新商品を出したのに売上が増えない。まさかの犯人は自分かもしれない・・・

こんにちは、井口です。
ぼくは個人事業主として、小資金でも実践できるWEB集客や販促の方法を探求しながら、日々仮説と検証を重ねています。
このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、意外と曖昧なまま使われているマーケティング用語にフォーカス。自分で調べたり、実体験をもとにしながら、できるだけ噛み砕いた言葉でまとめています。
専門用語が苦手な方でも、「なるほど、そういうことか」と思えるような形でお届けできたらうれしいです。
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なんだか怖い「カニバリ」という言葉に出会った
Webマーケティングやビジネスの勉強を始めたばかりの頃。
色々な専門用語を調べていると、「カニバリ」とか「カニバリゼーション」という言葉をよく見かけるようになりました。
「カニバリ…?なんか、響きが怖いですよね。まさか、誰かと誰かが争うとか、共食いとか…?」
そう思って調べてみたら、やっぱり、元々は生物学用語の「共食い」という意味合いがあることがわかり、ちょっとドキッとしました。
でも、この言葉がなぜビジネスの世界で使われるのか?
そして、ぼくたちのように個人事業主やフリーランスに、一体どう関係があるんだろう?
今回は一緒にこの「カニバリゼーション」という現象について深掘りしていきましょう!
ビジネスでは「売上の奪い合い」のことだった!
専門的な説明を調べてみたところ、「カニバリゼーション(Cannibalization)」は、ビジネスにおいては主に「自社の新商品や新しいサービスが、すでに販売している既存の商品・サービスの売上を奪ってしまう現象」を指すことがわかりました。
「共食い」と訳されることもありますが、簡単に言えば「同じ会社・お店の中で、商品同士が売上を取り合ってしまう状態」ということですね。
たとえば、会社全体としての売上は変わらなかったり、むしろ少し伸びていても、それは新しい商品が既存の商品のパイを奪っただけで、新規顧客が増えたわけではない、といった場合に問題視されます。
「せっかく頑張って新商品を出したのに、全体のパイは大きくならなかった…」となると、労力の割に合わない、ということになるわけです。
コンビニのプリンで考えてみる
言葉だけだとまだピンと来ないかもしれないので、ぼくたちの身近な例で考えてみましょう。
あなたの行きつけのコンビニを想像してみてください。
コンビニにはいつも定番の「なめらかプリン」が売っていて、あなたも時々買っていました。
でも、ある日突然、隣に「プレミアム・濃厚とろけるプリン(通常より100円高い)」が新発売されました。
「せっかくだから今日はちょっと贅沢しよう!」と、あなたがプレミアムプリンを買ったとします。
その日のコンビニの売上をチェックしてみましょう。
以前: なめらかプリンが100個売れていた
新商品発売後:
プレミアムプリンが30個売れた
なめらかプリンが70個に減った
結果、コンビニ全体のプリンの売上は、以前より少し増えたかもしれません。
しかし、プレミアムプリンの売上のうち30個は、「なめらかプリンを買う予定だったお客さん」から奪ったものですよね。
これが「カニバリゼーション」の状態です。
もし、プレミアムプリンが「普段プリンを食べない新しいお客さん」を連れてきてくれたのなら大成功ですが、そうでない場合は、手間をかけて新商品を作った割に、既存商品の首を自分で絞めてしまったことになります。
個人事業主・フリーランスにとってのカニバリゼーション
では、ぼくたちのような個人事業主やフリーランスにとって、このカニバリゼーションはどんな場面で起こるのでしょうか?
【例1】ブログやWebライターの「SEOカニバリ」
一番身近なのが、Webサイトやブログを運営している場合です。
これは「SEOカニバリゼーション」と呼ばれています。
たとえば、あなたが「個人事業主 確定申告 準備」というキーワードで記事を書いたとします。
その記事がGoogleで上位表示されて、たくさんのアクセスを集めました。
でも、しばらくして「フリーランス 確定申告 必要書類」という、内容が非常に似ている記事を新しく書いてしまったらどうなるでしょうか?
Googleは、「同じサイト内に、同じような情報が載っている記事が2つあるぞ?」と混乱してしまい、どちらを上位に表示させるか決めかねてしまいます。
結果、どちらの記事も検索順位が上がらなくなったり、アクセスを互いに奪い合ってしまったりするのです。
せっかく2つの記事を書いたのに、自分で自分のアクセスを減らしてしまう。
これがぼくたち個人事業主やフリーランスにとっての「共食い」の典型例です。
【例2】ハンドメイド作家・デザイナーの商品ラインナップ
ハンドメイド作家やデザイナーの場合、ターゲット層や価格帯が近すぎる商品を同時に販売するときに起こりがちのようです。
例えば、「2,500円の日常使いのシンプルなピアスA」と「3,000円の日常使いのシンプルなピアスB」を販売したとします。
お客さんは「どっちを買えばいいんだろう?」と迷ってしまい、結局どちらの売上も伸び悩む、あるいは、Bが売れることでAの売上だけが激減する、といったことが起こります。
商品やサービスを作る際は、「ターゲット顧客」や「利用シーン」を明確に分けておくことが、カニバリを防ぐ大切な対策になりそうです。
まとめ:カニバリは悪者?学びを次に活かそう!
カニバリゼーションについて一緒に学んでみましたが、いかがでしたか?
ぼくも最初はただの怖い言葉だと思っていましたが、「同じ釜の飯を食う仲間同士が、うっかり足を引っ張り合っちゃう現象」だと分かると、対策を考えやすくなりましたね!
とはいえ、カニバリゼーションが必ずしも悪いことばかりではない、という点も、最後に学んだ気づきです。
企業によっては、あえてカニバリを発生させて、既存の古い商品を新しい、より収益性の高い商品へ戦略的に切り替えさせる、という目的で新商品を出したりもするそうです。
ぼくたち個人事業主やファストも、新しい商品やサービスを生み出すときには、「これは既存の何かを食い潰していないかな?」「新しい市場を開拓できているかな?」と、一度立ち止まって考えてみる癖をつけると、ビジネスがより安定していくのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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