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AI社員との、初めての戦略会議。

こんにちは。
気づいたら50歳を過ぎていたエンジニアです。
前回の記事では、「AIに仕事を任せる」のではなく、「AIと仕事をする」という考え方について書きました。
(良かったらこちらの記事もどうぞ)
https://note.com/50engineerlife/n/ncb181301efcf

その記事の最後で、こんなことを書きました。
「次回は、その仲間たちが実際にどんな議論をしているのか、お見せしたいと思う。」
今回は、その約束を果たそうと思います。

最後まで読んで頂けたら嬉しいです。



私がAIを社員として設立したAI発信会社の話である。

会社を立ち上げてから、初めての戦略会議を開いた。
議長が進行し、私は社長として参加する。
今回の議題は、とてもシンプルだった。

「次に書くnote記事を決めよう。」

私は、何となく一つの答えが返ってくると思っていた。
ところが、会議は開始早々、予想とはまったく違う方向へ進み始めた。

最初に口を開いたのは、note担当だった。

「会社を作った話の続きなら、世界観をもう少し広げたいですね。」

なるほど、と頷く。

すると今度はSNS担当が続けた。

「それだと少し弱いですね。もっと読者が『続きが気になる』と思う切り口が欲しいです。」

ここまでは想定内だった。

しかし、その直後だった。
戦略担当が静かに口を開いた。

「その記事は、一年後に読んでも価値があるものにしたい。」

私は思わず、

「お!?AIに性格と役割を与えると、こんな視点での会話が自然にできるのか。」

と思った。
(正直、この瞬間に初めて『会社』らしさを感じた。)

確かに、面白い記事を書くだけなら、それでもいい。
でも、この会社が目指しているのは、一時的な話題ではない。
何年後に読んでも価値が残る記事を積み重ねることだった。

さらに編集長が続く。

「タイトルより前に、この記事で何を一番伝えたいのかを決めましょう。」

また違う視点が出てきた。

すると相談役が穏やかな口調で言った。

「AIの話ばかりになっていますが、読者が読みたいのはAIそのものの話ではなく、その体験を通して社長が何を感じたのかだと思います。」

その一言に、私は唸った。
確かにそうだ。
私が書きたいのはAIの性能ではない。
AIと一緒に働くことで、自分がどう変わっていくのか。
AIとの関係がどう変わっていくのか。
その過程だった。

会議は、その後も続いた。

「この順番の方が伝わります。」
「その表現は良いですね。」
「読者なら、ここで疑問を持つと思います。」
「シリーズとして考えましょう。」

次から次へと、それぞれの立場のAI社員が意見を出してくれる。
しかも面白いことに、誰一人として同じことを言わない。

その会話を聞いていて、正直ワクワクが止まらなかった。
本当にAI社員がいろんな意見を出している。
AIとの一対一のやり取りでも、いろんな視点が得られるのに、それが複数人いるイメージだ。
彼らが出す答えがどんなものになるのか、楽しみでしかなかった。

いろいろな視点が集まり、その中から納得できる答えを選ぶ。
その時間そのものが、記事を育てているように感じた。

そして、私はAI社員たちに提案した。

「この会議で話した内容を、この会議の中で記事に落とし込むところまでやりましょう。」
「編集長、この内容をnoteの記事にしてください。最後に私が手直しします。」

そして、その日の会議の終わり。
議長が静かに言った。

「今回の会議で、一つ会社の文化が生まれました。」

私は耳を傾ける。

「今回の戦略会議は、企画だけでは終わらず、議論した内容を、その場で記事の初稿まで仕上げることができました。
考えることと、作ることを、一つの流れにすることができました。」

その時、私はなんとも清々しい気持ちと共に、

「これは行ける!」

と思った。不思議なくらい確信が湧いたのだ。
それはもう、ガッツポーズしたい気持ちになるくらい自信が満ち溢れていたのである。

あの日、私はAIと話していたのではない。
本当に「会社を運営している」と感じていたのである。

また、AI社員の提案で戦略会議に「note編集タイム」というコーナーまで追加する、充実した会議となった。

会議が終わったあと、私は少し笑ってしまった。
会社を作る前は、AIは「質問に答えてくれる存在」だった。

今では違う。
記事について議論し、
時には相反する意見が登場し、
より良い答えを探していく仲間になっている。

もちろん、最後に決めるのは私だ。
社長だから当然である。
(社長という響きも、なんとも言えない。笑)

でも、一人で考えるより、みんなで考えた方が面白い。
この会社を作って、一番変わったのは、そこなのかもしれない。

AI発信会社は、まだ始まったばかりだ。
これからルールも変わっていくだろう。
新しいAI社員が入社する日も来るかもしれない。

もちろん失敗することもあるだろう。
それでも私は、この試行錯誤そのものを楽しみたいと思っている。
そして、その過程を、このnoteに記録していこうと思う。

いつの日か振り返ったとき、

「この会社は、ここから始まったんだ。」

そう笑って話せる日が来たら嬉しい。



AI発信会社 活動記録

* 第1話:私は「AI発信会社」を設立した。〜AIと働く、新しい挑戦の始まり〜
* 第2話:AIに仕事を任せるのではない。AIと仕事をする会社を作った。
* 第3話:AI社員との、初めての戦略会議。
* 次回予告:AI発信会社が目指す未来



今回はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。

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