【探本記】 ★3.5:蜜蜂と遠雷(上・下)
通勤時間、なんと地獄の片道2時間。
そんな私がオーディブルに出逢った。
勇気を出して月額1500円。
オーディブルで聴いた本の感想をド正直に記します!
著者 : 恩田 陸
朗読 : 島崎信長・佐倉綾音
良かった度 : ★★★✴︎ (5段階)
日本のある都市で行われる国際ピアノコンクール。その頂点に立つべく100人近い若者達(コンテスタント)が世界各国から集う。
コンクールに参加した「亜夜」、「マサル」、「塵(じん)」、「明石」の4人のピアニストが繰り広げる音楽ドラマです。
それぞれが天賦の才に恵まれた音楽家であり、まったく異なる個性、天才性を発揮して聴衆や審査員を魅了します。
4人の境遇、バックグラウンドが本当に面白く描かれていて、1次、2次と勝ち進むに連れて、互いの演奏に影響されつつ、時には自信を失い、時には迷い、悩み、自分の音楽を追求していく過程にワクワクします。
他のコンテスタントや審査員、指導者、記者、調律師やステージマスターなど、関係者目線の話も盛り込まれ、ストーリーの奥行きを広げます。
ただ、クラシックやコンサート、音楽全般の専門用語、独特の風習、言い回しが多用されていて、まったく音楽など知らない素人読者には「????」となる場面が沢山あります。(かなり難解な表現ばかり)
主人公たちの演奏の素晴らしさが全て音楽の専門用語で表現されているので "なんか凄い" 程度には分かるのですが、かなり難解です。
コンテストの勝敗を決するヒリヒリするスリルや、その雰囲気を楽しむ小説だと思います。
