「テレビについて」㊵「ドラマとDVD告知と、黒木華の演技」
おそらく、これまでも多くの人が指摘してきたと思うのだけど、テレビでドラマを見ていて、その途中で、そのドラマのDVDの発売に関する告知が流れると、その画面に出演俳優が二人出てきて、笑顔でそのことについて語る場面に違和感はある。
ドラマの中で、とんでもなく憎み合っているような役柄だとしても、そのDVDの告知の場面では、二人で仲良く笑顔で、当たり前だけど、カメラ目線で話をする。営業的には正解なのかもしれないし、もちろんドラマはフィクションで演技だと分かっているのだけど、微妙にがっかりする気持ちになる。
「僕の姉ちゃん」
このドラマは、放送時間は30分。
姉が黒木華。弟が杉野遥亮。
両親が不在のため、一時的に姉弟で二人暮らし、という設定で、話は進む。
二人とも働いている年齢なので、仕事を終え、帰宅後に、様々な気持ちと状況で、会話をする。
姉の黒木華が「弟よ」と呼びかけ、あまりにも素直な杉野遥亮を諭すように、それも、一筋縄ではいかないけれど、気持ちがふっと広がるような話をするので、実際は弟として姉がいるのは、大変だという話を聞いてはいるけれど、姉がいたら楽しそうかも、などと思ってしまった。
(こういう思いも、黒木華の「姉」には、そういう勘違いをしてはいけない、と諭されそうだけど)。
会話のテンポや、室内の光景や、繰り返される帰宅の様子などが心地よく、その上で、微妙な引っかかりもあって、見るたびに、好きになるようなドラマだった。
杉野遥亮の「弟」も、とてもハマっていて、黒木華の「姉」と共に、本当にこういう人なのではないかと思えるくらいだった。
DVDの告知
最近は、ドラマ本編だけではなく、配信用のスピンオフのドラマもあるから、俳優の労働量が増えているような気がして、さらに、DVDの告知の仕事もあって、そこにまで細やかに気を配るのは難しいのだろうと、想像はしている。
それでも、ドラマの時と、全く違う人として登場するのは、勝手なものだけど、視聴者として、今もちょっとガッカリはしているのだけど、「僕の姉ちゃん」は少し違った。
黒木華と、杉野遥亮が二人で、DVDの告知をする。
とても短い時間で、杉野の方は、告知のセリフがあったから、素に近いかどうかの判断が難しかったのだけど、ドラマ視聴者の目線では、黒木華は、「姉ちゃん」のままで、告知をしているように見えた。
だから、ドラマと、告知の画面で、同じ「姉ちゃん」として、そこにいてくれるので、これが勘違いの可能性があるとしても、なんだかうれしかったし、俳優としてすごい人なのではないか、とまた敬意が蓄積した。
本当は違っていたら、視聴者として見る目がなくて恥ずかしいし、なんだか、申し訳ない気持ちになる、と思います。
(他にも、いろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでもらえたら、うれしいです)。
#コンテンツ会議 #テレビドラマ #僕の姉ちゃん
#黒木華 #DVDの告知 #ギャップ #役柄
#俳優 #演技力 #杉野遥亮 #テレビ
#ドラマ #姉弟 #毎日投稿 #テレビドラマ感想文
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んでいただき、ありがとうございました。もし、面白かったり、役に立ったのであれば、サポートをお願いできたら、有り難く思います。より良い文章を書こうとする試みを、続けるための力になります。