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【全読可(約2分)】成績向上には教えすぎない勇気を

〜自立や成績向上のためにも「わかる楽しさ」を奪わないで欲しい〜

「なんでこんなこともわからないの?」
「また同じ間違いしてるじゃない」
こんな言葉、どこかで耳にしたことはありませんか?

子どもに真剣に向き合っているからこそ、つい厳しい言葉が出てしまう。
でも実はそれが、「わかる喜び」や「自分で考える力」を奪って、成長を阻害してしまうこともあります。

そして、続くのが「答えはコレでしょ。しっかりしなさい!」と答えを教える。

子どもが困っていると、助けたくなるのが大人の心情。
でも、その「優しさ?」が、思考力や探究心を育てる芽を摘んでしまうことがあります。

私は塾講師時代、「教えすぎないこと」をとても意識していました。
質問されたときも、もちろん答えは教えません。これがこうでこうなってと、解説もしません。

答えを与えるのではなく、問い返すようにしていました。

「どこまで考えた?」
「どこがわからない?」
「この言葉、どういう意味?」
「これ、いつ習ったけ?どこを見返せば良い?」

こうしたやり取りを通じて、子どもは自分の力で答えにたどり着いていきます。

そのときの表情は、ただ正解を教えられたときとは全く違います。
「自分でわかった!」という成功体験が、次の学びへの原動力になるのです。

だからこそ、ちゃんと伝えたい事が有ります。

塾に行けば成績が上がる、教えてもらえる、塾に通えば安心。

そんな事を思って塾に通わすのは、やめたほうがいい。お金の無駄かもしれません。

塾には模試や進学データなどのメリットもありますが、「教えてもらうのが当たり前」になってしまうと、自分で考える力を育てるどころか、他人に依存するクセがついてしまうこともあります。

「高いお金を払ってるんだから、塾の先生にすぐ聞きなさい」
この言葉が聞こえたら、それは危険信号です。

本当に大切なのは「自分の力で乗り越える」ことです。

だからといって、質問しちゃダメだとは思いません。考えた後に、それでも分からなければ……だと思います。
また、私は、子どもたちが友達同士で教え合うことは大切にしていました。
人に教えるには深い理解が必要で、質問することで自分のわからない部分も明確になる。
何より、同じ目線で学び合うことには「安心感」があります。
この安心感こそが、柔軟な思考を育て、学びを「自分ごと」に変えていくのです。

だから「教える」よりも「一緒に考える」という姿勢をもって欲しいのです。

以前はすぐに「わかんない」と助けを求めてきたある子。毎回すぐには答えを教えずに、考える機会を与えていました。そんな子がある日、自分で教科書とノートを見比べ、図を描いて、友達に聞きながら、自分の力で答えにたどり着きました。
その時のイキイキとした表情を見て、「こうして考える力って育っていくんだな」と心から感じました。

最後に。

保護者や教育者の皆さんへ。
「教えすぎない勇気」を、どうか持ってください。

遠回りに見えるその時間は、子どもが自分の地図を描いている時間です。
その「もどかしさ」を一緒に乗り越えることで、子どもはきっと、自分の足で歩き出します。

それが自立であり、成績が伸びる方法であり、大人になってからも役立つ力となるのです。

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