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【ステイホーム】#30 父、高校の学費を払う

2月25日(金)、「まつげ育成液」を買う、だから7,000円おろしてきてくれ、と言われた。
娘には、毎年のお年玉や市から給付された児童手当などをコツコツためたゆう貯がある。まだ幼かった時からずっと私が通帳を管理しているので、彼女ひとりでは現金化できない。なのでそこから7,000円おろしてきてくれと頼まれた。無論、娘のお金だ。好きなことに使っていい。今までだってそんなふうにCDを買いたいとか、イベントのチケットを買ってあげたことはあった。

しかし7,000円もする高額なものは始めてだ。それに、「まつげ育成液」なんてものが、その価値あるものなのかどうか私にはわからない。
などとしばらく逡巡してしまったが、結局は黙って持ち出されるより正直に言ってくれたのだからよしとした。ここで断ってつむじを曲げられらたら、もう言ってくれないかもしれない。

2月26日(土)、ショッピングモールへ2人で出かけた。そこで娘がカラーコンタクトをしているところを初めて見たが、ほとんど黒と変わらぬ茶色で、正直言って変わらないじゃないかと思った。もっと外国人みたいな色になるのかと思ってた。どうせやるならもっと派手にすればいいのに、気が小さいのかな?

2月27日(日)。N高入学手続きをした。着用義務はないのだが、一応制服がある。カタログを見せたら制服は気に入ったようで、リボンのものとネクタイのものとどちらがいい?と聞くと「両方じゃダメ?」と言う。ダメじゃないよ。ダメじゃないけど、お金かかるけど、まあお金はあるからいいか、両方買うか。ということで両方申し込み、さらに学費75万8千円をインターネットバンキングで振込みした。これで高校生になれるんだから。2着の制服を気分で変えて通学してくれるんなら全然OKだ。ポンと払えるだけのお金があってよかったさ。これが父の甲斐性というものだ。


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