【有料】通年で盛り上がる街は、なぜ“敵”をつくるのか?──焼酎とナポリタンに学ぶライバル都市論
打ち上げ花火で終わらせない。“通年型の熱狂”を生み出すライバル都市論
三軒茶屋を“本格焼酎の街”にしたい。
そんな無茶な仕掛けを本気で楽しんでる中の人です!
この記事で理解してほしいこと
地域の盛り上がりは「打ち上げ花火」で終わらせてはいけない。
本当に“カルチャー”として根付かせたいなら、「通年で持続する熱狂」を設計する必要があります。
その鍵となるのが、“比較対象としてのライバル都市”の存在です。
今回の記事では、スポーツやまちづくりで実証されている「ライバル論」の効果を具体例とともに紐解き、八王子ナポリタン、さらには三軒酎屋へと繋がる「通年型盛り上げ設計」の本質を言語化してみました。
一瞬の盛り上がりと、続く熱狂の違い
ご当地グルメや地域イベント、まちづくりプロジェクト──
日本中で「話題の打ち上げ花火的企画」を狙う動きは後を絶ちません。
でも、一発屋的な盛り上がりは、どんなにSNSでバズっても、季節がひとつ巡るころにはすっかり熱が冷めてしまうというケースが大体だったりします。
ではなぜ「持続する熱狂」は生まれにくいのか?
その理由は意外とシンプルで、“比較する相手”がいないから!だと私は考えています。
人も、メディアも、「物語」を求めています。
主人公だけではドラマは始まらない。
“ライバル”がいてこそ、舞台は動き出すのです。

イチローと松井――「記録」も「物語」も競い合いが生む
例えば野球界のイチローと松井秀喜。
彼らは同時代にMLBで活躍しながらも、スタイルもキャラクターも正反対。
孤高の安打職人・イチローと、豪快なホームラン打者・松井。
この2人の比較が、数々のスポーツメディアで議論を呼び、「どちらが真のヒーローか」という問いが常にファンの心を掴み続けてきました。
それぞれが記録を伸ばすたび、片方の名前が必ず浮かび上がる。
この“比較の構図”が、新たな物語を生み出し、通年でプロ野球への熱狂を持続させてきたのです。
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