【車中音楽手帖 #41】大貫妙子 1976-1984
【車中音楽手帖】
私の運転用プレイリストを紹介するシリーズです。
地方で暮らしていると、日常的に車を利用することが多いのです。
シティポップ発YMO経由テクノポップ行き
大貫妙子を認識したのは、NHK-FM『サウンドストリート』で教授が紹介した「黒のクレール」。清廉でビブラートのない、決してシャウトしないヴォーカル。中学生だった私はこんな歌声をほかに聴いたことがなく、きっと物静かでスピリチュアルな歌手に違いないと思ったものでした。
その後、「ピーターラビットとわたし」やNHK『みんなのうた』の「メトロポリタン美術館」を聴いて、「意外とポップな世界観もイケるのね」と認識を改めました。そして、ティンパン・アレイやナイアガラ関連の音楽を探求する中で、シティポップとしての再評価も目覚ましい70年代のアルバムまで辿り着いたのでした。もちろん、シュガー・ベイブの『SONGS』も聴きましたよ。
このプレイリストは、クラウン〜RVC期のシングル曲を中心に、代表曲を選抜。この期間は、どのアルバムも制作の半分程度を教授が担っているのですが、YMOをバックに迎えた'80年の『ROMANTIQUE』を境に、徐々にシティポップ色は薄れ、打ち込みによるテクノポップ感が増していきます。グラデーションのようにアレンジが移り変わっていく様子は、70年代後半から80年代初頭における日本のポピュラー音楽史の縮図と言えるかもしれません。
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