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YouTube小説の書き方「なぜ私達はこんなに簡単なことができないのか?」


字幕をしっかり入れているので、合わせてご覧ください。
 
00:00 表紙、なぜ私達はこんなに簡単なことができないのか?
00:22 紋切り型は絶対書いてはいけない。
02:22 紋切り型の例。
03:08 トートロジーは文法的に間違っている。
04:29 微妙なトートロジー。「緊急事態の状況判断」。
05:52 皆の書いている文章は「小説」ではない。
08:07 小説は「説明」ではない。
09:54 太宰治の天才的な描写。
13:05 夏目漱石の伏線はテーマであること。

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小説家はロケットサイエンティストではない。
紋切り型
トートロジー
小説は説明ではない
描写
テーマと伏線
 
 
私の自信作『俺の男の名前の刺青』5,000字
を買って読もう!
 
文学フリマ
2025年11月23日(日)
時間 12:00〜17:00
入場料 1,000円(予定)
出店の数 4,107ブース(予定)
場所 東京ビッグサイト
 
まだブースNoが発表されてないのですが
出店名は「ねぇ、ライナス」
アンソロジーの名称は
「BL未満ブロマンスアンソロジーSTAR」の予定です。
 
 
 
紋切り型
10,000字にひとつなら許す
冗談ならいい
紋切り型を書くかわりにもっと個性的な、文学的なことを書く
「胸ぐらをつかむ」
時間が流れる
顔をこわばらせる
半信半疑
言葉を失う
張り詰める
一目瞭然
首を振る
首を横に振る
首をかしげる
時間が止まってしまったように
食い入るように見つめる
身動きができない
息をのむ
ハッとする
視線を逸らす
顔を見合わせる
顔をしかめる
耳を澄ます
波紋の様に
走馬灯のように
右往左往する
嵐の前の静けさ
見て見ぬ振りをする
磁石に引き寄せられるように
絞り出すような声
顔をしかめる
静まり返る
淡々と
みるみるうちに
固唾を呑む
心臓がどきっとする
時間が流れる
思う壺
眉をひそめる
長蛇の列
笑みを浮かべる
ごった返す
一朝一夕
怒りを露にする
意気揚々と
戦慄が走る
騒然とする
目を走らせる
時間は掛からなかった
時間が掛かった
嵐の前の静けさ
満面の笑み
きょとんとした顔
真っ赤な嘘
嵐の前の静けさ
鋭い目
艶々とした髪
言葉を失う
溜息をつく
 
 
トートロジー
サーフィンをするサーファー
 
固まったまま動かない
まぶしいほどに明るい
純粋で混じりけが無い
周りを見回す
何度も繰り返す
コンプレックスと劣等感を持っていた
凄く痛感する
連絡が繋がらない
過去の自分を後悔する
更に追加で入金
生徒などの人命
言葉に騙される
東京に上京する
あなたと人生を生きていきたい
一緒にお金を稼いで一緒になりたい
凄く熱弁する
流れる流水
劇的な逆転劇
値下げセール
事態が非常事態
ボイコット運動
驚愕を覚える
履物を履き替える
非常に溺愛する
ロッキー山脈の山々
逆に逆効果
自国の内需
口はビッグマウス
事態が非常事態
新しい新薬
インフレが上がる
旅行で訪れる
素晴らしさを絶賛する
言葉を失い唖然としていた
小さい軽自動車
目的のターゲット
裸で服を着ていない
黙って押し殺す
本当の事情
自己負担が無料
裏の勝手口
溺れて溺死
ジョークを笑う
大変驚愕する
アメリカにおける反米意識
音楽を作曲する
流れる流れ
言葉の呂律が回らない
大きな大打撃
約一分弱
自分だけのリサイタル
大きな豪邸
その他の余罪
多く多用する
膝を打って打撲する
普通の一般的な
夕暮れとなり薄暗くなってきた。
お酒を飲む酒豪
猛吹雪が吹き荒れる
落石が降る
色の無いモノクロの景色
河の河口
安否が心配
緊急事態の状況判断
足のくるぶし
顔に笑みを浮かべる
会社に出社する
私の持論
 
