『green cola』の発売で、まだコーラを新しくできることに気がつかされた。
コーラといえば、コカコーラ。もしくは、ペプシコーラ。
日本で、ごく普通に生きていれば、コカコーラの広告を目にすることが多いし、自分の小さい頃からおそらく一番飲んだのがコカコーラだと思う。それは流通や販売の力のようなものも関係しているのではないか、と思ったりもしているが、ここ何年かは、個人的な理由で、ペプシコーラをよく飲むようになった。
ペプシコーラを、よく飲むようになった
でも、コーラといえば、コカコーラ、もしくは、ペプシコーラ、というイメージは変わらないままだった。これまでに、他のコーラも販売されていたはずだし、もしくは、飲食店で独自で売っていたクラフトコーラのようなものも飲んだことがあるけれど、結局はペプシコーラを飲み続けている。
コーラ、には、コーラにしかない、独特の味がある。コーラが開発されたとき、元は薬、というようなことが言われているし、だから、分かりにくいけれど、ただ甘いだけではないひっかかりのある味があって、それが嫌いな人には受け付けないのだろうけれど、でも、時々、コーラを飲みたくなる。
『green cola』という、新しいコーラ
すでに、50年以上前から、他の清涼飲料水と比べても、コーラに関しては、根拠もそれほどない「黒い噂」が絶えなかった。
最初の頃は、世の中のことを人よりわかってますよ、というような言動をしたがる小学校の同級生から聞いたことだったと思う。
今考えたら、その年齢で、人が知らないような情報を知っているはずがないのだけど、もっともらしい顔をして、コーラには非合法の薬品が入っているらしい。だから、中毒性があって、飲みたくなってしまう。コーラを製造している会社も、そうしたことを隠したいから、その詳しい材料は公表していない。そんなひどい噂が流れていて、それでも、どこか信じてしまう部分もあったのは、あの黒い色と、ただ甘いだけではない癖のある味のせいだったと思う。
その後は、コーラの中に煮干しを一晩漬けていると、ドロドロに溶けてしまう、だから、コーラを飲むと骨を溶かしてしまうから、特に子どもにはよくない、とも言われていたが、それが、どこまで本当か分からなかったし、その上、自分で確かめようとしなかったのは、その「実験」をしたら、コーラも煮干しもダメになってしまいそうで、親にも怒られそうだったからだ。
こうした出どころのはっきりしない噂を知っているのも、ある年代以上の人になってしまったかもしれないけれど、それでも、健康に気を使っていたりする家庭で、今でも、コーラが積極的に選ばれることは少なそうだし、21世紀のこれから先は、より体にいいものが求められる中で、新しくコーラを発売したとしても、すでにあるコカコーラや、ペプシコーラを抜けるわけもないし、健康志向の時代では、苦戦するのは間違いないように思えていた。
だけど、自分にとっては、特に何の前触れもなく、新しくコーラが発売された。
『green cola』という名前。
なんとなく新しい感じはした。
体にいいかもしれない味
スーパーの棚で見て、なんとなく良さそうと思ったのは、そのペットボトルには、植物由来の甘味料という文字があって、それで健康志向のコーラだと感じたせいもある。
購入して、飲んだ。
少し弱めのコーラ、という印象だったけれど、以前から、こうしたゼロカロリーの飲料に使われている甘味料については、体に良くないのではないか、というようなはっきりしない噂もあったが、500mlのペットボトルを飲むとなると、普通に砂糖を使用する飲料だと一本飲むと200キロカロリーを超えたりするので、体重を考えると、どうしても「0キロカロリー」を選んでしまいながら、微妙に不安もあった。
だから、もし、『green cola』の甘味料が、同じ「0キロカロリー」で、より体に安心であるとすれば、これからも、このグリーンコーラを飲むかもしれない。
というような気持ちがありながらも、これからも、もう少し強めのコーラを飲みたい時はペプシを選んで、そうでない場合は、このgreen colaを飲んで、というように、自分にとってのコーラの選択肢が広がった感じはした。
成功した「物語」
これまでの、新しく発売されてきたコーラと比べても、よりコーラらしく感じ、また飲もうと思えたから、それだけでも成功していると思った。
こうした記事を読むと、このグリーンコーラは、もうかなり前からギリシャで販売されていたことを知ったり、さまざまな「物語」を持った商品であることも知った。そうした手法を使ったマーケティングの一環ではないかと思った。
健康的なコーラ。
今、狙うとしたら、そこしかないだろうから、それに対して、どこまで実現しているのかは、消費者としては正確にわかるわけもないが、でも、イメージとして、他のコーラと比べたら、体にいいような印象を、消費者の一人として、すでに持っているから、現時点では、そのことはうまくいっているのは間違いない。
自分は、このコーラのターゲットである若者層ではないこともあり、こうした背景を知らなかったが、それでも購入し、これからも飲むかもしれないから、今回のグリーンコーラは、かなり成功するのではないか、と思った。
パッケージは、コカコーラにも、ペプシにも似ていなくて、ちょっとかっこいいし。
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