衣装ケースキエーロ、辞めました
私のnote記事の中で、今一番たくさんの方に読んでいただき、何度か拡散していただいている記事があります。
それが「衣装ケースで簡単キエーロ」の記事です。
たくさんの方に見て頂いて本当にありがとうございます。
ですが……。
衣装ケースキエーロを使っていて、無視できない「ある大きな疑問と問題意識」が生まれてきました。
そこで、衣装ケースキエーロの良い点、悪い点を、正直にお話しさせてください。
■ 衣装ケースキエーロの「良い点」
やってみて本当によかった部分は、今でも自信を持って言えます。
夏場の圧倒的な処理能力:透明なプラスチックが光をたっぷり取り込み、ケース内の温度がグンと上がるため、夏場の生ごみ分解スピードは本当に秀逸です。
初期コスト0円:家で使わなくなった古い衣装ケースを再利用するなら、1円もお金をかけずに始められます。
「生ごみが減って、土が豊かになる!」 ここまでは、最高の知恵でした。でも、1年、2年と季節が巡るうちに、見過ごせない「影」が顔を出したのです。
■ 3年で見えてきた「悪い点」
日本の四季がもたらす、1年を通しての激しい寒暖差。これが、プラスチックという素材に牙をむきます。
プラスチックの劣化が想像以上に早い:夏の猛烈な紫外線と直射日光、そして冬の凍りつくような極寒に晒され続けることで、衣装ケースはあっという間にもろく(脆化)なっていきます。
衝撃による破損のリスク:もろくなったケースに、冬の落雪や、ちょっとした作業の衝撃が加わると、パキッと簡単に壊れてしまいます。
本末転倒な「土の汚染」:壊れて粉々になったプラスチックは、消えることなく「マイクロプラスチック」として、土の中に混入してしまうのです。
生ごみを減らして、良い事をしているはずなのに、自分の手でプラスチックのゴミ(産廃)を土に混ぜて、畑を汚してしまうリスクがある。
これは、もの凄く矛盾しているんじゃないか?
何かが違うと思いました。

■ 改善としての、私の決断
モヤモヤしたまま、良いところだけを盲信して発信を続けることは、私にはできませんでした。
だから、「私は、衣装ケースキエーロを使うことを辞めました。」
キエーロという「微生物の力を借りる仕組み」自体は、今でも100点満点の発明だと思っています。でも、それを包む器が「プラスチック」である必要は、きっとないはずです。
紫外線でボロボロにならないもの
万が一壊れても、そのまま100%土に還るもの
をベースに生ゴミ処理をしていきたいと思っています。
自分で書いた記事を自分で否定する形になってしまうかもしれませんが、これが私が見つけた現時点での誠実な答えです。
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