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【探本記】 ★5.0:宙ごはん

通勤時間、なんと地獄の片道2時間。
そんな私がオーディブルに出逢った。
勇気を出して月額1500円。
オーディブルで聴いた本の感想をド正直に記します!

著者 : 町田そのこ
朗読 : 池田海咲・他
良かった度 : ★★★★★ (5段階)

良かった。泣けた。
出会って良かったと思える1冊です。

"お母さん"と"ママ"。 二人の母を持つ少女「宙(そら)」は2人も母がいて幸せだぁと無邪気に思い、複雑な家庭環境に翻弄されながらも真っ直ぐに育つ。

訳あって長らく"ママ"と暮らしていたが、ひょんなことから、自由奔放でおよそ母親らしからぬ"お母さん"と暮らすことになる。お母さんは子供(宙)そっちのけで恋人と会い、家事は家政婦に丸投げ、授業参観など気づきもしない、挙句"もう無理"と言ったり、叩いたりの毒親ぶりを発揮する。
そして出会った「お母さんの後輩と言う金髪タトゥーの男」佐伯。
これまたひょんなことから宙はこの佐伯から "心の料理" を学ぶことになります。

ストーリーは宙、お母さん、ママ、佐伯の4人が複雑に絡み合いながらも、心を込めて作る料理 "心の栄養" を中心に進みます。

毒親、歪んだ家族、刷り込まれた呪いの言葉、家庭崩壊、ネグレクト、大切な人の死。かなり重いテーマが続きますが、1つひとつの伏線の回収が見事で、謎が解き明かされる度に「あぁ、そうだったんだ」と驚きます。
主人公達が辛い現実を受け入れ、前を向いた時、本当に暖かい気持ちになります。

池田海咲さんの朗読もすごいっ!
宙の幼少期から成長過程の変化、お母さん、ママ、佐伯、その他の演じ分けが神レベルで、コチラにも注目です!

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