図解がもたらす理解のすすめ-Nano Banana Proの社内活用術
はじめに
仕事をする中で、複雑な議論やドキュメントを前にしたとき、あなたはどのように理解を深めていますか?
私はMiroなどのツールを使って情報を整理し、視覚的にまとめることで理解を進めることが多かったです。ただ、最近Nano Banana Proを使うことで図解を通じた理解の深まりを実感するようになりました。
どんな活用の仕方をしているのか簡単にですが紹介できたらと思います。
自身の特性として
普段仕事をしていると、多くの場合、議事録や議論のログとしてNotionなどでドキュメントにまとめられたものが多いと思います。私の場合、テキストベースでまとめられたものを理解するのが困難とまではいかないにしろ、結構なパワーを使って理解する努力をしているように感じています。自分の中で腑に落ちない場合は、Miroなどを使って個人的に理解を深めるためにツールを用いていました。世の中で言われるビジュアルシンカーなのかはわかりませんが、図やわかりやすい視覚情報からのほうがすっと自分の中に落とし込みやすいと感じていました。
図解というアプローチ
実は社内のn8nワークフローで、Nano Banana Proを使った画像生成を試す一環で、適切にユーザーのインプットをアウトプットに使えているかの検証をするために図解というアプローチを使ってみました。
最初は本当にそれだけでした。
自分でも最初他のメンバーが使ってくれていることを気づきませんでした。
なので検証として、最初は個人的な課題に感じていた複雑なドキュメントや議論の内容を図解してみることにしました。
特性としてなのか、テキストベースの文字や箇条書きではなく、図やイラストを使って情報を表現することで、理解が格段に進むことを実感しました。
そして最初は自分で使っていたものが社内のメンバーが有用性がありそうと気づいてくれたことで社内でも活用できるのかも?と感じ始めました。

外部向けのクリエイティブではなく、社内向けのコミュニケーション促進
そもそもNano Banana Proは外部向けのクリエイティブ制作に活用することしか頭になかったのですが、今回のことを経て、社内活用としての可能性をかなり感じました。
数日しかまだ使っていませんが、図解を通じて理解の質が大きく変化したことを感じています。
また、個人的にですが短時間で図解された情報から、情報の構造や関係性を視覚的に理解し、各部分がどのように関連しているのかを、より深く理解できるようになったと感じています。
図解した内容は、後から見返したときにも理解しやすく、他の人が見る時にも効果的でした。文字だけの説明では伝わりにくい複雑な概念も、図解することで、より直感的に理解できるようになったと感じています。
自身の特性として、図解のほうが理解しやすいからという理由から試したものですが、使ったメンバーからの好評を見ると、特性関係なく図解による理解しやすさは多くの人にとって有用だと感じています。

自動化による組織への普及:Slackとn8nを活用した図解ワークフロー

個人の取り組みが組織に広がるきっかけとなったのは、図解のプロセスをSlackのリアクションにしたことが大きかったように感じます。
元々仕組みはすでに実装されていたので、Slackのリアクションをトリガーにn8nワークフローを呼び出し、投稿内容をNano Banana Proで図解するプロンプトを入れて一定の流れを構築しました。
この仕組みにより、Slack上で複雑な議論やドキュメントが共有されたとき、メンバーが特定のリアクションを付けるだけで、その内容が自動的に図解され、同じスレッドに返信として投稿されるようになりました。
誰でも指定のリアクションemojiを使えば簡単に図解を生成できるようになり価値を感じ、社内での活用が加速したと感じています。なんでも図解したくなってスタンプを押しまくっています。
コミュニケーションの質の向上への期待
図解は、個人の理解を深めるだけでなく、チームや組織全体のコミュニケーションの質を向上させる効果もあるように感じます。
複雑な概念や議論の内容を図解することで、メンバー間の理解が共有され、より建設的な議論をしやすくなると感じています。また、図解された資料は、後から参加したメンバーにも理解しやすく、知識共有にも貢献すると感じています。
ただ、図解されたものをみて、わかった気になるのも危険ではあると感じています。
図解した情報に抜け落ちた情報がないか、図解されたものとドキュメントを照らし合わせながら適切に理解をするのも大切であるとも感じています。
自身で図解すると、そこから得られる情報の構造、関係性が視覚的な情報でまとめることを適切に理解する部分が、この図解ツールだと抜け落ちるためです。
そのため、参加できなかったメンバーへの共有しやすくしたものや、あくまでもサブ的なもとして扱った方がよいのかもと感じています。
おわりに
画像生成の使い方として社内コミュニケーションに使えることは、自分にとっても大きな気づきでした。画像生成された図解やこの仕組みを通して、社内のコミュニケーションや理解の促進の一助になるとよいと感じています。
