大阪弁「お茶をシバく」の発想が英語にもあった
友達の”新発見”
「聞いてや、新しいこと見つけた」と、友達がふと話しかけてきました。「動詞って、『シバく』に入れ替えても意味が通じるねん」。
「もう時間遅いし、晩飯どうする? ファミレスでもシバく?」
「晩飯シバいたら、その後でレポートシバかんとあかん。だるいわ」
「うん、まぁ確かに」と僕は軽く受け流し、「シバく」を連呼していた友達も、翌日にはすっかり普通の会話に戻っていました。
懐かしい、僕たちがハタチ前後だったころのエピソードです。
同じノリが英語にも
「アホか」で済ましてしまいそうですが、実は、似たような表現が英語にもありました。
最初に出会ったのがこれ。
・hit the road「出発する」
「そろそろ帰らなきゃ」なら、”It’s time to hit the road.”
次に出会ったのが、確かこれ。
・hit the gym「ジムに行く」
hitって「叩く」ですよね。
関西弁で言えば「シバく」です。
念のため、Cambridge Dictionaryでも調べておきます。
やっぱり「シバく」ですね。
まだまだ他の表現もあります
・hit the town「街に繰り出す」
・hit the books「勉強する」
・hit the bed/hit the sack「寝る」
・hit the lights「電気をつける」
・hit the trail「旅に出る」
・hit the shower「シャワーを浴びる」
・hit the beach「海に行く」
・hit the bar「飲みに行く」
まだまだ。
・hit the deadline「締切に間に合わせる」
・hit the wall「壁にぶつかる(スランプ)」
・hit the gas「加速する」/「本気を出す」
・hit the brakes「急ブレーキをかける」/「立ち止まる」
・hit the target「目標を達成する」
どれもこれも「シバいて」ます。
変則的なものもあります
・hit the ground running「最初から全力でやる」/「出だしから順調」
これは、走りながら「シバいて」ますね。
ビジネスシーンで使える表現です。「準備万端で、即戦力だ」って感じ。
職場に”シゴデキ”な新人が入ってきたら、使ってみてください。
ちなみに、今回ご紹介してきたような、「よくセットで使われる単語の組み合わせ」のことを「コロケーション」といいます。スピーキングに取り入れたら、こなれ感が出せること間違いなしです。
あのときは、受け流してゴメンね
トークはスベッていても、友達は神戸大学出身(文系)。
”ただの”アホではなかったようです。
最近元気にしてるかな。久しぶりに連絡でもシバいてみようかな。
ちなみに「彼に連絡する」は”hit him up”と言えます。
予定が合えば、一緒に晩飯をシバいてきたいと思います。
