知れば変わる。仕事や勉強が「出来る人」との差。その正体。
「仕事ができる人」や「勉強が出来る人」との差って何でしょうか?
頭が良いとかIQが高いとか、もちろんそんなんじゃない。
気づく・行動する・仕組み化する、そして成長へつながる話
子どもさん向けの「勉強✕成長」の話は後半の
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
で区切った後から。
今日はもっと未来の話。
大人の仕事の話。
さて突然ですが、あなたは飲食店の店長です。あなたの店の店内……ふと天井の角を見上げると、クモの巣が張っている。
あなたなら、どうしますか?
多くの人は「気づいて取る」か、「そのままにする」か、どちらかの行動を取るでしょう。
では、ここで考えてみて下さい。
「仕事ができる人」は、どうするでしょうか?
また、反対に「仕事ができない人」は、どうなると思いますか?
この問いに対する答えは、もちろん単純ではありません。
クモの巣を取る=仕事ができると考えましたか?
私はそれは違うと思っています。
まず前提として、店舗にクモの巣を見つけたら取るのは、接客業ならば基本中の基本です。
気づいたから取った。
それは当然の振る舞いであり、店長なら出来て当たり前。もしもそれだけで「仕事ができる」と高く評価されるならば、その組織は相当にレベルが低い。
逆に、取らなかったからといって、必ずしも「仕事ができない」とも言えません。
重要なのは、その人がどう考え、どう判断したかです。
たとえば…
お客さんがいたので、待った
新人を育てるため、あえて自分は手を出さなかった定期清掃の担当者がまもなく来ると知っていた
このように、合理的な理由があって、判断して取らなかったのであれば、それは適切な判断のひとつと捉えることもできます。
問題なのは、「見なかったことに」「誰かがやるだろう」「面倒だな」といった責任を放棄するような態度です。スキあらばサボるタイプとも言えます。
こうした人には、私は重要な仕事を任せたいとは思いません。
ですが、本当に「仕事ができない人」は、もっと深いところにいます。
それは、そもそもクモの巣の存在に
「気がつかない人」
です。
気づいても取らない人よりも、気づかない人の方が圧倒的にヒドイと思います。
客観的な視点を持てず、空間の清潔さに無頓着。
そこに「違和感」があることすら認識できていない。
このタイプの人は、たとえ何度も同じ場所でクモの巣が張られていても、改善しようとは出来ません。気がつかないのですから。
気づけなければ選択肢も生まれず、行動にもつながらない。
これは単なる怠慢ではなく、根本的な観察力や意識の欠如=能力不足といえます。
正直言って、こういった人を育てる、引き上げるには時間がかかります。ただし、この視点を教えただけで、急激に成長出来る人も稀にいます。ただ、多くは何年経っても出来ない。さらにそこに、言い訳癖があったり、自分は仕事が出来ると勘違いしていたり、文句ばかりの他責人間だとすると。もう最悪です。完全に組織のガンで足を引っ張ります。雇ったらダメなヤツ。ただ、どうしても一定数は存在してしまいますよね、どこの組織にも。
このような場面での、人の行動を私なりに以下の5タイプに分類してみます。
気づかない人 = 仕事ができない人
気づいてもやれない人 = 甘えのある人
気づいてあえてやらない人=考えて選択する人
気づいて対応する人 = 普通の人
では、仕事が出来る人はどうなるでしょうか?
