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「夕飯、まだ?」のひとことに、私の1日の努力がすべて消し飛んだ気がした夜

「タイプ別ビジネス研究所」所長の、坪内薫(元そら)です。

ノウハウや他人の目に振り回され、自分の現在地を見失ってしまった個人事業主の方へ。
生まれ持ったビジネスの体質(風・火・水・地)を紐解きながら、心と身体をすり減らさずに、あなたらしく健やかに回るビジネスの道を一緒に見つける活動をしています。


家族の何気ない一言に、目の前が真っ暗になる。

今日1日、必死にパソコンに向かって積み上げた仕事の価値が、一瞬でゼロにされたような絶望。

動けないのは、あなたの仕事に対する覚悟が足りないからではありません。

あなたと家族のあいだの境界線が、ジュブジュブに滲んでしまっている証拠です。

起業して3年から5年。

家事や育児、日々の暮らしと両立しながら、自分のビジネスを軌道に乗せようと、人一倍努力してきた。

誰に雇われるわけでもない個人事業主として、自分で時間をやりくりし、孤独に作業を積み重ねる。

それなのに、夕方に家族が放った「夕飯、まだ?」という短い言葉。

その瞬間、張り詰めていた糸がプツリと切れ、激しい悔しさと虚しさに襲われます。

私はあなたの家政婦じゃない。

私の仕事は、その程度のものだと思われているのか。

心の中でドロドロとした怒りが渦巻く。

怒りを抑え込んでキッチンに立ちながら、情けなさで涙がこぼれそうになる。

このままではいけないと分かっていても、次の日からパソコンを開く手が重くなる。

成果が出ない原因は、あなたのノウハウや能力の不足ではない。

生まれ持ったビジネスの体質、特に「水」のエネルギーが過剰になり、境界線を見失っているからです。

水の体質を持つ人は、相手の気持ちに寄り添い、受け入れることがとても得意。

お客様の痛みを我がことのように感じ、親身になってサポートできる素晴らしい才能があります。

この体質が行き過ぎると、周囲の空気や他人の感情をスポンジのように吸い込みすぎてしまう。

気がつけば自分の境界線がジュブジュブに滲み、心が重い水たまりのようになって身動きが取れなくなります。

家族の要望を断れず、自分の仕事の時間やエネルギーを侵食させてしまうのも、この体質の罠。

家の中の空気を壊したくない一心で、自分の優先順位を一番最後に下げてしまう。

その結果、自分の仕事スペースも、働く時間も、精神的なエネルギーも、すべて周囲に明け渡してしまう。

その悔しさ、私も痛いほど分かります。

10年前の私も、まさにこのジュブジュブの水たまりの中で溺れていました。

ボディセラピストとして独立したものの、自宅での作業が多く、家族からは「いつでも動ける家にいる人」として扱われていた。

日中、ブログを書いたり、顧客カルテを分析したり、必死に頭をフル回転させて仕事をしている。

夕方、仕事の区切りがつかないまま、帰宅した家族から「今日のご飯何?」と声をかけられた。

頭に血が上ると同時に、激しい虚しさが襲ってきた。

私のやっていることは、ただの趣味だと思われているのか。

これほど必死に取り組んでいるのに、なぜ誰も私の仕事を尊重してくれないのか。

怒りに任せて家族に当たってしまい、家の中の空気は最悪になりました。

境界線が引けない私は、お客様に対しても同じ過ちを犯していました。

営業時間外の夜中であっても、お客様から相談のメールが来れば、すぐに返信しなければとスマホにかじりついた。

相手の不安や不満をすべて自分が引き受けようとして、心身ともに疲れ果ててしまいました。

結果、自分のエネルギーが完全に枯渇し、体調を崩して予約をキャンセルせざるを得なくなった。

お客様を幸せにするために始めた仕事なのに、結果的に顧客に多大な迷惑をかけ、家族との関係もボロボロ。

誰のために、何のために働いているのか分からなくなり、暗い水底に沈むような日々を過ごした。

自分の足元がドロドロに崩れていく恐怖を、身をもって知っています。

あなたが今、家族の一言に絶望しているのは、決してあなたが悪いのではない。 ただ、優しすぎるがゆえに、境界線が薄くなっているだけ。 自分の感情を否定せず、そのモヤモヤする感情を、そのままノートに書きなぐってみてください。 綺麗に書く必要はない。 感情を紙の上に吐き出すことで、淀んでいた心の水が、少しずつ流れ始めます。

明日の仕事の前に、すぐできる微細なアクションを提案させてください。

まずは、手を石鹸で丁寧に洗ってみる。 冷たい水と泡の感覚に意識を向け、「ここから先は自分の領域」と心の中で明確に境界線を引いてみる。 物理的に手を洗う行為が、他人のエネルギーを洗い流し、自分を守るスイッチになります。

自分の感情が他人の機嫌と混ざり合っていると気づいたら、「他人の機嫌は他人のもの」と明確に区別する。 家族が夕飯を気にするのは、ただお腹が空いているだけで、あなたの仕事の価値を否定しているわけではない。 相手に合わせる前に、「自分はどうしたい?」と自問する癖をつける。

足元を整えるケアとしては、内くるぶしの下、膀胱の反射区を親指で円を描くように優しく押してみる。 さらに、ふくらはぎを下から上へ、老廃物を流すようにさすって、滞った体液の循環を促してあげる。 身体の巡りが良くなると、心の境界線も自然としっかりとした形を取り戻します。

大げさな目標を掲げる必要はない。

自分の体質を知り、身体の感覚を少しずつ整えていく。

淀んだ水をサラサラと流し、自分の領域を守ることから、地に足のついたビジネスがもう一度始まります。

もし、あなたの心の重荷が少しだけ軽くなったのなら、そっと『スキ』で教えてください。

その小さな灯火を励みに、私もまた明日から、自分の足で歩いていこうと思います。

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