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【ステイホーム】#4 父、M相談室に行く

 忘年会シーズンが近づいたので、大学のサークル時代の友人にふとLINEをした。もちろん忘年会をいつやろうか、という件だ。だけどその際にポロッと、「最近、次女が学校に行かなくって困ってんだよ」ってチャットをした。すると、友人は「実は今、社会福祉士になるための勉強というか実習をしてるんだ」と言う。へえ、そうなんだとこちらも長い話を書いたら、色々と不登校についての一般的なことを教えてくれた。でも具体的なアドバイスをするには「アセスメント」というインタビューのようなものが必要で(友人はまだ勉強中の身なのでできないが)、それができる人を知ってるからと、M相談室という知り合いを紹介してくれた。
 M相談室は偶然にもうちから近く、電車でひと駅、自転車でも行ける距離だった。翌日電話をしたら、12月25日に空きがあるというので、妻と二人で行く予約をとった。

 さてその前日、12月24日のこと。中学校は終業式。娘はやっぱり不登校なので、妻が代わりに中学へ通知表を受け取りに行った。通知表だけかと思ったら、宿題やら教科書やらプリントやらを大量に紙袋で持って帰ってきた。

2学期の通知表
   病欠:18 (6, 体調不良12)
   遅刻:9
   早退:1

 もう冬休みなので、次女は堂々と学校へ行かなくてよくなった。妻が重い思いをしてるのをよそに、私は娘たちと3人でスーパーへ買い物に行き、薄力粉やらイチゴやら買わされた。娘たちはチーズケーキを作り、夜はちゃんと家族4人でクリスマスパーティーをやった。
 もちろん、ちゃんとサンタクロースも夜中に来てくれて、子供達へのプレゼントを置いて行った。今年の次女は良い子にしてなかったのに?と私は思った。

 改めて25日。M相談室に相談に行った。

当相談室は、家族問題・嗜好(依存)問題・不適応の問題・その他メンタルヘルスの相談室です。医療機関ではありませんので、保険は使えません。相談担当者は医師ではありません。精神保健福祉士の資格を持っていて、生活をどう見直すか、どう建て直すかという視点で相談にあたっています。

 まずは次女のこと。乳幼児の頃から最近までに覚えている行動や癖を伝えた。さらには自分たちを含む家族のこと、友達や学校や先生の話などを時間をかけて聴取された。初回相談料は1万円くらい。当時のことはもうよく覚えていない。結局、親として娘をどう扱ったらいいのかの答えを求めたと記憶している。手元にメモがあるが、殴り書きなので自分でも判読できないところがある。それでもなるべく拾って書き起こしてみよう。

・エネルギー使っちゃって疲れているのではないかな?使い方が下手。
・なぜかを聞いて理解する(→克服するのか/無理しないのか)
・対人の気遣いに苦しんでいる。
・うちの中の居場所は決して奪わない。
・父母が同じ人に相談し続ける(M相談室でも良いし他でも良い)
・本人の相談への同行は本人に決めてもらう。
・正論をぶつけないこと(「学校へ行くべき」)
・どういうことで苦労しているか聞く。どうするのがいいか一緒に考える。
・今は待つ。冬休みはちょうどいい。
・中学は卒業させてくれるから時間をかけていい。あと2年もある。
・しばらくじっくり様子を見ましょう。

 すぐにでも学校へ復帰させてやりたかったが「卒業まであと2年もある」って言うほど、そういう長期戦になるものなのか!と驚いた。つまり、今は焦ってもしょうがないんだな、まずは年末年始はのんびりと楽しい雰囲気を作って、学校のことを考えずに済むように穏やかに過ごしていこう、と帰り道に妻と話した。こうして2019年は暮れて行った。

(続く)

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