて見た日の事を思い出してしまった。

次は「目が合った」ということで晁直さん。

晁直
「こんばんは、晁直です!何を喋ろうかな。20年、3人から始まり、スタッフも来てくれる人も増え、lynch.は自達だけのものじゃなくなった。あー(しみじみ?)と思う。みんながいないとできないから、本当に感謝してます、ありがとうございます。この景色が本当に素晴らしい。いろんな想いがあってここにいると思う。エネルギーにしてもらいたい。進む限りこういう場所はまたある、毎回とは言わないけど、時間がある時にまた来てください」

年下がこんなことを言うのは失礼とは思うんだけど、ドラムを叩いていない時の晁直さんてなんか可愛いのよね。サウンド面だけでなく、この言葉からもlynch.の屋台骨を支えてくれているのだと思って、胸が熱くなる。

葉月さんが「どっちかな?」と客席に振ると「満場一致で」悠介さんに。

悠介
「来てくれてありがとう。良い景色。ずっとびっくりしてる。21歳、lynch.という組織は。ここまで続くとは、加入した当初は…。玲央さんがら「長く続くように」と作ったバンド。山あり谷あり、不思議と何かトラブルがあるとさらにら成長する、バンドの面白いところ。ここにいるのにふさわしいために自分が何をできるか?命がある限り、一生の課題。良い景色にみんなを連れていきたい。活動のペースが落ちたりもしたけど、改めてlynch.大好きなんだと。みんなでもっと良い景色を見に行きましょうよ!そのために僕らはもっと高みを目指して頑張るんで、一生付いてきてほしいです。お願いします!」

上手く言葉にできない感情を、なんとか紡いでくれた…聞いていてそんな印象を受けました。本当に感動してくれているんだと、そう思うとこちらも嬉しくなって。私もlynch.大好きですよ。

また「どっちかな?」と葉月さんが振ると「こいつにトリは任せられませんみたいな」という意思(?)をくみ取ってAKへ。

明徳
「ガーデンシアターありがとう!(声がデカすぎてマイクの音割れてる笑)まずは、今ヒゲ剃って来ました。ノリでやってみました。詳しくはBlu-rayを。今日のLIVE、何かをやる時は楽しい気持ちと不安とあるけど、最近は不安を感じない。当たり前のことだった。最強にカッコいいバンド、スタッフ、来てくれるファンのみんながいて、何をやるにも不安になる必要はないんだなと。何も不安を感じず前を向いていく。これからも、ようえん…応援よろしく!」

「妖艶という言葉はあるからね、妖艶に応援」とすかさずフォローする葉月さん。気持ちが高ぶって、よろしくの「よ」が前にきちゃったのよね。末っ子らしさ、AKらしさ全開。これが愛される理由。

「お待たせしました。リーダー、ギター・玲央」と紹介されると、深々とお辞儀をして話し出す玲央さん。

玲央
「何か良いこと言うんじゃないかな?という目で見つめられて恐縮。みんなで喋ろうと言って、その時に考えていたことを葉月が言ってしまった。同じことを考えてたんだなと。lynch.は30歳の時に始めたんですよ。世間一般では固定給、家庭を持ってというのがあって、スタートした時の3人、才能に惹かれて、長く続けられると思ってバンドを始めた。定職にもつかずにバンドと、周りからは批判する声もあった。続けていてみんなの応援があり、自分も楽しくて今日に。48歳で武道館、51歳でガーデンシアターに立ってる。幸せです。葉月の話にひとつ付け加えると、諦めないことは、可能性はゼロにはならない。叶うかどうかは話が変わってくるけど、諦めなければゼロにはならない。遅咲きって、自分で言っちゃうけど、そんなバンドがここにいるんだと周りに伝えてほしい。これからもずっと続いていく。その成功例として、みんなの勇気になれればいいなと。これからも働いて働いて…言っちゃった。死ぬ気で頑張ってまいります!」

やっぱり玲央さんはカッコいい。謙虚でありながらその裏にある強い意志、そしてこの生き様に惚れる。言葉の重み、説得力が違う。玲央さんの存在が、自分が頑張る原動力になってくれる。玲央さんがいてくれて良かった。玲央さんのおかげで、lynch.というバンド、音楽に出会える人生になった。感謝してもしきれない。

