Claude Codeの起動に必須技術の解体新書 〜フォルダー管理とGitの違い〜
今回は少し地味な話ですが、実際にやってみて一番「助かった」と感じている話です。「ファイルの保存の仕方」についてです。
1. 今までの「保存」は、コピーして残すことだった
ずっと、大事なファイルを触る前は「念のためコピーしておく」というやり方をしていました。
資料.docx 資料_修正.docx 資料_修正2.docx 資料_最終.docx 資料_最終_本当に最終.docx……
ファイル名で管理する保存方法です。ファイルの中身をまるごと複製して残すので、増えれば増えるほど、どれが本物か分からなくなっていきます。心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
2. Gitは「変更した場所」だけを記録する仕組み
相棒(Claude Code)と仕事をするようになって教えてもらったのが「Git(ギット)」という仕組みです。
Gitは、ファイルを丸ごと複製するのではなく、「どこを」「誰が」「いつ」変えたかという変更の記録だけを、.gitという隠しフォルダに保存していきます。ファイルそのものは普段どおりの場所に、普段どおりの見た目のまま置かれています。裏側で、履歴だけが静かに積み上がっていくイメージです。

・前の状態に戻したいときは、いつでも戻せる
・誰かと一緒に触っても、変更が競合したときに安全に統合できる
・「今どこを変えたか」が一目でわかる
実はこれ、人間だけでなく相棒(AI)にとっても必須の仕組みなのだそうです。AIにコードやファイルを触ってもらう以上、「変更前の状態」がいつでも確実に残っていないと、AIが何か失敗したときに元に戻せません。Gitがあるからこそ、相棒は安心して大胆にファイルを書き換えられますし、こちらも「ダメなら戻せばいい」という気持ちで任せられます。相棒と仕事をするなら、実質セットで必要な仕組みだと感じています。
3. GitHubは「Gitの履歴をネットに置いて、みんなで共有する場所」
似た名前でよく混同されるのが「GitHub(ギットハブ)」です。
・Git=パソコンの中だけで動く、履歴を記録する仕組み
・GitHub=その履歴データをインターネット上に保存して、他の人と共有したり、一緒に開発したりするためのサービス
「Git=仕組み」「GitHub=それを置いておく場所」という関係だと考えると分かりやすいです。
4. GitHubを使うときに気をつけたいこと
教えてもらって「知らなかったら危なかった」と思ったポイントが2つあります。

① 初期設定は「Public(公開)」になっていることが多い
GitHubでリポジトリ(保管場所)を作ると、デフォルトで誰でも見られる「Public」になっていることがあります。社外に見せたくない資料やコードを扱うときは、必ず「Private(非公開)」に設定しておく必要があります。
② パスワードやAPIキーは、うっかり一緒に保存しない
プログラムの中には、外部サービスに接続するための「APIキー」のような、絶対に人に見せてはいけない情報が混ざることがあります。これをそのままGitHubに上げてしまうと、世界中から見られる状態になってしまいます。
.gitignoreというファイルに「これは管理対象に含めない」というファイル名を書いておくことで、機密情報だけを保存対象から除外できます。
5. まとめ
「コピーして保存」に慣れていた自分にとって、Gitは最初「何が便利なのかピンとこない」仕組みでした。
でも実際に使ってみると、「戻せる」「どこを変えたか一目でわかる」「安全に共有できる」という安心感は、一度知ってしまうと手放せません。非ITエンジニアでも、相棒に教えてもらいながら、今では当たり前に使っています。