同じ漢字が出た時点で
トートロジー
紋切り型は文法の間違い
ではないが、トートロジー
は文法的に間違っている。
小説は説明ではない
 
作者には絶対に分からないほど書き直しています。
例文①
オリジナル
三朗さんと祖父は高校の同級生で仲が良かった。三朗さんは画廊を経営していて
数か月に一度、素人の画家を集めて、私の絵も壁に掛けてくれた。これだけが私が画家として威張れる行事だった。
 
私が書いたもの
 私の背中をいきなりど突く人がいた。どうせ友人のミキだろうと思って、振り向いて肩をど突き返したら、それは三朗さんだった。ヤバいと思って、なにもなかったみたいに微笑んで見せた。あ、祖父が来てくれた。三朗さんが経営する画廊。時々私みたいな画家の卵を集めて壁に掛けてくれる。私の絵は抽象だ。太陽と星が同居する宇宙の絵だ。なんだか本物の画家になったような気がして、私はつるつるした木の床を爪先でぐるぐる回った。
 
例文②
小説は説明ではない
作者には絶対に分からないほど書き直しています。
 
例文②
広場に集まった人々の真上を飢えた鷹が旋回し、膝まで迫ってきた水の中には危険な魚が蠢き、AとBの直ぐ下にCは跪いた。
 
私が書き直したもの。主語はできるだけ前に持って来る。
 
 CはAとBに叫んだ。「早くみんなを安全な場所に移さないと!」飢えた声を上げる鷹が何羽も旋回している。膝まで迫ってきた水には獰猛な魚が蠢いている。Cは三羽の鷹に空中に持ち上げられた小さな子供を呆然とした。
 
必要のない描写はストーリーを止める。どうしても書かないと話が進まない、というぎりぎりまで書かない。
 
カーテンの隙間から朝日が(夕日が)見えました。王様は鋭い目をしていました。王女様は黒くて長い艶々とした髪をしていました。……男は最初に女の身体を見て次に顔を見てそれから髪を見るはず。
 
私が書き直したもの。
「初めて見たプリンセスに俺は驚いた。なんていい身体をしているんだ! 俺は隣国の王の首を持って帰る。そうしたら娘を俺にくれ、と王様に宣言した。王はお前にそんなことができるわけがないと俺を嘲笑した。王はまだ知らない。俺には凶暴なドラゴンと巨大なユニコーンがいるんだ。俺はプリンセスと目を合わせた。その瞬間、二人はロミオとジュリエットのように恋に落ちた。魔女の手引きで俺とプリンセスは、俺が敵国へ旅立つ前にベッドを共にすることができた。しかし、抱いてみるとプリンセスの身体はどこも整形だ。顔にも相当なメスが入っているようだ。俺は隣国へ戦いに行くモチベーションを失った」
 
 
太宰の天才的な文章『人間失格』。 私は太宰がこの文章をどうやって書けたのか全く分からない。
 
「一週間ほど、ぼんやり、自分はそこにいました。アパートの窓のすぐ近くの電線に、奴凧(やっこだこ)が一つひっからまっていて、春のほこり風に吹かれ、破られ、それでもなかなか、しつっこく電線にからみついて離れず、何やら首肯(うなずいたり)なんかしているので、自分はそれを見る度毎に苦笑し、赤面し、夢にさえ見て、うなされました。」
 
書きたくないことを書いているから書けなくなる。
既に興味を失っているプロットや登場人物の履歴書に沿って描こうと
思うと書けなくなる。
 
 
漱石の説明、描写、運命。
私と先生が浜辺ですれ違った、それだけで私は泣ける。
読者を泣かそう!
 
漱石の巧みな「美しい伏線」
 
「私(わたくし)がその掛茶屋で先生を見た時は、先生がちょうど着物を脱いでこれから海へ入ろうとするところであった。私はその時反対に濡ぬれた身体(からだ)を風に吹かして水から上がって来た。」
 

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©Yuki Sembommatsu 2025

https://youtu.be/vV_SRX_2uWw

https://youtu.be/n-VpX1D3Pco

https://youtu.be/UWq1A7Pm0wo




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