【ステイホーム】#9 娘、N中へ通い始める
『13歳の進路』にフリースクールと言うものが載っていた。中学へ行けない不登校の子に勉強を教えてくれる。「N中等部」というのは、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する中学生向けのフリースクールだ。学校教育法第1条に定められた「一条校」(正式な中学校)ではないため、公立中学校や私立中学校に在籍したまま通う形になる。本籍の公立の先生との連携も取ってもらえるので、きちんと勉強した上で卒業することができる。さらに従来のフリースクールとは少し違い、IT・探究型学習や実践的なスキル習得を重視した「新しい学びの場」として、パソコンなどを使いながら積極的な今の時代に即した教育をしてくれるようだ。これはむしろ娘に合っていると思ったし、最低でも義務教育レベルの教育をほどこしてくれるという意味で安心感があった。いずれ高校受験にも目が向くのではないか。
11月、「N中に行ってみないか?」と娘に声をかけて、ネットの宣伝動画を見せたり、実際の教室での説明会に連れ出したりした。入学すれば彼女専用のパソコンも買ってあげるし、気の合うお友達もできるかもしれない。いろいろとおだてて娘の承諾をとりつけた。





12月、Zoomで面談と入学テストだった。娘はそつなくこなし、無事に入学が決まった。早速入学手続きの書類を作成して、志望動機ややりたいことなどの作文も書いてくれた。早速入学金249,200円振り込んだ。さらに当時最新機種M1チップのMacBook Airを買った。115,280円。親としてはN中にさえ任せておけば、もう晴れて不登校脱却だとやる気満々だった。
クリスマスパーティーで始まった登校。楽しいに決まってる。自転車で30分くらいの距離だが、もともとの中学も徒歩で30分くらいかかるところだったので、そんなに遠くもない。満員電車で通学してる子もいるそうなので、それに比べたら全然近所だ。幸いお友達ができたらしく、年末にはにふたりでイオンに遊びに行ったりもしてくれた。N中に助けられたと思った。
(続く)
