見出し画像

いよいよ全国へ!沖縄と照屋年之監督に惚れた浅野忠信が歩いた伊江島の【映画】公開中

沖縄をテーマに映画作りを続ける照屋年之監督の前作「洗骨」は海外でも高い評価を得て玄人筋の注目も集める。そんなゴリ監督が指名したのが浅野忠信、そうゴールデングローブ賞に輝いた国際派だ。そして看板ミュージカル女優の堀内敬子とが演じる夫婦の愛情物語・・・・・・・でも主役の松田るかはその二人をも置いてきぼりにするくらい魅力的な女優だ!!

タイトルロール前のプロローグからしてビビッドな、チャーミングでちょっとレトロ感も漂う笑顔が炸裂する。反面序盤ではツンデレを絵に描いたような巧演技。舞台挨拶で垣間見せてくれた機知と頭の回転の速さを遺憾無く発揮してくれる。

おまけに最後には彼女に(分かってはいても)やっぱり泣かされてしまいました。

沖縄中部の離島、伊江島を舞台にしたある夫婦の物語、末期の病床の父の元へその父を毛嫌いする娘が7年ぶりに戻ってくる。母の死以来の帰郷だったのだ・・・・

監督は「洗骨」で玄人筋の評価も高い沖縄出身の照屋年之、ガレッジセールのゴリ、ゴリエといえば大概の人はしっちょるでしょう。日芸映画学科出身だったのだ。
その卓越したストーリー、照屋監督のオリジナル脚本であるが原作としてショートフィルム「演じる女」主演・満島ひかり(SSFF&ASIA=2021 ジャパン部門 ベストアクターアワード受賞)で既に作品化されていたもの。その構想には照屋監督自身の母親像が見え隠れしているらしい・・・・・
コメディ映画なのか?と思えばさにあらず。ほんわかとした、心あったまるラブ・ストーリーなのでした。しかもキャスティングが最高です。
主演の松田るかが想像以上に素晴らしかったのに加えて、脇役のはずのKジャージ(映画初出演)も評判が高い。浅野・堀内といったトップクラスに互して彼らを嫉妬させるほどの演技を見せているのも興味深いところ。


小道具に登場する真っ赤なセリカ・コンバーチブル(ST 181改)はその先代モデル(160系)が登場当時「彼女が水着に着替えたら」にも出ていた希少車、これもストーリー上の必然性から選ばれたもので、思い出を大切にしている父親のキャラクターに沿ったもの。

伊江島で実際にコンバーチブルを乗り回していたら相当目立ったに違いないが、世界の浅野忠信(撮影はGグローブ賞受賞前)がなんの違和感もなく酒好きな島の工務店のオヤジになりきっているところは流石!伊江島がロケ地に選ばれたのにも訳があるので、本編でぜひヒントを探してほしいと思います。

去年初めて訪れた伊江島を舞台にこんな珠玉のストーリーが生まれていたとは!
沖縄先行公開に続いて、全国公開も開始。真摯な態度が好印象の照屋監督は次回作の構想も出来ているとかで、あとは興行成績に夢を託すばかりか?・・・・・


いいなと思ったら応援しよう!