好きな人にとっての僕
「あたし、優しくて、面白くて、背が高い人が好きなの。」
「なるほど…と、ということは…。ぼ、僕は……。」
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取扱説明書
第一条 本人のパートナーとして相応しい人を見つけることを目的とする。
第二条 以下に掲げる事由に該当する者は、恋愛対象とする。ただし、本人においてタイプでないと認められるときは、この限りでない。
一 優しい
二 面白い
三 背が高い
2 前条各号に該当する者であっても、以下に該当する者は、友達以上恋人未満とする。
一 本人の居住地を出発地点として移動距離が三十キロメートルを超えるところに居住する者
二 年齢に十以上の差がある者
三 喫煙をする者
四 浪費癖が明らかに目立つ者
3 前条各号に掲げる者であっても、以下に該当する者は、情状により、恋愛対象とする。
一 面会時に運転及び送迎することを厭わない者
二 心身ともに健康である者
三 電子タバコ及び電子タバコに準ずる器具を用いる者
四 本人のために浪費をする者
第三条 前条に掲げる者以外で、本人が特に惹かれる魅力があると認める者は、恋愛対象とみなす。
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第1 僕は、好きな人にいう「恋愛対象(取説第2条1項本文)」に含まれるか。
1 まず、僕は、「人」であるから「者(第2条1項本文)」にあたる。
2 では、「優しい(第2条1項1号)」といえるか。
(1)取扱説明書は、「本人のパートナーとして相応しい人(第1条)」を目的とするから、「優しい(第2条1項1号)」とは、本人に対して特に優しく、かつ、他者に対しても相当に優しさを待って対応する人をいうと解する。具体的な判断要素として、(a)本人に対して好きであることや本人の可愛いところを的確なタイミングで伝えることを継続して行う事由があること、(b)本人の話を聞き、かつ、本人が満足する回答を提供する事由があること、(c)店員さんへの対応が丁寧であること、を総合的に考慮して判断する。
(2)僕は、本人に対して、好きであることや、美しい瞳であること、ネイルのセンスが良く可愛いと伝えたことが繰り返しあるが、唐突に会話と関係なく発言したものであって、的確なタイミングであったとはいえない(a)。僕は、本人と、定期的に、深夜12時から午前1時30分の間、電話とSNSのトークを用いて、悩み事や日常の出来事を共有し、その際本人が数回笑っていたことから、満足する回答を提供したといえる(b)。僕は、飲食店で注文の際、ですます調で会話をすることを前提に、お会計時にはご馳走様の挨拶を欠かさずしているから、対応が丁寧であるといえる(c)。以上のことから、僕は、本人に対して特に優しく、かつ、他者に対しても相当に優しさを待って対応する人であるといえるから、「優しい(第2条1項1号)」といえる。
3 以上のことから、僕は、本人にとって「優しい(第2条1項1号)」「者(第2条1項本文)」(人)であるといえるので、「恋愛対象(第2条1項本文)」に含まれる。
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「つ、付き合って下さい…!!!」
「ご、ごめんなさい。。あなたは「優しい人(第2条1項1号)」だけど、、、タイプじゃないの(第2条1項だだし書)。。本当にごめんなさい。。」
「そ、そんなあ。。。なんでだよ。。。。あ…でも…僕…面白く(第2条1項2号)もなければ、背が高く(第2条1項3号)もなかったよお。。。」
END
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