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🐶ココとの出会い|ガラス越しの小さなアピール🐾

犬との出会いは、運命である。

……みたいな綺麗な話をよく聞くが、うちの場合は「チワワのご飯を買いに行ったついで」である。当時、うちにはすでに犬がいた。だから「新しい犬を飼おう!」なんて気持ちもない。ただホームセンターへ行き、ペットコーナーを通り抜け、いつものようにご飯を買って帰る。それだけのはずだった。

その日、娘が「トイプードルも可愛いね〜🐩💕」と言った。

ふと見ると、ガラスケースの中に小さなトイプードルがいた。後のココである。“ちょこん”と座っている。犬というより、失敗したモップみたいな顔をしていた。

しかも、よく見ると「売れ残りセール」と書かれている。

なんとも言えない切なさがあった。スーパーの半額シールみたいな勢いで命が並んでいる。現実としては必要な仕組みなのだろうが、「本日のお買い得品」みたいな顔で座っているココを見ると、ちょっと複雑な気持ちになった。

「まぁ可愛いけど、うちはもう犬おるしな」

そう言いながら帰った。

一週間後。またホームセンターへ行くと、まだココがいた。しかも、ガラスをカイカイしながら、こっちを見てくるのである。

あれはズルい。

犬の「見つめる」という行為には、人間の理性を溶かす何かがある。しかもココは、やたら人懐っこかった。知らない人にも尻尾を振り、「こんにちは〜💕」みたいな顔をしている。

「なんでこんな子が残ってるんやろ?」

そう思ったが、その日も帰った。

さらに一ヶ月後。またチワワのご飯を買いに行った。

……まだおる。

値段はさらに下がっていた。

その瞬間、なんだか気持ちが焦り始めた。「いやいや、なんで焦ってるねん」と思いながらも、「このままやと、ほんまにどうなるんやろ💦」という気持ちが頭から離れない。

そこからである。

「ちょっと様子見てくるわ」

そう言ってホームセンターへ行く回数が増えた。もはやご飯を買う用事すらない。ただのストーカーである。

三日後に見に行っても、またガラスをカイカイしてくる。二日後に行っても、まだこっちを見る。気づけば、完全に情が移っていた。

土曜日、妻と一緒に見に行くと、また値段が下がっていた。

「このままやと、ほんまに……」

そこまで言った時、妻が小さくうなずいた。そして、家族が増えることが決まった。今思えば、あの日ココがガラスをカイカイしていなかったら出会っていなかったのかもしれない。

もっとも、今のココを見る限り、あれは偶然ではなく営業だった気もする。若いお姉さん相手に、今でも全力で愛想振りまくからである。

🐶 ココのアンサー:ペットショップは暇や🥱
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🐾 ココの自己紹介:トイプー界のチャラボーイ🐶

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