見出し画像

【#3】濁りの海で見つけた、自分なりの納得。


お疲れ様です。
今日は「自然相手に予想を立てるのは、やっぱり難しいな」と痛感した一日でした。
昨日の昼前には風も止んでいたので、海も穏やかに澄んでくれるだろうと期待していたのですが……。
現場に行ってみないと分からないのが、この仕事の奥深さであり、厳しさでもありますね。
本日の漁データ(3/11)
• 潮: 小潮
• 風: 北 3〜4m
• 波: 0.5m
• 水温: 13℃
• 漁獲物: 平貝(タイラギ)、白ミル貝
今朝の海は、期待に反して「濁り」が残っていました。
潜ってみると視界が悪く、おまけに小潮の影響で潮がほとんど動いてくれません。
潮が適度に流れてくれれば海中の濁り(にごみ)も流されていくのですが、今日はその場に停滞しているような感覚でした。
水温13度。指先が少し痺れるような冷たさの中で、濁った砂地を見つめる時間は、かなりの集中力を要します。
港に戻ると、仲間の漁師たちからは「今日は全然ダメだ」「お手上げだ」という声が聞こえてきました。
確かに、視界がこれだけ悪いと獲物を探すのも一苦労です。
ただ、そんな状況でも焦らず、砂地のわずかな変化や貝の気配を丁寧に追っていきました。
結果として、いつも通りのペースでしっかり獲ることができ、自分としては十分に納得のいく一日になりました。
「条件が良いときに獲れるのは当たり前。条件が悪いときに、どれだけ自分の仕事ができるか」
今日はそんな、自分自身との勝負に勝ったような、静かな充実感があります。
冷えた体に、温かい味噌汁が染み渡る夜になりそうです。
明日もまた、海がどんな表情を見せてくれるか楽しみです。
それでは、また。

いいなと思ったら応援しよう!