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my machines

私の趣味はバイク。
自転車ではなく、エンジンがついているほうの、所謂モーターサイクルというやつだ。
三度の飯より好きとは言わないけれど、三度の飯と同じくらい好き、とは言いきれる。

ツーリングの相棒は、VTRという、250ccのホンダのバイク。
バイク便によく使われるほど、頑丈で扱いやすい。
下手くそで、何度も転びながら運転を覚えた私には、神様のような1台だ。
私はこのバイクを、心の奥底から愛していて、何時間乗っていても、飽きるということがない。
乗るのが楽しくて楽しくて、東北最南端にある私のベースから、能登半島や男鹿半島、そして下北半島まで、泊まりがけで1,000km超えのソロツーリングに行ったりもした。

私は、この空色のバイクのミラーが切り取る、青空の欠片が大好きだ。
これを見る度に、皆に平等に分けるお菓子を、自分だけひとつ多くもらえた時のような、嬉しい気分になる。

乗り始めた頃、私は「バイク似合わないね」とよく言われた。
身長が低いとか、下手くそだとか、いろいろ理由はあったかもしれないが、きっとお互いに、なかなか馴染めなかったのだろう。
でも、今はよく「その青いバイク、似合うね」と言ってもらえるようになった。
30,000kmの距離と時間を共有して、やっとお互いに、相棒になれた証拠かなと思っている。

もう1台の愛機が、6月にやってきたばかりの、スーパーカブ110。言わずと知れたホンダの名機だ。
バイクに乗らない方も、きっと、スーパーカブはご存知だろう。
世界で1億台売れた、配達に営業に大活躍の「はたらくバイク」。
知人が、カブを「バイクの原点にして頂点」と称していたが、自分で乗ってみると実に納得だった。
カブ独特のクラッチ機能で、このバイクは、エンストをしない。
マニュアルのバイクにとって、エンストはしばし、立ちゴケ(低速や停止時の転倒)の引き金になる。しかし、カブにはそれがないので、普通のバイクでは技術を要する、低速走行やUターンがとても楽なのだ。
道を選べない仕事の場面で、これは優秀過ぎるほど、優秀な特長だと思う。

私はこの優れた1台を、通勤や買い物に愛用している。
狭かったり、角度があることも多い駐輪場で、エンストしないこのバイクは、本当に楽なのだ。どこにでも入って行けるし、どこからでも出られる。これは、2輪乗りにとって、本当にありがたい。
そして、スーパーカブでトコトコ走ること自体が、なかなか楽しい時間でもある。

私にとって、バイクを持つ、それも2台も持つというのは、実は分不相応な贅沢なのだろうと思う。
けれど、一生にひとつだけの贅沢、と決めて手に入れたバイクは、私の人生をカラフルに彩ってくれている。

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