離婚して9年、本気で困ったことは電球だった
離婚して困ったことは何ですか、と聞かれたら。
ちょっと考える。
で、今のところ2位までは出る。
1位:子どもが結婚するとき
相手のご両親との顔合わせとか、結婚式とか。
ああいう場は、父親がいたほうが、なにかと体裁がいい。
向こうは二人、私は一人。
だから、ちょっと心細い。それだけなんだが。
2位:電球が切れたとき
今、まさにそれで困っている。
リビングの電球が切れた。
脚立に乗っても届かない。惜しい。
あとちょっとなのに届かない。
子どもたちは近くに住んでいる。
でも、電球ひとつで呼び出すのも気が引ける。
緊急事態ではない。
一か所切れたくらいじゃ生活はできる。
なんか薄暗い。
ただ、それだけ。
でもこういうとき、
「電気切れた。替えて~」
で動いてくれる人がいたのは、地味によかったなと思う。
そして3位:特にない
考えても、出てこない。
ってことは、たぶん困ってなかったんだと思う。
離婚したら大変でしょ、と言われるけど、
意外と人は何とかする。
お金も、暮らしも、その都度どうにかしてきた。
今までひとりでやったことがないことも、
やってみたら、なんとかなった。
で、9年たって実感するのは、電球。
もっとこう、人生レベルで困るのかと思ってた。
でも実際は、薄暗いリビングで
「あー、誰か替えてくれないかなー」
と思うくらいである。
つまり私は、意外とちゃんと一人で生きている。
深刻そうに見えて、今いちばんの悩みが電球。
そう思うと、離婚後の人生も、それほど悪くない。
