見出し画像

【1分エッセイ】子供の頃に描いた夢は、儚く散った

小学校の高学年頃だっただろうか。

ボクは、下着メーカーに就職したかった。

もちろん、女性の下着を取り扱っている方だ。

仕事に就けば、公然と女の子の秘部が覗ける。

素晴らしい仕事だと思う。

いずれ就職するならと、かなり本気だった。

中学に上がり、どこもそれなりの大手企業だと気づく。

残念ながら、勉強をせず成績も悪かった。

就職は無理だろう。

女性下着メーカーへの、夢は途絶える。

次に憧れたのは、AV男優だった。

理由を説明するまでもない。

すごくおいしい仕事だと思った。

ただ、1つ懸念点がよぎる。

母親に言えない。

世間的に、あまりよろしくない学生だった自覚はある。

でも、母親へ伝える勇気もないチキン野郎だった。

スタート前に、早くもつまずいてしまう。

どう説明すべきかと、すごく悩んだ時期がある。

「友達に誘われちゃって…」

(断れって言われそう…)

「歩いてたらスカウトされて…」

(嘘っぽく聞こえるな…)

「ずっと前から憧れてたんだ…」

(口が裂けても言えない…)

かといって、そう簡単に諦めら切れない。

あれこれ考えてたら、同じ悩みを持つ仲間がいた。

正確には、1人ではない。

当時、みんなとどこで話したか今も覚えている。

話し合った仲間は、ほぼみんな同じ夢を抱いていた。

狭い範囲であったが、ボクらが憧れた職業No. 1である。

先のことなど考えていなかったヤツも、少なくない。

ボクらの意見を聞いて、「俺もそうするわ」とか言ってた。

「ちゃんと将来のこと考えろよ」

熱く説教していたヤツの夢も、AV男優だった。

母上に納得いただける、イメージが湧かない。

ならば、撮る側ならいいじゃんと思いつく。

「カメラマンになるわ!」

これなら言えそうである。

仲間の中で、ボクは一歩先を見据えていたかに思えた。

その後、ラブホテルで働くきっかけがあり、現実を知る。

清掃とかすると、色んな趣向のある方々を知る。

本当に、業界のカメラマンになれたとしよう。

自分の興味がない分野も、嫌でも見なければいけない。

これもダメだと諦めることにした。

高校の卒業が近づく。

進路は何も決まっていなかった。

というより、勉強はおろか就活もしてない。

20年以上も前のことだ。

アホだったなと思いつつ、当時を思い出した。

ふと気づいたが、根底にある発想が変わってない。

人の成長って、なんだろう。

今では女性下着メーカーや、AV男優さんが大変って知っている。

これが、成長というものか…

なんだか少し違う気もする。

今もパンチラ大好き。

こんな大人になってると、思いもよらなかったよ。

とほほ…

【関連記事】

【初月無料のメンバーシップ】

気になりゃ入ろう、合わなきゃやめよう!

初月無料なので、お気軽に❤︎

いいなと思ったら応援しよう!

ヒトタラヲ チップなんて…そんな…恐縮です…ありがとうございます!

この記事が参加している募集