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【ステイホーム】#23 上がって下がって乱高下

 10月28日(木)、2度目のSメンタルクリニックへ通院。診察が始まったのが16:50で終わったのが17:00。はるばる隣町まで両親休みとって来たのに10分だけだけかい!って、思った。でも今になってみると、この2週間のエビリファイの効果がテキメンだったから、「クスリがあってるみたいなので、続けましょう」って診断するだけだよなあ、そりゃ。

 しかし、そう調子がいいことばかりでもなかった。
 11月8日(月)、また下り坂がきた。オンラインのコースが終わり、この日からN中の通学が再開したのだ。心配した妻が、午前中仕事の休みをとって、朝から付き添って登校したものの、やっぱり建物の前で足がすくみ、N中に入れなかったそうだ。10:40に家に帰って来てしまったのだ。
 翌日は一日中、雨。朝散歩もせず、朝食も摂らず、昼飯も食わず。ただクスリだけは飲ませた。
 11月10日(水)は、2日めの登校日。一歩も部屋から出られず。食事にも来ない。急に逆戻りだ。それほどN中へ登校したくないということなのだろう。

 そんな夜、大阪から長女が帰省した。二十歳の記念写真を撮影するためだ。長女は自分で実家近くのスタジオを予約してあって、そこに家族で一緒に行って、妻と着物を選んで着替えたり、プリントをどれにするか選んだり、といったことをした。もちろん費用は親が支払ってあげた。長女は幸せそうだったが、そのぶん次女は面白くないのであろう、拗ねた。

 月曜日、N中不登校4日目。
 水曜日、N中不登校5日目。そこへ郵便で、N高合格通知が来た!!しかし喜んだのも束の間、入学手続きをしようにも、次女が部屋から出て来てくれない。本人に入学意思がなければ意味がない。夕方、N中の先生から電話がかかってきた。「週末に文化祭があり、保護者同伴できるのでこれをきっかけに来てほしい」とのことだった。果たして土曜日、妻と次女を二人車で送った。建物に入るのを確認して私だけ戻ったのだが、結局エレベーターに乗れずに泣いてしまったという。

 その後も不登校は続き、3度目のSメンタルクリニックに行く日になった。前回のように簡単には行かなかった。クスリが効いてたわけじゃなかったんだな。先生の問いかけに本人は終始無言を貫き、妻ばかりが喋りまくる様子を見ていた。これじゃ本人を連れてくる意味ないじゃないか。一瞬、迷路を抜けたと思ったがそれは勘違いで、また袋小路に入ってしまったのかなと天を仰いだ。

(続く)

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