私が考える、仕事ができる人は、そもそもその問題が起きないように、仕組みから整えるような人です。
たとえば、クモの巣を毎回手で取るのではなく…
照明や空調の配置を工夫してクモが寄らないようにする。殺虫剤を撒いておく。定期清掃のルーティンを整備する。誰でもチェックできるような清掃リストを作る。店舗マニュアルに巡回項目として明記する。などなど、「次に同じことが起きないように」工夫します。
これが、「ただ行動する人=普通の人」と「仕組みをつくる人=仕事が出来る人」の決定的な違いです。
さらに、仕事ができる人は自分一人だけが対応できる状態にはしません。
誰でも同じように対応できるようにマニュアル化する。清掃の手順を簡略化して継続性を持たせる。コスト、時間、品質などを天秤にかけて最適解を考える。などなど。
つまり、再現性や効率性を重視し、成果がチーム全体で安定して出るような「仕組みを整える」のです。そしてこの思考には、限界や終わりは無いし、正解も有りません。人によってはそこからさらに、クモの巣退治の商品開発をしたり、特許を取ったり、そのノウハウで起業したり、他の事例に応用したり……とにかく、1つの事から無限の可能性を見出すのです。
仕事ができる人は、ただ手を動かすだけでなく、思考を巡らせます。
効率よくできているか?
再現性があるか?(他のスタッフでもできるか)
コストは適正か?(時間も含めて)
継続的に成果を維持できる仕組みか?
他に、活かせないか?
収益化出来ないか?
などなど
こうした視点があるからこそ、安定して結果を出し続けることができるのです。
クモの巣を取るために動くだけじゃなく、動きながら、考えています。
こういった姿勢は、特に失敗したときやトラブルにあった時に、顕著な違いが見えます。
たとえば何か店舗でトラブルが起きた場合どうなるか。5つのタイプに分けて考えてみます。
1.気づかない人:何が悪かったかもわからない
2.甘えのある人:言い訳をする、他人のせいにする
3.選択出来る人:ピンチをチャンスにする事も可能
4.普通の人:失敗を挽回しようと努力する
5.仕事ができる人:同じ失敗が二度と起きないよう、PDCAを回して仕組みを考えるし、チャンスとも捉えて利用する
人は誰でも失敗します。ミスもしましす。
そこで「うわぁやっちゃった…」と空を見上げている間に。飲みに行って友達同士でグチを言っている間に。出来る人はどんどん成長し、止まっている人との差はガツンと広がっていくのです。
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この話は、実は勉強や自己成長にもそのまま通用します。
1.気づかない人:間違ったまま、意味もなく覚えるから伸びない
2.気づいても直さない人:問題解いて終わり。間違いを直さないので伸び悩む
3.選択する人:得意不得意や効率などを考えて取り組むから伸びる
4.気づいて直す人:努力の量次第で伸びる
5.勉強が出来る人:なぜ間違えたかを分析し、次に活かす仕組みを作るなど工夫して、短期間で効率良く伸びる
たとえば…単語が覚えられないなら、暗記カードや復習表をつくる。ミスが多いなら、ミスの傾向を記録して対策する。理解が浅いなら、友達に説明してアウトプットする。
過去記事を見て頂ければ、こんな例は沢山書いてあります。こうやって、自分に合った仕組みを作れる人は、成績も伸びやすいのです。
「勉強ができる人」は、決して生まれつきの才能や頭の良さではありません。
本当に勉強ができる人は、「成果が出る方法」を自分で見つけ、努力できるのです。
そしてその力は、将来、どんな分野でも成果を出すための「仕事が出来る力」にもつながる。
仕事でも勉強でも、成長し続ける人には共通点があります。
細かな変化や違和感に気づく力があり、仕組みや対策を生み出す力もあります。また、時に自分ではやらないという判断を下して、人に任せたり、外注したりもします。
ただ頑張るだけでなく、「頑張り方」を見直せる人は成功し、成果を出し続けます。
あなたは今、どのタイプですか?
クモの巣に気づかない人
気づいてもやらない人
気づいて自分はやらない判断をする人
気づいて自分で対応する人
クモの巣ができない仕組みを考える人
今のあなたが、どの段階だろうと構いません。
これに気づいたその瞬間から、成長は始まりますから。
そして最後に。
きっと私が知らないだけで、もっと上のレベルがあるはずなんです。もしもご存じの方がいましたら、ちょっとでもヒントを頂けると嬉しいです。
今回は3000文字オーバーと、いつもより長めでした。最後まで、読んで頂いてありがとうございました。良ければコメントやスキなど頂けると、嬉しいです。また記事を書く活力になります。
