【探本記】★4.0:すみれ荘ファミリア
通勤時間、なんと地獄の片道2時間。
そんな私がオーディブルに出逢った。
勇気を出して月額1500円。
オーディブルで聴いた本の感想をド正直に記します!
著者 : 凪良ゆう
朗読 : 井之上潤・久保田ひかり
良かった度 : ★★★★ (5段階)
面白いかった!
以前、著者の話題作「汝、星のごとく」を聴いていて、あまりの暗い内容に陰鬱な気持ちになり、耐えられず途中離脱しましたが、本作はまったく異なり、最初から最後まで本当に楽しめました。
「すみれ荘」の管理人(代理)を務める「一吾:いちご」は病弱でバカのつくお人よし。そんな彼の元にひょんなことから謎の作家「芥:あくた」が間借り人としてやって来て同居する。
個性豊かなすみれ荘の住人たち。両親。
そして登場人物がそれぞれに愛した相手。
抱えたバックグラウンドが複雑に絡み合い、やがて謎が明かされていく。
テーマはズバリ "愛" です。
"愛するがゆえ" に起こる、悲しいボタンの掛け違い。ややダークな内容もありますが、かと言って陰鬱な感じはなく、聴いていて辛くはありません。
話筋は明かされてしまえばありふれた王道な展開なのですが、幾重にも張られた伏線と、その回収が見事で、点と点が線で結ばれていくのが爽快で一気に読み進められました。
何か別の形でも続編があれば是非読みたい!そんな気持ちになる作品です。
