地震による新幹線遅延の中で、夫婦で気づいた「心の余白」のこと【大人の時間を整える、AI生活デザイン術】
東北へ向かう新幹線の中で、あと少しで到着というところで列車が止まりました。
地震の影響による遅延でした。
初めての経験だったので、妻も私も、正直かなり不安になりました。
「大丈夫かな」「この先どうなるんだろう」
そんな気持ちが、じわじわと広がっていきました。
けれど、不思議だったのは、車内が思ったほどざわついていなかったことです。
もちろん、皆さんそれぞれに不安はあったはずです。
でも、声を荒らげたり、空気が荒れたりすることはなく、どこか静かで落ち着いていました。
そのとき妻と、「この地域の方にとっては、きっと初めてのことではないんだろうね」と話しました。
近くに座っていた、東北弁を話すお年寄りの兄弟夫婦づれの方々も、不安を感じていないわけではなさそうでしたが、ときおり笑い声を交えながら語り合っておられました。
その姿に、私はどこか大きな余裕のようなものを感じました。
到着後のことを思うと、仕事や約束があった方は本当に大変だっただろうと思います。
私たちは旅の途中でしたが、日常の予定の中でこうした出来事に向き合う方の負担は、きっと比べものになりません。
それでも、時間はかかりながらも、状況については丁寧にアナウンスが続いていました。
見えないところで、たくさんの方が復旧のために動いてくださっていることが想像できましたし、スタッフの方々も、こうした事態に備えて訓練を重ねてこられたのだろうと感じました。
待つしかない時間の中で、少しずつ感謝の気持ちが湧いてきたのを覚えています。
昔の私なら、きっともっとイライラしていたと思います。
予定が崩れることに腹を立て、落ち着かない時間そのものに疲れていたかもしれません。
でも今回は、少し違いました。
転職し、働き方が変わり、以前よりも自分の中に余白を持てるようになったことで、想定外の出来事に対する受け止め方も変わってきたのだと思います。
予定通りに進まない日には、その人の“今の余白”が出るのかもしれません。
旅の遅延は決してうれしい出来事ではありませんでしたが、それでも私はあの時間の中で、自分が少しだけ変わってきたことに気づけました。
そんなことも、旅の大事な学びのひとつだった気がしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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