アンコール

「呼んだからにはイケますよね!?」とADOREがスタート、続けてJUDGEMENTとlynch.の代表曲でアンコールが幕開け。こんな大きな会場で一緒に唄うことができて幸せ。次に聞こえてきた音に周囲からどよめきの声が、私も予想できないながらも全くの範囲外にあったEVIDENCEが投下される。首がもげそうになる。生で聴くのいつぶり?今の葉月さんはAメロをずっとグロウルで構成するのね、圧巻だし心地よくてたまらねい。このヴァージョンの音源が欲しい…。サビで周囲を見渡すと、バルコニー1の上手が微動だにしていないことに気づく。この一帯は関係者の皆様なのかしら。そんな雑念を抱きつつも全力で暴れる。すんごい楽しい。

アンコールラストはEUREKA。イントロで泣いてしまった。また武道館を思い出したから。ミラーボールが綺麗。その光の中、ようやく大きな会場でみんなで一緒に唄うことができた…泣きながら声を出す。なんて幸せな年末なんだろう。ステージ両サイドの“XX LED”が消えていたのはこの時だけ、ずっと「XX ANNIVERSARY」の文字が流ていた。

客席に感謝を示しながらステージを後にするメンバー。AKが悠介さんの肩に手をのせ、それを振り払うという一幕に観客席から笑いも起きる。

微妙に客電がついていたけど、まだまだ欲しがる観客、そんな声に呼ばれて、再びメンバーが登場。

「まだイケる?今年は本当に良い年でした。だけど来年はもっと良くなる!盛り上げていこうぜ!もう1発いけるか!?」と葉月さんが煽り、THIRTEENがスタート。この場所にたどり着いて、そしてここから先へまた歩いていく、今の状況にぴったりの歌詞が沁みる。しみじみと聴き入っており、これで終わりか…と思ったら最後の最後にTIAMATが炸裂。よし、ここに首を置いていこう。銀の吹雪が舞い散る中で、そこかしこで髪が降り乱れる光景はすさまじい。ガーデンシアターがまさに“誰も知らない場所”になった。ANDROGYNOS横浜アリーナの残を思い出したけど。

怒涛の最終攻撃が終わり、穏やかな表情を見せるメンバー。気づいたら晁直さんはいなくなっていた…。みんな名残惜しそうに客席に挨拶、ピックにキスして投げまくる玲央さん。最後に残った悠介さんがマイクを取る。
「あなた達がいるから、ここにいられます。あなた達がいるから頑張れます。俺たちがいるから、あなた達も頑張れます。来年も愛し合いましょう!これからも愛し続けましょう!」
最後においしいところを持っていくなんて、ズルいよ悠介さん。

セットリスト

lynch. 20TH ANNIVERSARY XX FINAL ACT
「ALL THIS WE'LL GIVE YOU」
2025.12.28 sun @ 東京ガーデンシアター

SE.
01.ALL THIS I'LL GIVE YOU
02.斑
03.GREED
04.EVOKE
05.CREATURE
06.I BELIEVE IN ME
07.INVINCIBLE
08.IDOL
09.KALEIDO
10.REMAINS
11.A FOOL
12.THE WHIRL
13.MIRRORS
14.THE FATAL HOUR HAS COME
15.GALLOWS
16.INVADER
17.OBVIOUS
18.PULSE_
19.BRINGER

EN1.
20.ADORE
21.JUDGEMEMT
22.EVIDENCN
23.EUREKA

EN2.
24.THIRTEEN
25.TIAMAT

終演後

葉月さんの言葉通り、アルバムとツアー、Blu-rayのお知らせとなるフライヤーが配られました。

ぼっち参戦の私は、周囲の皆さんが口々に述べられる感想に「分かるー!」と勝手に同意しながら会場を後に。

冬の東京ガーデンシアターはイルミネーションが良き

総括

20周年のファイナルであり、21年目のスタート。まだまだこの先もlynch.が作る世界を一緒に見ていきたいなと、改めて思わされる素敵な公演でした。今年は過去曲の再録があって、メンバーの技術力や表現力の向上を形としても実感することができ、そしてLIVEでも体感することができました。

でも、やっぱり聴きたい曲がありすぎて…。THE AVOIDED SUNとSHADOWSだけじゃなく、過去のアルバム・ツアーの再現は今後もやってもらえると嬉しいな。LUNA SEA、DIR EN GREYでもそうだったように、これは長く続けるバンドの宿命的なところかもしれないけど。

最後に。lynch.のみなさん、20周年おめでとうございます。そして、ずっとカッコいい音楽を、その姿を示してくださってありがとうございます。lynch.に出会えた人生で良かったです。首をはじめ、身体はしんどいことになったけど、それで生きていることを実感できます。良いことがたくさん待っていそうなので、来年も人生を楽しんでいきたいと思います。

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